元ドラフト1巡目指名CBボンテ・デービスがインディアナポリスコルツにトレードされたというニュースが飛び込んできました。これには正直驚きました。確かに今年のデービスは先発の座を追われて控えに降格していましたが、まだ24歳と若いし、昨シーズンはチームトップの4インターセプトを記録しているなど、実力はある選手でした。

ただ、デービスは精神的な面なのでしょうか、プレー内容にムラがある選手です。昨シーズンもチームが開幕から連敗を続けていたところで、やる気をなくしていたのを退団したSイェレマイア・ベルに注意されて、確か出場停止にもなっていたと思います。

加えてもう1人のCBショーン・スミスの契約が今シーズン限りで切れるのでこれを引き止めたい、またFAで獲得したリチャード・マーシャルが先発で使える目処がつき、さらに3年目のCBノーラン・キャロルが成長してきたということで、来シーズンで契約の切れるデービスを条件のいいうちに放出したということは言えると思います。

ドルフィンズは今回のトレードの見返りとして、来年のドラフト2、6巡目指名権を獲得することとなりましたが、このドラフト指名権を使って手薄なWRか、あるいはデービスの代わりのディフェンスバックを獲得する可能性もあるということです。

しかし、現時点ではディフェンスバック陣の戦力ダウンは否めませんので、パスディフェンスに関してはさらに期待できないものとなりそうです。ただ、そうは言っても現有戦力でやるしかないので、若いディフェンスバック陣の奮起と向上を望みたいところです。

デービスの潜在能力は素晴らしいものがあると思うので、今回手放すのは非常に惜しいのですが、仕方のないところです。デービスは3年間、我々ファンを楽しませてくれました。新天地での活躍を祈っていますが、対ドルフィンズ戦では大人しくしていてもらいたいですね。