マイアミドルフィンズの2011年シーズンのコーチングスタッフが概ね決定したようです。注目のQBコーチにはWRコーチだったカール・ドレルが就任しました。それでWRコーチの後任はアイク・ヒリアードかと思ったらヒリアードはアシスタントで、WRコーチはオフェンシブクオリティコントロールコーチだったスティーブ・ブッシュが就任しています。その他注目すべき人事はブッシュの後任にHCトニー・スパラノの息子が就任しています。

ドレルのQBコーチ就任は意外でした。ただ、この結果を見て思うことは、ドレルは新ОC候補にもあがっていたわけですし過去にQBコーチの経験がないので、ドレルがОCでブライアン・ダボールがQBコーチを務めてもよかったのではということです。

あとスパラノの息子であるトニー・スパラノJr.ですが、昨年はUFLのハートフォードコロニアルズでアシスタントディフェンシブラインコーチを務めており、大学時代はDEとしてプレーしていたようです。かつてドン・シューラも自分の息子をアシスタントコーチに就任させましたが、それと同じような状況ですね。

まあ何はともあれこれでコーチ陣の顔ぶれが決まったわけですからチーム力向上に期待したいんですが、今後もう1人入れ替わりがあるかもしれません。アシスタントHC兼セカンダリーコーチのトッド・ボウルズがアリゾナカージナルスのDC就任についての面談を受けたそうです。

ボウルズはカージナルスのHCケン・ワイゼンハントとは2000年にニューヨークジェッツで一緒にアシスタントコーチを務めた間柄だそうです。ボウルズもDCの職に興味を持っているということですから、あるいはドルフィンズを去るかもしれません。もしそうなった場合は現アシスタントセカンダリーコーチのジョー・ダナがボウルズの後任のセカンダリーコーチを務めるものと思われます。