March 2010
オーバータイムにおけるルール変更が決定しました。それによるとプレーオフ限定でコイントスで攻撃権を得たチームが最初の攻撃でFGを決めた場合にもう一方のチームにも攻撃権が与えられ、それで再び同点になった場合は従来どおりのサドンデス方式で決着をつけるというものだそうです。
ただ個人的には非常に中途半端で、結局は従来のサドンデス方式とあまり変わらないのではないかと思います。NFLのオーナー陣の中にはこれで公平になったと喜んでいる人もいるようですが、実際1994年以降オーバータイムでコイントスで最初に攻撃権を得たチームが得点をあげて勝利した確率は34.4%だそうです。ということはコイントスに勝っても65%以上は最初の攻撃では得点を取れていないんですよね。
今回の改正はルールを複雑にすると同時に試合時間をいたずらに長くするだけだと思うんですが… 今までのルールの方が緊迫感があってよかったと思います。
RBロニー・ブラウンが飲酒運転で逮捕されました。このオフ、ドルフィンズではDVで逮捕されたDTトニー・マクダニエル、飲酒運転で逮捕されたCBウィル・アレンに続いて3人目となります。非常に情けないというか恥ずかしい話しで、ブラウンはプロボウルにも選出されたことのある素晴らしい選手です。そんな選手がこのような犯罪を犯すということは大変残念なことです。
LGジャスティン・スマイリーがトレードに出されるようです。スマイリーは2008年に5年間総額2500万ドル(約22億5000万円)でドルフィンズと契約しました。本来ならば素晴らしいОGなんですが、足と肩の怪我でドルフィンズでの2シーズンで8試合の先発を含む5試合を欠場しています。この怪我と高額なサラリーが放出の要因でしょう。
ドルフィンズは先日FAでリッチー・インコグニトを獲得しました。インコグニトはダーティな選手で反則が多いんですが、インコグニトを教育できる可能性とスマイリーの怪我のリスクを比べてスマイリーの方を切るんでしょうね。ちなみにスマイリーにはいくつかのチームが興味を持っているようです。
http://www.miamiherald.com/2010/03/21/1539432/2011-free-agency-not-far-from.html
主なところではトップ3RBのロニー・ブラウン、リッキー・ウイリアムス、パトリック・コブス、No.2とNo.3QBのタイラー・シグペンとチャド・ペニントン、2人のNTジェイソン・ファーガソンとポール・ソリアイ、先発TEアンソニー・ファサーノ、そしてPブランドン・フィールズとLSジョン・デニー、さらにこちらは制限付FAですがKダン・カーペンターとスペシャルチームは先発選手3人です。
その他WRデボン・ベスやOTネイト・ガーナー、LBチャーリー・アンダーソンもFAとなります。
さすがにこれらの選手がみんないなくなると結構な痛手なんですが、今年のFAで積極的にお金を使わなかったのは来年のことも見据えてなんでしょうね。
QBチャド・ヘニーがフロリダ大学のQBティム・テボウについて、『彼はNFLのQBではない』と発言しています。ヘニーはミシガン大学時代にテボウと対戦して勝利しておりそのあたりでの判断でしょうが、随分はっきりと切り捨てたなと思いました。ただ、現在盛んに行われているドラフト指名予想でテボウの名前があがっていないことがそれを証明していると言えるんじゃないでしょうか。
その他ヘニーはインタビューの中で、自身の昨シーズンの成績やQBチャド・ペニントン、新加入のОGリッチー・インコグニトなどについても触れています。
自身の成績については、『素晴らしい経験だった。いいスタートを切れたが最高の成績ではなかった。改善する余地はある。シーズンオフにはビデオを見て研究した』とのこと、またペニントンについては、『彼からは多くのことを学んだ。彼と競い合えるのは素晴らしい』、インコグニトについては、『彼のことは少し知っている。偉大な男でオフェンスラインは改善されるだろう』と言っています。
あとフィールド外のことですが、10年来の恋人であるブリタニー・ハートマンさんと7月に結婚するということです。
どるふぃんわん