Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

May 2009

ワイルドキャット

アメリカのスポーツ専門ケーブルテレビ局ESPNのレポートによると、ミネソタバイキングスがチーム練習でワイルドキャットオフェンスの練習をしていたそうです。ドラフト1巡目指名の新人WRパーシー・ハービンをショットガンフォーメーションのQBの位置に置き、QBセイジ・ローゼンフェルズがWRの位置にポジションを取っていたようです。そしてRBチェスター・テイラーとWRダリアス・レイナウドがハービンとローテーションでQBの位置に入っていたようです。

ワイルドキャットオフェンスは昨シーズン、マイアミドルフィンズが対ニューイングランドペイトリオッツ戦で使って大成功を収め、その後NFLの1つのブームにもなったオフェンス体形です。

そしてドルフィンズは今シーズン、そのワイルドキャットオフェンスをさらに進化させるべく、ドラフト2巡目指名でパスを投げれて、走れて、そしてパスレシーブもできるQBパット・ホワイトを獲得しました。

しかしこのワイルドキャットオフェンスは昨シーズン終盤には思うようにヤードを稼げなくなっていました。それは相手チームもそれに対応したディフェンス体形をとるようになってきたからです。

来るべき2009年シーズンもドルフィンズを筆頭に複数のチームがワイルドキャットオフェンスを仕掛けていくと思いますが、果たしてNFLで実質2年目を迎えるこのオフェンス体形がより一層の猛威を振るうのか、それともディフェンスの対応によって衰退していくのか、1つの注目ポイントとなることでしょう。
 

キース・バイアース

Sun-Sentinelのウェブサイトで元NFLのFBキース・バイアースがフロリダ州のボカレイトン高校のフットボールチームのヘッドコーチに就任したという記事が紹介されていました。その高校には彼の息子も在校しているということです。

バイアースはNFLで13年間のキャリアを持つ選手で、FBの他にTEもこなす選手でした。1986年ドラフト1巡目指名(全体10番目)でオハイオ州立大学からフィラデルフィアイーグルスに入団しました。大学時代はハイズマン賞の次点にもなったほどの選手で、イーグルスには7年間在籍しました。

1993年にはドン・シューラ時代のマイアミドルフィンズに移籍して活躍、自身初のプロボウルにも選出されました。しかし1996年にドルフィンズのヘッドコーチがジミー・ジョンソンに代わってからプレー時間が激減、96年途中にビル・パーセルズ時代のニューイングランドペイトリオッツに移籍しました。

その96年シーズンにペイトリオッツはスーパーボウル進出を果たし、バイアースも試合には負けたとはいえ、4回のパスレシーブで42ヤードを獲得してTDを決めました。

ペイトリオッツには1997年まで在籍し、翌1998年にニューヨークジェッツに移籍して1年間プレーした後に現役を引退しました。

ずんぐりした体格に似合わず小幅でスルスルと走る姿が印象的で、時折ハーフバックパスも決めるなど器用な面を見せていました。通算成績は865キャリーで3109ヤードを獲得して23TDラン、また610回のパスレシーブで5661ヤードを獲得して31TDパスレシーブ、さらにTDパスも6つ記録しています。
 

チーム練習

マイアミドルフィンズは現地時間5月28日にチーム練習を行ったようです。防具を付けずに行ったものですから、そんなに激しい練習ではないんですが、ベテランを含むほぼ全員が参加したようです。その中からいくつか話題を拾ってみました。

元クリーブランドブラウンズのヘッドコーチだったロメオ・クレネルがビル・パーセルズと一緒に練習を見て回ったそうです。クレネルはヘッドコーチとしては成功しなかったんですが、ディフェンシブコーディネーターとしては手腕を発揮できる人物です。ひょっとしたらドルフィンズ入閣もありかもしれませんね。

今年のドラフト1巡目指名選手CBボンテ・デービスが1stチームのニッケルディフェンスでの練習をしたようです。今のところは控えCBですが、シーズン開幕から先発を務めるということも考えられる能力の持ち主です。

先日逮捕されたDEランディ・スタークスが練習に参加したようです。しかしHCトニー・スパラノは記者の質問に対して、スタークスに関しては失望していると答えています。その関連なのかどうかわかりませんが、昨シーズンからLBに転向したマット・ロスが以前のポジションであるDEでの練習を行ったようです。LBについてはジェイソン・テイラーの復帰もあり、元CFLのパスラッシャーであるキャメロン・ウェイクも加入しましたので層が厚くなっています。ロスのDE復帰というのもあるんでしょうか。

WRアーネスト・ウィルフォードが再びTEの練習を行っています。アンソニー・ファサーノをはじめデビッド・マーチン、ジョーイ・ハイノスとTE陣は揃って今シーズン限りでFAですから、上手くいけばウィルフォードをTEにとの考えもあるんでしょうか。

CBエリック・グリーンがいい動きを見せたようで、QBチャド・ペニントンのパスに対してインターセプトを決めたようです。今年のドラフトではデービス、ショーン・スミスの2人のCBが加入していますから、ベテランのグリーンとしてもうかうかしていられないところでしょう。

そのペニントンですが、インターセプトはあったものの相変わらず堅実に練習をこなしたようです。しかしペニントンよりも2年目のQBチャド・ヘニーがより多くのプレーをこなしたようです。現時点では先発QBはペニントンですが、もしかしたら今シーズン中にヘニーに交代するということもあるかもしれませんね。

最後にLBテイラーですが、2ndチームのLBとして練習していたようですが、一時ジョーイ・ポーターと同時にフィールドに立っていたようです。2人が同時にLBとしてプレーするというのは壮観でしょうね。


 

問題児2

Miami Heraldの記事で元ニューヨークジャイアンツのWRプラクシコ・バレスがドルフィンズ入りに興味を持っているという発言をしているようですね。

バレスは現在マイアミに住んでいて、ドルフィンズはエースWR不在ということなんでそういう発言が出てきていると思うんですが、バレスといえばこれまでにも数々の問題行動を起こし、特に昨年11月には不法所持をしていた銃の暴発事故で足を負傷してシーズン終盤を欠場しており、その結果ジャイアンツを解雇された選手です。

バレス本人は銃の不法所持に関して法的な問題が解決されればドルフィンズに加入したいようなことを言っているようですが、当然ドルフィンズがバレスのような問題児と契約するわけがありません。

さらにドルフィンズがバレスに興味を示さない理由としてMiami Heraldの記者アーマンド・サルゲロ氏は、8月に32歳になるという年齢、そしてバレスの1回のパス捕球における平均獲得ヤード数が2004年の19.9ヤードを最高に年々落ちてきており昨シーズンは13.0ヤードだったことをあげています。

6月には銃の不法所持に関する裁判が行われる予定になっていますが、もし有罪判決が下れば最大3年半の実刑の可能性もあるということです。またそれとは別にNFLから出場停止などの処分も科せられることでしょう。

そんなバレスに対してはタンパベイバッカニアーズ、ニューヨークジェッツが興味を示しているということですが、これまでテレル・オウエンス、T.J.ハウシュマンザーダ、ラバーニアス・コールズらベテランWR獲得に消極的だったドルフィンズがバレス獲得に動くとは思いません。

どちらにしてもバレスの去就については裁判における判決後のことになりそうですね。
 

CBW.アレン、契約延長

CBウィル・アレンが2011年までの2年間の契約延長に合意したようです。これでアレンは今後3年間で1620万ドル(約15億2280円)を受け取ることになります。

今年8月に31歳となるアレンは2006年3月にFAでニューヨークジャイアンツから4年契約でドルフィンズに移籍してきました。昨シーズンは16試合すべてに先発出場して50タックル、3インターセプト(1リターンTDを含む)、1QBサックを記録しています。

アレンはドルフィンズでは最も安定したCBで、本来ならば今シーズン終了後にはFAとなる予定でした。しかしこの契約によってシーズン終了後に契約交渉をするよりも安く契約延長をすることができたんじゃないでしょうか。チームにとってもいい契約だったと思います。

ドルフィンズでは現在、LBマット・ロスとの契約延長の話がされているようですし、今シーズン終了後にはQBチャド・ペニントンをはじめ、RBロニー・ブラウンとリッキー・ウイリアムス、TEアンソニー・ファサーノとデビッド・マーチン、ジョーイ・ハイノスあたりがFAとなる予定です。このうちの何人かの選手とも今後契約延長の交渉が行われていくかもしれませんね。
 
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