ドルフィンズは開幕に向けたロースターカットで9人の選手を解雇しました。その中には昨年先発FBだったジャーボースキー・レーン、FAで獲得したベテランOGランス・ルイスの名前もありました。

レーンは昨年新人ながら16試合すべてに出場して、ランで2つ、パスレシーブで1つの計3つのTDを記録していました。トレーニングキャンプではベテランのエバン・ロドリゲスとポジション争いをしていたんですが、純粋なFBタイプのレーンに対して、ロドリゲスはTEの役割もこなせるということで、レーンを切ったのでしょうか。

パスオフェンス全盛の現在のNFLでは、FBの存在価値というのが非常に薄くなっています。それに加えてドルフィンズは先発TEとして期待していたダスティン・ケラーが怪我でシーズンアウトとなっており、TEの選手が手薄です。53人という限られたロースターの中では残念ながらレーンを残すことはできなかったんでしょうね。

そしてルイスですが、一時は先発RGとして使えるのではという期待もあったのですが、怪我の回復具合が思わしくなかったのでしょうか。体調が万全ならばカットしないでしょうが、カットしたということはそのあたりが問題だったのだと思います。

今回のロースターカットで選手は75人となりました。日本時間の9月1日には開幕の53人に絞られますので、あと22人の選手が解雇されるわけです。残り1試合のプレシーズンゲームなどがその判断材料となりますが、最終的に残るのは誰なのか注目されるところです。

ところで解雇といえば、ドルフィンズを解雇されたKダン・カーペンターですが、アリゾナカージナルスと契約したということでしたが、そのカージナルスも解雇されたようで、今度はニューヨークジェッツと契約したようです。しかし、シーズン開幕時にカーペンターがどのチームに在籍しているのか、その時になってみなければわかりません。長年ドルフィンズに貢献してくれた選手なので、これで終わってほしくないですね。