ドルフィンズは先週試合がなくて、このジェッツ戦は十分に対策が立てられる試合となります。ドルフィンズは現政権になってからジェッツの本拠地の試合では3戦全勝と相性はいいです。加えて現在のジェッツは強豪相手とはいえ3連敗中と不調、しかもこの連敗中にチーム内での不協和音が発生していますので、チーム状態は決して良くありません。

ただ、ドルフィンズもそれを上回るほどチーム状態は最悪です。今シーズン未だ勝ち星なしの4連敗、しかも正QBチャド・ヘニーが欠場して控えのマット・ムーアが出場します。またジェッツ同様、ドルフィンズも成績不振からくるチーム内批判なども出ているようですから、なおさら勝つことは厳しくなってきます。

そんな中でドルフィンズ側の明るい材料としては怪我で欠場していたCBボンテ・デービス、DEトニー・マクダニエル、LBコア・ミーシーが復帰してくることです。またRBダニエル・トーマスも怪我の回復具合は微妙ですが、どうやら出場できそうな気配です。

ジェッツはこの3連敗中、オークランドレイダースに234ヤード、ニューイングランドペイトリオッツに152ヤードと、相手にランプレーでヤードを稼がれてランディフェンスに不安があります。トーマスがジェッツのディフェンス相手にどれだけ走れるかがドルフィンズのオフェンスにとっては鍵になりそうです。

しかしジェッツはパスディフェンスは強く、トーマスが走れなくてムーアがパスを数多く投げなければいけない展開になるとドルフィンズの勝機はほとんどなくなると言っていいでしょうね。

この両チームの間では、先日ドルフィンズLBジェイソン・テイラーが、ジェッツQBマーク・サンチェスよりヘニーの方が上だという発言をしていますが、今回の対戦ではヘニーは出場しません。しかしテイラーの発言によってサンチェスの闘志に火がついているのは間違いないので、このサンチェスが大活躍するようなことにならなければいいんですが…

バイウイーク明けのドルフィンズがどこまでチーム力を立て直せているのか、そのあたりを注目したいんですが、ただこの試合はいくらジェッツがチーム力が落ちているとはいえ、厳しい戦いになりそうですね。