オーバータイムにおけるルール変更が決定しました。それによるとプレーオフ限定でコイントスで攻撃権を得たチームが最初の攻撃でFGを決めた場合にもう一方のチームにも攻撃権が与えられ、それで再び同点になった場合は従来どおりのサドンデス方式で決着をつけるというものだそうです。

ただ個人的には非常に中途半端で、結局は従来のサドンデス方式とあまり変わらないのではないかと思います。NFLのオーナー陣の中にはこれで公平になったと喜んでいる人もいるようですが、実際1994年以降オーバータイムでコイントスで最初に攻撃権を得たチームが得点をあげて勝利した確率は34.4%だそうです。ということはコイントスに勝っても65%以上は最初の攻撃では得点を取れていないんですよね。

今回の改正はルールを複雑にすると同時に試合時間をいたずらに長くするだけだと思うんですが今までのルールの方が緊迫感があってよかったと思います。