ドラフト4巡目指名のLBA.J.イーズと契約しました。契約期間は4年間でドルフィンズのドラフト指名選手では先日同じく4年契約した7巡目指名LBクリス・マッコイに次いで2人目の契約となりました。ところで発音はイーズなんですね。綴りがEddsなのでエッズかと思っていましたが、イーズが正しいようです。
ドルフィンズの最終ロースターのILB枠は4人となることが予想されますが、カルロス・ダンスビー、チャニング・クロウダー、ティム・ドビンスは当確として、イーズは4人目に残れそうですかね。これまでのチーム練習ではILBのセカンドチームとして練習していたようです。
イーズはアイオワ大学時代はチームキャプテンを務めており4年生の時には5インターセプトを記録しています。ドルフィンズではそのパスカバー能力を買われて3rdダウン時のパスシチュエーションでの起用が期待されているようです。
入団当初はザック・トーマスが付けていた54番のジャージナンバーを与えられたようですが49番に代えました。偉大なトーマスのジャージナンバーなので遠慮したんでしょうが、将来的にはトーマスのような素晴らしい選手に成長してくれることを期待したいですね。
June 2010
NFLでは7月にサプリメンタルドラフトという追加の新人選手選択会議が開催されます。これはアーリーエントリーとなる学生が4月のドラフトに何らかの理由でエントリーできなかった場合、このサプリメンタルドラフトにエントリーしてNFL入りを目指すというものだそうです。4月のドラフトとはシステムが違うようですが、詳しいことはわかりません。どなたか詳しい方がいらっしゃったら教えていただけるとありがたいです。
ところで、このサプリメントドラフトにエントリーするブリガムヤング大学のRBハービー・ウンガという選手にドルフィンズが大変興味を持っているということです。ウンガは大学記録となっている3455ラッシングヤードを記録しています。You Tubeのハイライト映像を見ましたが体型はFBタイプで非常にパワフルな走りをするという印象がありました。実際に見たことがないので違うかもしれませんが、ドルフィンズの殿堂入り選手ラリー・ゾンカを彷彿とさせる選手のような気がします。
このブログでも再三触れているように、今シーズン終了後にはロニー・ブラウン、リッキー・ウイリアムス、パトリック・コブスの主力RB3人が無制限FAとなります。ウンガが実際にNFLで活躍できるかどうかはやってみなければわからないでしょうが、NFLの少なくとも14チームがこのウンガに注目しているということは特出したものを持っているということでしょう。ドルフィンズにとってはこういう可能性のある新人選手は是非とも獲得しておきたいところでしょうね。
ちなみにこのサプリメンタルドラフトの制度が始まって33年経つそうですが、ドルフィンズが選手を獲得したのは2005年の1回だけで、その時は南カリフォルニア大学のDTマニュエル・ライトという選手を獲得しています。しかしそのライトはわずか3試合に出場しただけで4タックル、1.0QBサックという成績に止まり2007年5月に解雇されました。チーム練習で当時HCだったニック・セイバンの指導に対して泣いてしまったということで話題になった選手でしたね。
YAHOO! SPORTSのジェイソン・コール氏がNFL32チームのオフェンスラインのランキングを発表しています。トップ10を見ると、
1 ニューオーリンズセインツ
2 ニューイングランドペイトリオッツ
3 ボルチモアレイブンズ
4 アトランタファルコンズ
5 マイアミドルフィンズ
6 ヒューストンテキサンズ
7 ニューヨークジェッツ
8 ニューヨークジャイアンツ
9 インディアナポリスコルツ
10 ダラスカウボーイズ
となっています。ドルフィンズは5位にランクされているわけですが、コール氏によるとドルフィンズのオフェンスラインはリーグでもベストのランブロッキングを誇っており、もしCジェイク・グローブが怪我がなく健康でプレーし、新加入のОGリッチー・インコグニトが堅実なプレーをすればこのオフェンスラインはより向上するだろうということです。
ビル・パーセルズが大きなオフェンスラインを好んでおり、このランキングを見るとドルフィンズがチーム作りにおいてオフェンスラインに力を入れているという成果は出ていると思います。
今シーズンのドルフィンズのオフェンスラインにおいて先発が確定しているのは現時点では左右の両タックル、LTジェイク・ロングとRTバーノン・ケアリー、そしてCグローブぐらいでしょうか。ただしグローブも状況によっては控えのジョー・バーガーに代わるかもしれません。またガードのポジションはインコグニト、ドナルド・トーマス、ネイト・ガーナー、そして新人のジョン・ジェリーなどのポジション争いとなり誰が開幕ロースターの先発Gとなるかわかりません。
ドルフィンズのオフェンスにおいてこのオフェンスラインは非常に大きな影響があります。シーズン中いかに怪我なくベストなプレーを続けられるかということ、そしてインコグニトの活躍に期待したいですね。
フィールズが昨シーズン記録した平均46.3ヤードのパントは1996年にジョン・キッドが記録したチーム記録に並ぶもの、またネットヤードでの平均39.8ヤードは2005年にドニー・ジョーンズが記録した39.3というチーム記録を更新するものでした。
またデニーは2005年にエド・ペリーとのポジション争いに勝利して以来5年間、LSを務めています。さらに昨シーズンは7つのスペシャルチームタックルを記録しました。
パンターとロングスナッパーというのはいずれも目立たないポジションなんですが、チームの勝利を左右するとても重要なポジションだと思います。フィールズとデニーの安定したプレーを今シーズンも望みたいものです。
LBティム・ドビンスが2年間の契約延長をしたようです。ドビンスは4月のドラフトでドルフィンズが1巡目指名権をサンディエゴチャージャースと交換したときに付け足しみたいに獲得した控えILBかと思っていたんですが、早くも契約延長をしたということは貴重な戦力と考えているんでしょうか。
ドビンスは2006年ドラフト5巡目指名でチャージャースに入団して主に控えLBとしてプレーし、チャージャースでの4年間では通算151タックル、1.0QBサック、2インターセプトという記録を残しています。そのうち昨シーズンは2試合の先発を含む14試合に出場して55タックル、1.0QBサック、1インターセプト、1ファンブルフォースを記録しています。昨シーズン終了後に制限付FAとなりましたが、トレード前にチャージャースと1年契約を結んでいたようです。
ドルフィンズでは主にスペシャルチームの選手として活躍が期待されているようですが、トレーニングキャンプなどの結果次第ではLBチャニング・クロウダーに代わって先発LBを任される可能性もあります。ちなみに2006年にチャージャースでチームメイトだったWRグレッグ・カマリロはドビンスについて、ディフェンスとスペシャルチームで大いに貢献してくれるだろうと歓迎するコメントを残しています。
どるふぃんわん