Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

February 2012

全体8位のドラフト指名権獲得

NFLでは今年の4月に行われるドラフトにおける指名順決定のコイントスが行われました。昨シーズン、6勝10敗で終わったドルフィンズとカロライナパンサーズのドラフト指名順が決まっていなかったんですが、このコイントスの結果ドルフィンズが勝ち、全体8位のドラフト指名権を獲得、パンサーズは9位となっています。NFLドラフトは4月26日(日本時間27日)から3日間の予定で行われます。

この指名権でドルフィンズが1巡目指名で誰を選択するのか、いろいろな予想がすでに行われています。ちなみに全く関係がないんですが、過去のドルフィンズの全体8番目の1巡目指名では、殿堂入りしたFBラリー・ゾンカを1968年に指名しているようです。今回ものちに殿堂入りするような金の卵を指名することができるのか、今から注目されます。

ただ、ドラフトで誰を最初に指名するのかはその前のFAでの成果に大きく影響されます。ドルフィンズのFAでの最大のターゲットは、やはりQBでしょうが、有力候補と言われているグリーンベイパッカーズのマット・フリンがフランチャイズ指定された場合は、獲得には大きな出血を伴わなければいけません。

FAとドラフトの両方で様々な駆け引きや選手の選択が行われるでしょうが、新しいスタートを切るドルフィンズにとって、最良の結果に終わることを願っています。





ヘニー、マイアミを去る

ドルフィンズの地元、南フロリダの Sun-Sentinel.com のウェブサイトが、ドルフィンズがFAとなるQBチャド・ヘニーとは再契約しないことを報じていました。これによってヘニーはドルフィンズから去ることになります。

2008年にドラフト2巡目指名でドルフィンズに入団したヘニーですが、当初は将来のエースQBとして大いに期待したものです。しかし、ヘニーにとって不運だったのは2年目に当時のエースQBチャド・ペニントンが故障欠場し、予期せぬ先発QBを務めたことでした。最初の計画ではペニントンに2年任せて、ヘニーは3年目から先発QBとして起用するはずでした。

それでもその年はブレークの予感をさせる活躍も見せたのですが、もう1つヘニーの成長を妨げたのは、個人的にはワイルドキャットオフェンスだったと思います。ペニントンのようにベテランで器用なQBならばワイルドキャットに上手く適応できたのでしょうが、若くてこれから経験を積み成長していこうとするヘニーにとっては、特にオフェンスにおけるヘニー自身のリズムを狂わせたのではないかと思っています。

4年目となった昨シーズン、新しいブライアン・ダボールというOCの指導の下でいいスタートを切ったかに見えたんですが、1度狂った歯車は空回り気味で、挙げ句の果てに4試合目で故障してシーズンアウト… 本当に不本意な結果だったと思います。

人間的には非常に好人物であるようなので、ドルフィンズのエースQBとしてずっと応援していきたかったんですが、残念です。新天地としてすでにニューヨークジェッツやデンバーブロンコスといった名前があがっています。まだ正式に移籍することは決まっていませんが、新天地での活躍を願っています。




契約情報

CFLのRBジェローム・メッサムと正式に契約しました。契約期間は3年間のようです。最終ロースターに残った場合、主にFBとして起用されるんでしょうか。今のドルフィンズにない、大型のRBですのでショートヤードのパワーで押したい場面では効果的かもしれません。しかし、これでFAとなるRBレックス・ヒリアードとの再契約はほぼなくなったでしょうね。

そして新たに元カンサスシティチーフスのDBクインテン・ローレンスと契約しました。この選手は2009年のドラフト6巡目指名選手なんですが、チーフス入団当時はWRでした。1年目はWRとして6試合に出場してるんですが、2010年はほとんど練習生扱いでした。そして昨シーズンはDBに転向してプレシーズンゲームには出場しましたが、その後は練習生として登録されていました。

ドルフィンズでは現在、先発CBボンテ・デービスとショーン・スミスの控えはノーラン・キャロルとジミー・ウイルソンの2人しかいません。ローレンス獲得はCBのデプス補強のためでしょうが、NFLでの実績のないDBが最終ロースターに残れるか…微妙なところでしょうね。



マニング問題

インディアナポリスコルツのQBペイトン・マニングの去就については様々な憶測が飛び交っています。コルツを解雇されてFAになる、新天地はドルフィンズかカージナルスかレッドスキンズかジェッツか…、もう以前のようなパスは投げられない、いや怪我が完治して100%のプレーができる、などといろいろなことが報道されていてどれが正しいのかわかりません。

ただ、来シーズンもコルツでプレーする確率はかなり低いような気がします。そうなると引退するか移籍するかですが、もし移籍する場合に、その移籍先としてドルフィンズが最も有力だと言われています。

しかし個人的にはマニングのドルフィンズ入りには賛成とは言えません。確かにマニングが全盛期のプレーができて、少なくともあと3年ぐらいはトップレベルのプレーを続けることができれば歓迎しますが、おそらく実際にプレーできるのはよくてあと2年、現実には1年できればいいところじゃないでしょうか。

ドルフィンズは新HCにジョー・フィルビンを迎えました。そしてフィルビンはОCにマイク・シャーマンを招聘し、目指すものはウエストコーストオフェンスです。しかしマニングはウエストコーストオフェンスをやってきていないので、その点ですでにズレがあります。

さらにドルフィンズがフィルビンをHCにするにあたっては、当然パッカーズからFAとなるQBマット・フリンとセットで考えられていたはずです。フィルビン自身もフリンと一緒にできる可能性があるからHCを引き受けたというところも少なからずあるはずです。

元ドルフィンズのQBチャド・ペニントンは、フリンを取って、その上でマット・ムーアと競わせるのがベストだと言っています。僕もその意見に賛成です。フリンの実力は未知数ですが、フィルビンをHCとしたからにはそれでいくのがベストなのではないでしょうか。

どんな結果になるかわかりませんが、マニングを取ったのはいいが、1年だけよくてあとは失速するということでは前政権の二の舞です。せっかく新しいスタートを切るドルフィンズですので、じっくりとチーム作りをして、短期間でHCが交代することのないようにしてもらいたいと思います。




 

記憶に残る国歌斉唱

歌手のホイットニー・ヒューストンが亡くなりました。彼女の曲は昔からよく聴いていましたが、有名な歌手ぐらいしか認識がありませんでした。しかし、亡くなったことによっていろいろなニュースを見ていると、私生活では波瀾万丈の人生だったようです。そのホイットニーですが、NFLファンならば彼女がスーパーボウルで見せたアメリカ国歌斉唱のシーンを思い出す方も多いでしょう。

1991年1月27日フロリダ州タンパスタジアムで行われた第25回スーパーボウル… 湾岸戦争の最中で開催が危ぶまれた中で行われたこの試合で、試合前の国歌斉唱を務めたのがホイットニーでした。非常に感動的な国歌斉唱で、終了時にはスタジアム全体が観客のひとりひとりが手にしていた星条旗で染まりました。そしてその国歌斉唱はのちにCDとなって発売されたと記憶しています。

この試合は、ノーハドルのハイパーオフェンスのバッファロービルズとパワーランニングゲームと強力ディフェンスのニューヨークジャイアンツの対戦で、エースQBフィル・シムズが欠場していたこともありビルズが圧倒的に優勢でした。しかし試合は僅差の接戦、最後は試合終了と同時にビルズのKスコット・ノーウッドのFGが外れて、20-19という史上最少得点差でジャイアンツが勝利しました。そしてビルズにとってはこの試合がスーパーボウル4年連続敗退の始まりとなりました。

アメリカではフットボールに限らず、4大プロスボーツなどの試合前には必ず国歌斉唱が行われます。いずれも雰囲気があり心に響くものなのですが、この時のホイットニーの国歌斉唱は戦争中という背景もあり、他に類を見ない記憶に残る国歌斉唱の1つとなりました。

その感動的な記憶を残してくれたホイットニー・ヒューストンの冥福を祈りたいと思います。








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