およそ1ヶ月後の3月11日(日本時間3月12日)にはNFLの2014年シーズンがスタートし、他チームのフリーエージェント選手との契約交渉が解禁となります。今年のドルフィンズはチーム内に多くのフリーエージェント選手を抱えています。

フリーエージェントには無制限フリーエージェントと制限付きフリーエージェントがあります。無制限FAは契約期間が満了したり、解雇されるなどでどこのチームにも所属していない選手です。一方制限付きFAはチームには所属しているが、どこのチームからもオファーを受けることができる選手ですが、所属チームが同等以上の条件で引き留めを行ったり、その選手を手放す代わりにドラフト指名権を補償してもらうことができるなどのルールがあります。

ドルフィンズには無制限、制限付きFAの選手が20人います。一般的にフリーエージェントというと、無制限フリーエージェントのことを指しますが、その無制限FAには多くの先発選手が含まれています。

OTタイソン・クレイボ、ブライアント・マッキニー
OGジョン・ジェリー、リッチー・インコグニト
TEダスティン・ケラー
CBブレント・グライムス、ノーラン・キャロル
DTポール・ソリアイ、ランディ・スタークス
Sクリス・クレモンズ

これらの選手はいずれも先発経験のある無制限FA選手ですが、その他にもLBオースチン・スピットラーやWRマーロン・ムーアなど地味ながら控えやスペシャルチームとして貴重な選手も含まれています。

もちろんこれらの選手全員との再契約はできないわけで、優先順位をつけていかなければいけません。さらに、当然他チームのFA選手の獲得も考えられますし、難しい決断を迫られるなど、新しくGMに就任したデニス・ヒッキーには大きな仕事が待っています。