明日の対ヒューストンテキサンズ戦ですが、マイアミドルフィンズが最も警戒すべきはやはりQBマット・シャウブとWRアンドレ・ジョンソンのホットラインでしょう。このホットラインを分断すればドルフィンズ勝利の可能性は大きく上がります。

ジョンソンをカバーするのはCBボンテ・デービスでしょう。デービスはトレーニングキャンプからプレシーズンにかけては同僚の新人CBショーン・スミスに先を越された感じだったんですが、シーズンが開始されて試合を重ねる毎に徐々に実力を発揮しており、現在チームトップの4インターセプトを記録しています。ただし、新人らしくよかったり悪かったりとプレーに波があります。

ジョンソンを抑えるにはデービス1人では苦しいのでドルフィンズはやはりダブルチームでのカバーが必要になってくるでしょうね。なんとかジョンソンのパスレシーブを100ヤード以下に抑えたいところです。

さらにショウブに対するパスラッシュも必要になります。ドルフィンズはここまでNFL2位のQBサック数40を記録しています。しかし一方テキサンズは1試合平均で1.6個しかQBサックを許しておらず、特にここ3試合では全く許していません。LBジョーイ・ポーターとジェイソン・テイラーを中心とするドルフィンズのパスラッシュがどれだけショウブにプレッシャーをかけられるかが鍵となりますね。

あと最も大切なことはターンオーバーをしないということです。昨シーズンのドルフィンズはシーズンを通してわずか13回のターンオーバーを犯していなかったんですが、今シーズンはすでに25回、特に過去4試合では12回のターンオーバーを犯しています。

その中でQBチャド・ヘニーはその4試合ですべてインターセプトを記録しており、計8つのインターセプトを犯しています。チームはその4試合で2勝2敗ですが、ヘニーは負けた試合ではいずれも3つのインターセプトを犯しています。特に試合後半の勝負どころでのミスが多いのでそこを注意することですね。

ヘニーのプレーを安定させるためにはオフェンスラインがしっかりとガードすることが重要になってきます。タイタンズのパスラッシュはDEマリオ・ウイリアムスがいるものの、そんなに厳しくはないと思います。しかし今シーズン、タイタンズがこの時期までプレーオフ進出争いに絡んできている理由はディフェンス力の向上によるところが大きいと思います。その意味でもオフェンスラインのプレーは鍵になるでしょうね。

そしてドルフィンズはホームゲームでもありますし先に点を取ってリードを奪いたいです。ランプレーを中心としてボールを進めて時間をコントロールするという本来の試合運びで、とにかくミスをしないことが勝利のポイントでしょうね。