ドルフィンズにとってこのシアトルシーホークス戦での勝利は、今シーズン初めての第4Qでの逆転勝利となったわけですが、同時にQBライアン・タネヒルにとってもNFLで初の第4Qカムバックでした。チームにとってもそうですが、タネヒルにとっても本当に大きな自信になったことでしょう。
それにしても第4QにシーホークスKRレオン・ワシントンのキックオフリターンTDが出た時には、正直この試合は負けたかと思いました。おそらく見ていたほとんどの人がそう思ったのではないでしょうか。もちろん、シーホークスの選手も自分たちの勝利を確信したでしょう。だからと言って、シーホークスの選手が油断したとは思いませんが、気持ちにスキができたのは確かだと思います。それがドルフィンズの逆転劇を生んだ1つの要因ではないかと思います。
この試合、前半のポイントはタネヒルのインターセプトとその後のドルフィンズのディフェンスだったと思います。ターンオーバーをきっかけに失点してズルズルと行ってしまったのが過去2試合でした。だからここで失点していたらこの試合も負けていたと思います。しかし、自陣35ヤード地点で相手に攻撃権を渡したにもかかわらず、ディフェンスが奮起してFGも蹴らせませんでした。シーホークスのオフェンスも慎重すぎたということもありますが、ここがドルフィンズにとっては大きなポイントでした。
そしてRBレジー・ブッシュのTDランで先制したのも大きかった。やはりドルフィンズはブッシュのランプレーが出れば得点力が上がります。結局ブッシュは14キャリーで最長22ヤードランを含む87ヤードを獲得して勝利に貢献しました。しかし、このブッシュのランを引き出したのは、もう一人のRBダニエル・トーマスのランプレーだったと思います。序盤にブッシュが思うように走れなかった時に、このトーマスが出場していいランプレーを出しました。ブッシュとはタイプの違う走りで、シーホークスのディフェンスを崩したような印象がありました。
それとオフェンスで光ったのはTEチャールズ・クレイでした。今シーズンはこれまで期待外れの感があったクレイでしたが、この試合では6回のパスレシーブで84ヤードを獲得しました。クレイにとっては自己最高の成績で、かつ大きな自信にもなったと思います。先発TEアンソニー・ファサーノが怪我のために本調子ではなかったためか、クレイへのパスが目立ちました。しかしクレイがここまでパスプレーに絡んでくると、非常に大きな武器になりますし、相手チームにとってはやっかいな存在となります。また、他のレシーバー陣にもパスが通りやすくなってきますね。
タネヒルはパス26回投中18回成功で253ヤードを獲得、特に最後の2回のドライブは非常に見事で、全く危なげがなく安定したプレー内容でした。第4QでのQBレイティングが悪いという記録がありましたが、その悪いイメージを払拭する活躍を見せてくれました。実質的にインターセプトを2度犯したのは反省点なんですが、3つのTDドライブはそれぞれ94、82、80ヤードといずれもロングドライブでした。このロングドライブでTDを演出したというのは評価できると思います。
あとこの試合では、やはりディフェンスが素晴らしかった。確かにQBラッセル・ウイルソンには苦戦していたんですが、RBマーショーン・リンチを完璧に抑えました。シーホークス快進撃の原動力ともなっていたリンチを、19キャリーでわずか46ヤード獲得に止めました。本当に素晴らしい内容で、これも勝利の要因だったと思います。DTポール・ソリアイの動きが素晴らしかったですね。
最後はKダン・カーペンターがサヨナラFGを決めたわけですが、外しても同点というやや気楽な場面だったとはいえ、今シーズン決して好調とはいえない状態で、大事な場面でよく決めてくれました。カーペンターにとってはこの日が誕生日だったようで、なお一層嬉しかったのではないかと思います。特にその前にキックオフが短くてリターンTDを許していましたから、あのFGを決めてくれて本当によかったと思います。
ドルフィンズにとっては3連敗で嫌なムードだっただけに、本当に大きな1勝だったと思います。これで5勝6敗となり再びプレーオフ進出の目も出てきました。しかし、プレーオフはさておき、これからも強豪チームとの対戦が控えているだけに、どれだけ戦えるかというのが注目されます。ただ、この試合を見ると次にも期待が持てる気がします。残り試合は5試合ですが、一戦一戦大事に戦っていってもらいたいですね。
それにしても第4QにシーホークスKRレオン・ワシントンのキックオフリターンTDが出た時には、正直この試合は負けたかと思いました。おそらく見ていたほとんどの人がそう思ったのではないでしょうか。もちろん、シーホークスの選手も自分たちの勝利を確信したでしょう。だからと言って、シーホークスの選手が油断したとは思いませんが、気持ちにスキができたのは確かだと思います。それがドルフィンズの逆転劇を生んだ1つの要因ではないかと思います。
この試合、前半のポイントはタネヒルのインターセプトとその後のドルフィンズのディフェンスだったと思います。ターンオーバーをきっかけに失点してズルズルと行ってしまったのが過去2試合でした。だからここで失点していたらこの試合も負けていたと思います。しかし、自陣35ヤード地点で相手に攻撃権を渡したにもかかわらず、ディフェンスが奮起してFGも蹴らせませんでした。シーホークスのオフェンスも慎重すぎたということもありますが、ここがドルフィンズにとっては大きなポイントでした。
そしてRBレジー・ブッシュのTDランで先制したのも大きかった。やはりドルフィンズはブッシュのランプレーが出れば得点力が上がります。結局ブッシュは14キャリーで最長22ヤードランを含む87ヤードを獲得して勝利に貢献しました。しかし、このブッシュのランを引き出したのは、もう一人のRBダニエル・トーマスのランプレーだったと思います。序盤にブッシュが思うように走れなかった時に、このトーマスが出場していいランプレーを出しました。ブッシュとはタイプの違う走りで、シーホークスのディフェンスを崩したような印象がありました。
それとオフェンスで光ったのはTEチャールズ・クレイでした。今シーズンはこれまで期待外れの感があったクレイでしたが、この試合では6回のパスレシーブで84ヤードを獲得しました。クレイにとっては自己最高の成績で、かつ大きな自信にもなったと思います。先発TEアンソニー・ファサーノが怪我のために本調子ではなかったためか、クレイへのパスが目立ちました。しかしクレイがここまでパスプレーに絡んでくると、非常に大きな武器になりますし、相手チームにとってはやっかいな存在となります。また、他のレシーバー陣にもパスが通りやすくなってきますね。
タネヒルはパス26回投中18回成功で253ヤードを獲得、特に最後の2回のドライブは非常に見事で、全く危なげがなく安定したプレー内容でした。第4QでのQBレイティングが悪いという記録がありましたが、その悪いイメージを払拭する活躍を見せてくれました。実質的にインターセプトを2度犯したのは反省点なんですが、3つのTDドライブはそれぞれ94、82、80ヤードといずれもロングドライブでした。このロングドライブでTDを演出したというのは評価できると思います。
あとこの試合では、やはりディフェンスが素晴らしかった。確かにQBラッセル・ウイルソンには苦戦していたんですが、RBマーショーン・リンチを完璧に抑えました。シーホークス快進撃の原動力ともなっていたリンチを、19キャリーでわずか46ヤード獲得に止めました。本当に素晴らしい内容で、これも勝利の要因だったと思います。DTポール・ソリアイの動きが素晴らしかったですね。
最後はKダン・カーペンターがサヨナラFGを決めたわけですが、外しても同点というやや気楽な場面だったとはいえ、今シーズン決して好調とはいえない状態で、大事な場面でよく決めてくれました。カーペンターにとってはこの日が誕生日だったようで、なお一層嬉しかったのではないかと思います。特にその前にキックオフが短くてリターンTDを許していましたから、あのFGを決めてくれて本当によかったと思います。
ドルフィンズにとっては3連敗で嫌なムードだっただけに、本当に大きな1勝だったと思います。これで5勝6敗となり再びプレーオフ進出の目も出てきました。しかし、プレーオフはさておき、これからも強豪チームとの対戦が控えているだけに、どれだけ戦えるかというのが注目されます。ただ、この試合を見ると次にも期待が持てる気がします。残り試合は5試合ですが、一戦一戦大事に戦っていってもらいたいですね。