ブライアン・コックスが正式にドルフィンズのコーチングスタッフに加わったようで、今日、公式ウェブサイトにも掲載されていました。当初はディフェンスコーチのアシスタント的な役割かと思われていたんですが、正式な役職はパスラッシュコーチだということです。

コックスはドルフィンズの他にシカゴベアーズ、ニューヨークジェッツなどNFL12年のキャリアで5チームに在籍し、145試合の先発を含む165試合に出場しています。ドルフィンズ時代の1992年シーズンに14QBサックを記録していますが、通算では51.5QBサックとそれほどパスラッシュが激しかったわけではありません。まあポジション的にはインサイドLBが多かったでしょうから、その割にはQBサックは多いんでしょうかね。

ドルフィンズには昨シーズン、AFC2位でNFL3位の14QBサックを記録したLBキャメロン・ウェイクがいるんですが、チーム全体ではNFL9位タイの39QBサックでした。ウェイクをさらに生かすためにも、特に反対サイドのОLBのパスラッシュ向上は必須です。チーム全体で昨シーズン以上にQBサック数を増やしてもらいたいです。

ただ、コックスには技術的な面もそうですが、精神的な面でもドルフィンズの若い守備陣に指導してもらいたいと思います。実際その面の指導でコックスが長けているのかどうかわかりませんが、現役時代のプレーを見ているとそんなところに期待してしまいます。