WRマイク・ウォレスがキックオフ時のリターナーを務めてもいいよ、というようなことを言っているようです。この発言は意外なのですが、その背景にあるのはウォレス自身がもっとプレーに関わりたい、ボールを持ちたいということがあるのではないでしょうか。

ドルフィンズのオフェンスではウォレスに対するマークが最も厳しいです。昨シーズンもウォレスにパスを投げようとしてもマークが厳しくて投げられなかったということが再三ありました。ウォレス自身も自分にパスが投げられないことを不満に感じていたと思います。

今シーズンはオフェンスが変わってQBライアン・タネヒルのパス能力が向上する可能性もありますが、ウォレスに対するマークは相変わらず厳しいことが予想されます。昨シーズン同様、ウォレスに対するパスがなかなか投げられないことが予想されるでしょう。

キックオフ時のリターナーは怪我のリスクが大きいので、できればエースWRの起用はなるべく避けたいところでしょうが、HCジョー・フィルビンはじめ首脳陣がこのウォレスの発言を聞いてどう考えるのか。

ドルフィンズのキックリターナーはRBマーカス・シグペンや新人WRジャービス・ランドリーなどが候補となっていますので、ウォレスがキックリターナーを務めることはまずないと思いますが。

まあ、最初にも触れましたが、この発言のウォレスの意図としては、もっと自分にプレーをさせろという訴えだと思います。実際の試合でどんどんウォレスにボールを集めて活躍させてやればこの話はおさまると思うので、ぜひそんなふうになってもらいたいと思います。ただ、大切なのはオフェンスのバランスですね。