Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

October 2012

WRボウを狙ってる?

ドルフィンズがカンサスシティチーフスのWRドウェイン・ボウの獲得を目論んでいる? というような記事が出ていますが、どうなんでしょうか。チーフスは現在1勝5敗と低迷、そしてボウは今年が契約最終年のようなのでトレード話が盛り上がってくるのもわかります。そしてドルフィンズはWRが不足している。となると可能性はあるでしょうか。

ドルフィンズのWR陣の成績を見てみると、パスキャッチをしているのはブライアン・ハートラインとデボン・ベスの2人だけと言ってもいいです。ハートラインが29回で514ヤード、ベスが28回で388ヤードとなっていますが、その他のWRはアンソニー・アームストロングとマーロン・ムーアが共に3回ずつのパスレシーブを記録している他は、解雇されたレガドゥ・ナーニーの1回だけです。

ただし、ムーアに関しては先週の対セントルイスラムズ戦で3キャッチを記録していますので、今後の試合での成績がどうかによって第3のWRとなれる可能性はあります。ただし、もしそうなったとしても数が不足していることは確かです。

先日獲得したベテランWRのジャバー・ガフニーはラムズ戦にも出場しませんでした。バイウイーク明けの対ニューヨークジェッツ戦にはおそらく出場すると思いますが、どれほどの活躍ができるのかは未知数です。また、ガフニーの場合、仮に今年活躍しても来年はチームに残っていないと思います。

ハートラインがブレークしてきただけに、もう1人実力のあるWRがいれば、QBライアン・タネヒルのパスプレーも充実してくると思います。WRブランドン・マーシャルとCBボンテ・デービスのトレードで得たドラフト指名権があるので、思い切って動くのか?

ちなみに、ボウはドルフィンズの地元マイアミの生まれでNFL6年目、今シーズンもすでに34回のパスレシーブで427ヤードを獲得、3TDパスレシーブを記録しています。





対ラムズ戦

今日の対セントルイスラムズ戦、ドルフィンズは勝つには勝ったが、本当にきわどい勝利でした。それにしても、ラムズはこの試合に対して万全の体制で臨んできたというのがよくわかりました。ラムズにとってはほとんど予定通りのゲームプランで進んだのではないかと思います。そういう意味ではHCジェフ・フィッシャー、恐るべしですね。最後のFGは距離は十分だっただけに、それてくれて本当にホッとしました。

ただ、勝敗を分けたのはやはりミスでしたね。総獲得ヤード数はドルフィンズの192ヤードに対してラムズは462ヤード、ラン獲得ヤードにいたっては19対162です。にもかかわらずドルフィンズが勝てたのはミスをしなかったこと、ターンオーバーを得点に結びつけたこと、そしてラムズの3本のFGミスが最大の要因でした。

勝利の立役者は、オフェンスで言えばやはりQBライアン・タネヒルでしょうか。ランが出ない中、またパスラッシュのプレッシャーにさらされながらパス29回投中21回成功(成功率72.4%)は見事でした。パス獲得ヤードがわずか185ヤードだったのが、ラムズのパスディフェンスのよさを物語っています。そして2つのTDパスはいずれも素晴らしいものでしたし、QBレイティングはキャリア最高の112.0と毎試合よくなっています。

そしてタネヒルのTDパスの1つをキャッチしたのがWRマーロン・ムーアです。この試合、エースWRブライアン・ハートラインはしっかりとマークされていて0キャッチでした。しかしその分、このムーアが3キャッチで46ヤード獲得と活躍しました。待望の第3のWR出現、とまではまだいかないでしょうが、この試合での活躍はムーアにとっては自信になったことと思います。スペシャルチームでいいプレーをしているだけに、本職のWRでもブレークしてもらいたいですね。

ディフェンスで光ったのは新人DEオリビエ・バーノンです。2つのQBサックを決めましたが、そのいずれもが勝利の大きなポイントとなっています。まず最初のQBサックは、第2Q0-6と劣勢の中で、自陣26ヤード地点まで攻め込まれたところでした。ここで追加点を取られるようなら、この試合はかなり苦しくなっていました。しかし、バーノンのQBサックでラムズは8ヤード後退し、その結果52ヤードという長い距離のFGを狙わなければならず、結局それを失敗しています。それによって試合の流れがドルフィンズ側に移り、直後のドライブで逆転しています。

そして2つ目はラムズ最後のドライブで、残り試合時間37秒で自陣45ヤード地点まで攻め込まれた場面です。3rdダウン残り4ヤードでのバーノンのQBサックは3ヤード後退させるとともに、時間も消費させました。その結果ラムズは66ヤードという、これもまた長いFGを強いられ、再び失敗して敗れています。この時のバーノンのQBサックがなければ、あるいはFGが決まって同点、オーバータイムということになっていたかもしれません。

それともう1つ注目したいのが、第4Q3点差に追い上げられた後、残り試合時間8分30秒で攻撃権を得たドルフィンズが、しぶとくドライブを続けて7分近くの時間を消費させたものです。特に自陣40ヤード地点、4thダウン残り1ヤードでフェイクパントを敢行しました。これはもう大ギャンブルだったんですが、見事に成功したためにおよそ2分半の時間が消費できました。もし失敗していたら最低でも同点にはされていたでしょうから、非常に大きなプレーだったと思います。しかし、こういう強気な姿勢がその後のラムズのFG失敗を呼び込んだと言ってもいいかもしれません。まあ、理想を言えばそのまま最後までボールをキープできればなおよかったんですけどね。

ちなみにこの試合のハーフタイムには、ザック・トーマスとジェイソン・テイラーの表彰セレモニーがありました。それがあったのにスタジアムに空席が目立ったのはちょっと残念だったのですが、そんな記念の試合を勝利で飾ることができてよかったと思います。

この勝利で3勝3敗の勝率5割となり、AFC東地区では4チームが同率首位という珍しい現象になっています。しかしドルフィンズの場合、3勝3敗ではなくて5勝1敗となっていても内容的にはおかしくなかったので、現時点で言えば地区内で最も状態のいいチームと言えるのではないでしょうか。

シーズン開始前は断トツの最下位候補だったのですが、前評判の高かったニューイングランドペイトリオッツ、バッファロービルズの低迷により、今やプレーオフを狙えるチームとまで見られるようになりました。ファンとしても今年は我慢のシーズンだと思っていましたが、非常に楽しみなシーズンに変わっています。

来週はバイウイークで試合がありません。怪我をしている選手はここで回復させて、十分準備をした上で2週間後の試合に備えてもらいたいと思います。残り10試合、どんな結果に終わるのかわかりませんが、1試合1試合、我々ファンを楽しませる試合を続けてもらい、その結果プレーオフに出られれば言うことはありませんね。





テレビ放送

明日のマイアミドルフィンズ対セントルイスラムズ戦は、先週の対シンシナティベンガルズ戦に続いて、テレビ放送が予定されています。

GAORAで10月16日(火)21:00〜24:00です。再放送は10月18日(木)8:30〜11:30。生中継ではありませんが、楽しみですね。ちなみに解説は濱田篤則さんと有馬隼人さんです。

今シーズンもドルフィンズのテレビ放送は今のところ少ないんですが、チーム力が向上していますので、シーズン後半はテレビ中継が増えてくるかもしれませんね。できれば生中継もしてもらいたいですが。




対ラムズ戦 プレビュー

ドルフィンズにとって、バイウイーク前に勝率5割復帰をかけた対セントルイスラムズ戦です。ラムズと言えば、シーズン開始前にドルフィンズのHC就任を断ったジェフ・フィッシャーが率いているチームですね。まあ、ただ今となってはフィッシャーがドルフィンズに来なくてよかったと思っています。フィッシャーが来ていればQBライアン・タネヒルもドルフィンズに入団していないかもしれませんから。

今回の対戦ですが、戦前の予想では圧倒的にドルフィンズが有利です。その理由の1つがドルフィンズのホームゲームであるということで、ラムズはここまで3勝2敗と1つ勝ち越していますが、3勝はすべてホーム、2敗はいずれもロードでの試合です。

それぞれの戦力を見てもドルフィンズがラムズを上回っている部分が多いですが、ドルフィンズはRBダニエル・トーマスとCBリチャード・マーシャルが欠場、LBケビン・バーネットの出場が微妙になっています。

ここまでNFL8位のランオフェンスを誇るドルフィンズですが、RBレジー・ブッシュが100%の状態ではないために、過去2試合はランオフェンスが低調でした。それに加えて第2RBのトーマスが欠場するとなると、第3RBラマー・ミラーにかかる期待が大きくなります。ミラーはこれまで平均5.5ヤードのランを記録していますが、パスブロックが十分できないために出場時間が限られています。

ラムズのランディフェンスはNFL23位で、1試合平均117.2ヤードを相手チームに献上しています。しかし、ランには十分警戒してくるでしょうから、ドルフィンズもそう易々とはランプレーでヤードを稼げないかもしれません。

タネヒルは先週の対シンシナティベンガルズ戦では、キャリア最高のQBレイティング92.3を記録しました。1試合ごとに成長していっているタネヒルですが、ラムズのパスラッシュ、そしてパスディフェンス相手にどれだけミスを少なくできるかが勝利のポイントとなります。

ラムズには3QBサックを記録しているプロボウルDEクリス・ロングがいますし、NFL3位タイの8インターセプトも記録しています。特に3インターセプトを記録しているCBコートランド・フィネガンには要注意です。タネヒルはこれまでTDパス2個に対してインターセプトを6個犯しています。この試合でもインターセプトを犯すようだと苦しくなるでしょうね。

一方ドルフィンズのディフェンスですが、ランディフェンスに関しては鉄壁です。1試合平均61.4ヤードに抑えてNFL1位、平均喪失ヤードもわずか2.7ヤードです。先週の試合で週間MVPに選出されたDTランディ・スタークス、そしてもう1人のDTポール・ソリアイはいずれもプロボウルレベルです。ラムズはエースRBスティーブン・ジャクソンが健在ですが、平均獲得ヤードは3.5ヤードと脅威ではありません。

また、パスディフェンスに関しては、先週同様先発CBのマーシャルが欠場しますが、過去2試合で5.5QBサックと調子を上げてきたDEキャメロン・ウェイクのパスラッシュがこの試合でも見られそうです。ラムズQBサム・ブラッドフォードは今シーズンすでに15QBサックを喫しています。

そのブラッドフォードですが、3年目の今シーズンは6TDパスに対して5インターセプト、パス成功率57.5%でQBレイティング78.6というほぼ平凡な成績です。加えてエースWRダニー・アメンドーラは怪我のために出場できません。そうした状況もあり、ラムズのパスオフェンスはNFL30位と低迷しています。

いろいろと見てみると、ドルフィンズ有利な状況が多いんですが、忘れてはならないのはドルフィンズが今シーズン最高のパフォーマンスを発揮しながら勝てなかったアリゾナカージナルスに対して、ラムズは先週の試合で17-3と完勝していることです。それ故に絶対に侮れない相手であることは間違いありません。

それといつものことですが、勝負の分かれ目はターンオーバーなどのミスです。ミスが多い方が負ける確率が大きくなります。それだけに、試合の流れをガラッと変えてしまうような致命的なミスは、できるだけ犯さないようにしたいところです。

この試合のハーフタイムには、ザック・トーマスとジェイソン・テイラーの表彰セレモニーが行われます。その記念すべき試合に是非とも勝って、同時にドルフィンズではなくラムズを選んだフィッシャーに対して、ドルフィンズの勝利を見せつけてもらいたいですね。




対ベンガルズ戦

今日の対シンシナティベンガルズ戦ですが、3勝1敗のベンガルズとはいえ、ドルフィンズには十分勝機はあると思っていたので、この勝利は驚きではないんですが、ただ結果的に見ればミスが多い方が負けたという当然の結果になりましたね。最後のインターセプトが決め手でした。

そのインターセプトを決めたSレシャッド・ジョーンズに注目したいんですが、ジョーンズは試合序盤にミスを犯しました。といってもミスというほどのミスではなくて事故のようなものなのですが、パントキックで弾んだボールに触れてしまいました。死角からきたボールなので避けようがなかったというものでしたね。

しかし、その後は少なくとも素晴らしいタックルが2つありましたし、最後のインターセプトはこの試合で大きな価値があるものでした。序盤の失策をよく挽回して、チームの勝利に貢献してくれました。

その他にディフェンスでは先発CBリチャード・マーシャルが欠場して、果たしてパスディフェンスがどうなるのかと思っていましたが、本当によく守りました。ベンガルズQBアンディ・ダルトンから2つのインターセプトと3つのQBサックを奪い、プロボウルWR A.J.グリーンには9キャッチを許したものの、獲得ヤードは65ヤードに抑えました。

そして、これも勝利の大きな要因だったと思うんですが、第1Qに2つのターンオーバーを犯しながら、いずれもFGに止めたことです。どちらかでTDを取られていたら試合の流れは大きくベンガルズ側に傾いていたと思います。その部分でも今日のディフェンスは素晴らしかったと思います。

QBライアン・タネヒルはパス26回投中17回成功で223ヤードを獲得しました。TDパスがなくて少し物足りなかったんですが、その代わりにインターセプトも犯さず、落ち着いて安定したプレーができていたと思います。QBレイティングは92.3で自己最高、なにか試合を重ねるごとに成長していくような気がします。

その他オフェンスでは、先週の対アリゾナカージナルス戦でも感じたんですが、今日のベンガルズもランに対して非常によく警戒していたと思います。RBレジー・ブッシュも怪我の影響が残っていると思いますが、チーム全体で68ヤードしか走れませんでした。TDラン以外はあまりよくなかったですね。今後もこの傾向は続く可能性があるので、改善を要するところでしょうか。

あと気になる点がいくつかありました。まずTEチャールズ・クレイのプレーです。昨シーズンの活躍から今シーズンは一層の飛躍を期待していたんですが、この試合でも落球がありましたし、残り試合時間2分からのプレーでパスキャッチをした後サイドライン外にあっさり出てしまいました。あの場面はベンガルズ側にタイムアウトが残っていなかったので、1stダウンを更新できなくてもフィールド内でダウンして時間をつぶすべきでした。結果的に試合に勝ったからよかったものの、ベンガルズ側に少なくとも30秒以上の攻撃時間を与えてしまっています。あの時のプレーはクレイにとっては反省材料ですね。

それとRBダニエル・トーマスが再び脳しんとうを起こしたようで、これも心配ですね。脳しんとうは癖になると言われていますから、本当に気をつけてもらいたいです。

そしてある意味最も深刻じゃないかと思うのがKダン・カーペンターです。この試合でもFGをミスしています。ただ、53ヤードというロングでしたので、それ自体はあまり気にすることはないんですが、FG失敗によって相手に試合の流れが変わっています。この試合でもFG失敗の直後にベンガルズにTDを許しています。こういうことが続くとカーペンター自身も意識するでしょうし、チームとしてもFGを狙わせることを躊躇してしまうかもしれません。いつまでも尾を引かなければいいのですが…

この試合ではベンガルズ側にも助けられましたね。Kマイク・ヌージェントのFG失敗もそうなんですが、あの場面はどちらかというと4thダウンギャンブルに来られた方がドルフィンズとしては嫌だったと思います。

それと前後しますが、ベンガルズは第4QにTDを取った後に2点コンバージョンにいきませんでした。あそこは絶対に2点を狙ってくると思ったのですが、その後に再びTDを取って逆転できるという自信があったんでしょうか。ただし、これもドルフィンズにとっては、結果はどうであれ2点を狙われた方が嫌だったと思います。3点差ならFG1本で同点ですが、4点差となるとFG1本だけでは追いつけません。守る方も3点差と4点差ではプレッシャーのかかり方は全く違うと思います。

あとこれはアクシデントなんですが、RBバーナード・スコットが怪我で退場してくれたのは助かりました。スコットには最長29ヤードランをはじめよく走られていました。ディフェンスも手こずっていたので、怪我を喜ぶわけではありませんが、ドルフィンズとしてはよかったし、ベンガルズとしてもこの欠場は痛かったと思います。

ともあれ、これで2勝3敗となり勝率5割に王手がかかりました。ロードで勝ったというのも大きいですが、来週はホームに帰って試合ができます。バイウイーク前の試合ですので、すっきりと勝って休みに入りたいところでしょう。来週の試合ではザック・トーマスとジェイソン・テイラーのセレモニーもあるようですので、これもまた楽しみなところですね。




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