まだ2試合しかしてないのであまり参考にならないかもしれませんが、ドルフィンズのトータルオフェンスはNFL10位、そして20ヤード以上のパスプレーは同3位の11回だといういことです。初戦の対ニューイングランドペイトリオッツ戦での数字が大きく影響しているんですが、その割には平均得点は同25位の18.5点です。やはり決定力不足は深刻です。

その他の数字を見ても、オフェンスが敵陣20ヤード以内のレッドゾーンに侵入した回数は10回でNFLで2番目に多いんですが、TDを取ったのは10回中半分以下の4回、さらにあとの6回のうち得点に結びついたのはFG2本のみで、その他の4回はほとんどミスに終わっています。昨シーズン、レッドゾーン内でのオフェンスが最悪だったのがカロライナパンサーズで、得点率は66.7%でしたが、今のドルフィンズはそれより悪い60%です。

またレッドゾーン以外では3rdダウン時の1stダウン更新率が非常に悪く、2試合合計で26回中わずかに6回しか成功していません。これはNFLで3番目に悪い数字です。さらに3rdダウン時で7ヤード以上獲得したプレーは26回中11回のみ、大事なところでのオフェンスの弱さが浮き彫りとなっています。

オフェンスのこういうところを改善すれば、相乗効果でディフェンスの方もよくなると思うし、相手チームに与えるダメージもより大きくなります。現在のドルフィンズのオフェンスでは相手チームはあまり怖さを感じないでしょうね。オフェンスの向上はまだまだですね。