Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

April 2011

ドラフト2日目まで終了

NFLドラフトが2日目まで終了しています。ドルフィンズは初日に1巡目(全体15番目)でフロリダ大学のC/Gマイク・パウンシーを指名しました。Mock DraftなどではRBマーク・イングラムやQBライアン・マレットの名前があがっていましたし、あるいは昨年のようにトレードダウンして2巡目指名権を獲得する可能性もあったと思います。しかし終わってみればパウンシーの指名は妥当な選択だったと思います。
パウンシーは大学時代は主にOGでプレーしており、Cでプレーするようになったのは4年生になってからのようです。それまでCを務めていた双子の兄弟のマーキス・パウンシーがピッツバーグスティーラーズにドラフトされて先にNFLでプレーすることになりました。その穴埋めとしてマイクがフロリダ大学のCを務めていました。

ドルフィンズではパウンシーはどうやらCとして起用する方針で、一部で言われていたリッチー・インコグニトは昨年同様LGでプレーしそうです。そしてRGのポジションはジョン・ジェリー、ネイト・ガーナー、ジョー・バーガーの3人で争うことになりそうです。

過去3シーズン、ドルフィンズのCは2008年がサムソン・サテーレ、2009年がジェイク・グローブ、そして昨年がバーガーと1年毎に変わり安定しなかったんですが、パウンシーが入って数年間安定してCでプレーしてくれたらオフェンシブラインもしっかりしてくるんじゃないかと思います。

そして2日目の今日ですが、2巡目指名権を持たないドルフィンズは3巡目での指名かと思ったんですが、なんとワシントンレッドスキンズとのトレードで2巡目指名権を獲得して、カンサス州立大学のRBダニエル・トーマスを指名しました。ドルフィンズが3巡目、5巡目、7巡目の3つの指名権をレッドスキンズに譲渡し、2巡目の30番目の指名権を獲得しました。

これには驚きましたが、ドルフィンズがそこまでして獲得したかったトーマスというRBはロニー・ブラウンの後継者とも言えるワイルドキャットオフェンスに特化したRBであるようです。ということは、これでブラウンとの再契約はありえなくなったということですね。

トーマスは身長180cmで例えるならセントルイスラムズのスティーブン・ジャクソンや元カンサスシティチーフスのラリー・ジョンソンのような選手のようです。ただし、トーマスはパスレシーブにも長けており、さらに昨年はワイルドキャットフォーメーションからのパスを8回投中4回成功させ70ヤードのTDパスも決めています。

しかし、これでドルフィンズは今後もワイルドキャットオフェンスを続けていく方針であることがはっきりしました。ただ、個人的にはもうワイルドキャットはやめてほしかったんですけどね… 昨シーズン、オフェンスのリズムを崩したのはワイルドキャットだったわけですし、その結果としてQBチャド・ヘニーの成長の妨げとなったと見ています。さらにワイルドキャット要員の獲得はパット・ホワイトで一度失敗しているということもあります。他にもFA等でRBを補強してくると思いますが、この指名がいい結果を招いてくれることを願うばかりです。

明日の最終日は4巡目から7巡目までの指名があり、ドルフィンズは計4人の選手を指名することになります。QBやTEなど必要なポジションの選手の指名となると思われますが、どんな結果になるにせよ、内容のあるドラフト指名にしてほしいと思います。明日も注目しています。




過去のドラフト指名選手の状況

ESPNのブログでAFC東地区のチームのドラフト指名選手がどれぐらいの試合に先発したのかという数字が紹介されていました。ちなみに対象の選手は2002年から昨年までの選手です。


これをみるとドルフィンズが指名したドラフト1巡目から3巡目の選手が先発出場した試合数は25人の選手で599試合、これはNFLで31位という結果になるようです。いかにドルフィンズがドラフト上位指名においてハズレを引いているかということがわかりますが、あるいは選手の育成が下手なんでしょうか。

ドラフト1巡目指名選手についてはこの期間での失敗と言えるのは2006年のDBジェイソン・アレンと2007年のWRテッド・ギンぐらいで2004年のOTバーノン・ケアリー、2005年のRBロニー・ブラウン、2008年のOTジェイク・ロング、2009年のCBボンテ・デービスは悪い選択ではなかったでしょう。

しかし2巡目、3巡目となると失敗が多く、QBではジョン・ベックとパット・ホワイト、RBロレンゾ・ブッカー、WRパトリック・ターナーとデレック・ヘイガン、そしてLBエディ・ムーアなどほとんど戦力にならなかった選手が多数います。

今年のドラフトでドルフィンズがどんな選手を指名するのかわかりませんが、上位指名権が結果として無駄遣いとならないことを願いたいものですね。



2011 試合日程発表

今日、NFLが2011年シーズンの試合日程を発表しました。それによると、ドルフィンズは開幕戦からいきなりマンデーナイトのニューイングランドペイトリオッツ戦、第5週がバイウイーク、そしてバイウイーク明けの第6週はマンデーナイトでアウェイでのニューヨークジェッツ戦です。

第12週の対ダラスカウボーイズ戦はサンクスギビングデーの試合です。ダラスでのサンクスギビングデーの試合は過去4試合あるんですが、ドルフィンズが3勝1敗と勝ち越しています。最もインパクトがあるのは1993年シーズンの雪の中での試合で、Kピート・ストヤノビッチの逆転FGで16-14で勝利した試合です。

その後1999年シーズンにもダラスでのサンクスギビングデーの試合を行っていますが、この時はQBダン・マリーノが5つのインターセプトを喫して0-20で完封負け、そして直近の2003年シーズンの試合ではQBジェイ・フィードラーがWRクリス・チャンバースに3つのTDパスを決めるなどで40-21で勝利しています。

終盤の日程は厳しく、特に最終3試合は同地区対決でアウェイでバッファロービルズ、ペイトリオッツと戦った後、最終戦は地元マイアミでジェッツと対戦します。

その他特徴的なのはニューメドウランズスタジアムで2試合行うことです。第6週のジェッツ戦の2週間後にはニューヨークジャイアンツと対戦します。

しかし、労使交渉が解決せず戦力補強もままならない、シーズン開幕も危ぶまれる中でのレギュラーシーズンの日程発表では盛り上がりも半減です。一日も早い解決を望みたいですね。




プレシーズンゲームの日程発表

NFLが今年のプレシーズンゲームの日程を発表しました。それによるとドルフィンズの日程は次のとおりになっています。

第1週:8月12-15日 @アトランタファルコンズ
第2週:8月19-22日 カロライナパンサーズ
第3週:8月26-29日 @タンパベイバッカニアーズ
第4週:9月1-3日 ダラスカウボーイズ

ただ、労使交渉の影響によるロックアウトの行方が決定していない中での試合日程発表ですから、発表はされたもののどうなるんでしょうか。


ドルフィンズのフロントから退いたビル・パーセルズが2008年のドラフト全体1位指名でQBマット・ライアンを指名しなかったことを後悔する発言をしているようですね。ドルフィンズはその時にОTジェイク・ロングを指名したんですが、別にロング指名が間違っていたということはないと思います。ただ、いまさらこういうことを言われてもどうかと思いますが仮にライアンを指名していたとしてもドルフィンズが常勝チームになっていたとも限らないわけですしね。


そのパーセルズのドラフト失敗例の一つ、元QBパット・ホワイトに関するニュースがありました。CFLのトロントアルゴノーツがホワイトに興味を持っているようです。ホワイトは昨シーズンの開幕前にドルフィンズを解雇された後、他のNFLのチームからはどこからも声がかからず、MLBのカンサスシティロイヤルズとマイナー契約しました。しかしそのロイヤルズも解雇されてベースボールを引退していました。

そのアルゴノーツにはこちらも元ドルフィンズのQBクレオ・レモンがいます。レモンはアルゴノーツで17試合すべてに先発出場してチームをプレーオフ2ndラウンドまで導いています。

ホワイトがこれからもフットボールを続けていくとしたらCFLかUFLぐらいしかないと思いますが、果たしてこの先どうなるんでしょうか。ちなみに代理人によると、ホワイトが再びフットボールのフィールドに戻るかどうかはわからないようですが、アスリートとしてのキャリアは諦めていないようです。


QBヘニーの評価

ドルフィンズはドラフトでQBを指名する可能性がありますが、ESPNの解説者で元プロボウラーのQBトレント・ディルファーは、それは得策ではないと言っています。そして2011年シーズン、ドルフィンズはQBチャド・ヘニーで十分勝てると思っているようです。

またディルファーは新しいOCブライアン・ダボールが昨シーズンまでのOCダン・ヘニングよりもヘニーにはいい影響をもたらすだろうと信じています。

一方、同じくESPNのドラフト解説者であるメル・キッパーは、ドルフィンズがヘニーを将来の先発QBとして指名したことは間違いだったと言っています。

どちらの味方が正しいのか、現状ではキッパーの意見が正しいということになりますが、果たしてダボールという新しい要素が加わってどうなるかはシーズン開幕を待つしかありませんね。




 
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