今シーズン最終戦の対ニューイングランドペイトリオッツ戦、仮に勝てないにしても何か相手にダメージを与えて、ドルフィンズのいいところを見せてもらいたいと思ったのですが、結果は全くいいところのない完封負けでした。まあしかし、相手が相手ですから、今のドルフィンズの戦力では苦しいことはわかっていましたし、ごまかしで勝てるような試合ではなかったですね。
この試合、確かにやってはいけないターンオーバーもあり、いろいろとミスもあったんですが、最も大きな敗因はオフェンシブラインの差でしたね。試合当初から両チームのオフェンシブラインは天と地ほどの差があったと言ってもよく、あれを見ていたら勝てる気がしませんでした。ただ、完封負けするとも思いませんでしたが。
ペイトリオッツのオフェンシブラインはしっかりとブロックしてランを出させ、パスプロテクションを完璧にしてQBトム・ブレイディにパスを投げやすくさせていました。一方のドルフィンズのオフェンシブラインはというと、ランを出そうにもコースを空けられず、QBライアン・タネヒルをパスラッシュから守ることもできませんでした。
まあ、こちらが見ている以上にペイトリオッツのディフェンスの戦術が優れていたのだと思いますが、それにしてもドルフィンズのオフェンシブラインは酷かったです。この失敗を教訓として、来シーズンは優れたオフェンシブラインを作り上げてもらいたいと思います。
前回の対戦でブレイディから4QBサックを奪ったドルフィンズのパスラッシュも、この試合では全く仕事ができませんでした。1QBサックを記録したものの、ブレイディには全くといっていいほどプレッシャーがかかっていませんでした。ただ、ドルフィンズのディフェンスが悪いと言うよりは、ペイトリオッツが前回の対戦をしっかりと研究して準備してきた結果だと思います。
この試合で注目していた2人、WRアーモン・ビンスとCBディミトリ・パターソンですが、パターソンの方は怪我をして早々にサイドラインに下がり、ビンスの方は致命的なパス落球を2つ犯し、全くインパクトを残せませんでした。特にビンスの方には期待していたんですが、やはり急造の穴埋め的戦力で、しかもシーズン途中に解雇されるような選手であったということでしょうね。ただ、ビンスに関しては来シーズンもう一度チャンスをやりたいような気もします。
タネヒルはパス35回投中20回成功で235ヤードを獲得しました。1インターセプトは致命傷となったんですが、200ヤードも投げられないんじゃないかと思っていました。その意味では、7QBサックを受け、あれだけのプレッシャーを受けた中でのプレーとしてはそんなに悪くはなかったんじゃないかと思います。
この試合は極寒の気候の中でしたが、タネヒル自身最も寒い中でのプレーだったでしょうし、ランプレーによるサポートもなく、フリーになれるレシーバーも少ない、さらに終始激しいパスラッシュにさらされながら、パス成功率はブレイディの36回投中22回成功とそれほど変わりませんでした。タネヒルにとってはいい経験となったと思います。
ちなみにタネヒルの今シーズンの成績は、パス484回投中282回成功で3294ヤード獲得でしたが、3つの数字はいずれもドルフィンズのルーキー記録となっています。この試合でインターセプトを犯してしまったので、TDパス12に対してインターセプトが13と1つ多くなってしまったのが残念ですが、シーズン前半の大きくインターセプト数が先行していた状況を考えると、数字的によく盛り返したと思います。そのあたりもシーズン中の成長だと思います。
RBレジー・ブッシュは2年連続1000ヤードは間違いないと思っていましたが、この試合での内容は酷く、8キャリーで26ヤード獲得という酷い結果でした。さらに最後のプレーで18ヤードランを決めていなかったら、7プレーで8ヤード獲得というもっと悲惨な結果に終わっていました。
ブッシュに関してはシーズン終了後にFAとなりますが、再契約でドルフィンズ残留の可能性が高いと言われています。ただ、この試合でもそうですが、どうもブッシュのスピードの無さが気になります。確かにオフェンシブラインもよくないんですが、ブッシュのスピードが遅いのでランが出ないのではないかとおもいます。リーダーシップは評価できるところですが、実際プレーの中ではどうかというと疑問が残るところです。
あとこの試合で最も堅実なプレーを見せていたと思われるWRブライアン・ハートラインは、5回のパスレシーブで69ヤードを獲得しました。最終的な成績はいずれも自己最高の74回のパスレシーブで1083ヤード獲得という、素晴らしい活躍でした。1回のパスレシーブで試合の流れを変えてしまうような選手ではないんですが、ブッシュ同様FAとなるハートラインには是非ともドルフィンズに残ってもらいたいと思います。
最終的なチーム成績は7勝9敗で、チームワーストタイの4年連続負け越しという結果に終わってしまいました。しかし、シーズン開始前は新しいヘッドコーチ、エースQB不在、オフェンス、ディフェンスともにタレント不足、リーグでも最低ランクの成績に終わるだろうと言われながら、ここまで成績を伸ばしてきたことは大きく評価できる点だと思います。
終わりよければすべてよし、ということにはなりませんでしたが、いろいろなところで将来に期待を抱かせるチームであったと思います。これで試合が終わってしまうのが大変残念ですが、オフには十分な戦力補強ができる体制も整っています。来シーズンに更なる飛躍を期待すると同時に、今シーズンも最後まで我々ファンを楽しませてくれたことに感謝したいと思います。
この試合、確かにやってはいけないターンオーバーもあり、いろいろとミスもあったんですが、最も大きな敗因はオフェンシブラインの差でしたね。試合当初から両チームのオフェンシブラインは天と地ほどの差があったと言ってもよく、あれを見ていたら勝てる気がしませんでした。ただ、完封負けするとも思いませんでしたが。
ペイトリオッツのオフェンシブラインはしっかりとブロックしてランを出させ、パスプロテクションを完璧にしてQBトム・ブレイディにパスを投げやすくさせていました。一方のドルフィンズのオフェンシブラインはというと、ランを出そうにもコースを空けられず、QBライアン・タネヒルをパスラッシュから守ることもできませんでした。
まあ、こちらが見ている以上にペイトリオッツのディフェンスの戦術が優れていたのだと思いますが、それにしてもドルフィンズのオフェンシブラインは酷かったです。この失敗を教訓として、来シーズンは優れたオフェンシブラインを作り上げてもらいたいと思います。
前回の対戦でブレイディから4QBサックを奪ったドルフィンズのパスラッシュも、この試合では全く仕事ができませんでした。1QBサックを記録したものの、ブレイディには全くといっていいほどプレッシャーがかかっていませんでした。ただ、ドルフィンズのディフェンスが悪いと言うよりは、ペイトリオッツが前回の対戦をしっかりと研究して準備してきた結果だと思います。
この試合で注目していた2人、WRアーモン・ビンスとCBディミトリ・パターソンですが、パターソンの方は怪我をして早々にサイドラインに下がり、ビンスの方は致命的なパス落球を2つ犯し、全くインパクトを残せませんでした。特にビンスの方には期待していたんですが、やはり急造の穴埋め的戦力で、しかもシーズン途中に解雇されるような選手であったということでしょうね。ただ、ビンスに関しては来シーズンもう一度チャンスをやりたいような気もします。
タネヒルはパス35回投中20回成功で235ヤードを獲得しました。1インターセプトは致命傷となったんですが、200ヤードも投げられないんじゃないかと思っていました。その意味では、7QBサックを受け、あれだけのプレッシャーを受けた中でのプレーとしてはそんなに悪くはなかったんじゃないかと思います。
この試合は極寒の気候の中でしたが、タネヒル自身最も寒い中でのプレーだったでしょうし、ランプレーによるサポートもなく、フリーになれるレシーバーも少ない、さらに終始激しいパスラッシュにさらされながら、パス成功率はブレイディの36回投中22回成功とそれほど変わりませんでした。タネヒルにとってはいい経験となったと思います。
ちなみにタネヒルの今シーズンの成績は、パス484回投中282回成功で3294ヤード獲得でしたが、3つの数字はいずれもドルフィンズのルーキー記録となっています。この試合でインターセプトを犯してしまったので、TDパス12に対してインターセプトが13と1つ多くなってしまったのが残念ですが、シーズン前半の大きくインターセプト数が先行していた状況を考えると、数字的によく盛り返したと思います。そのあたりもシーズン中の成長だと思います。
RBレジー・ブッシュは2年連続1000ヤードは間違いないと思っていましたが、この試合での内容は酷く、8キャリーで26ヤード獲得という酷い結果でした。さらに最後のプレーで18ヤードランを決めていなかったら、7プレーで8ヤード獲得というもっと悲惨な結果に終わっていました。
ブッシュに関してはシーズン終了後にFAとなりますが、再契約でドルフィンズ残留の可能性が高いと言われています。ただ、この試合でもそうですが、どうもブッシュのスピードの無さが気になります。確かにオフェンシブラインもよくないんですが、ブッシュのスピードが遅いのでランが出ないのではないかとおもいます。リーダーシップは評価できるところですが、実際プレーの中ではどうかというと疑問が残るところです。
あとこの試合で最も堅実なプレーを見せていたと思われるWRブライアン・ハートラインは、5回のパスレシーブで69ヤードを獲得しました。最終的な成績はいずれも自己最高の74回のパスレシーブで1083ヤード獲得という、素晴らしい活躍でした。1回のパスレシーブで試合の流れを変えてしまうような選手ではないんですが、ブッシュ同様FAとなるハートラインには是非ともドルフィンズに残ってもらいたいと思います。
最終的なチーム成績は7勝9敗で、チームワーストタイの4年連続負け越しという結果に終わってしまいました。しかし、シーズン開始前は新しいヘッドコーチ、エースQB不在、オフェンス、ディフェンスともにタレント不足、リーグでも最低ランクの成績に終わるだろうと言われながら、ここまで成績を伸ばしてきたことは大きく評価できる点だと思います。
終わりよければすべてよし、ということにはなりませんでしたが、いろいろなところで将来に期待を抱かせるチームであったと思います。これで試合が終わってしまうのが大変残念ですが、オフには十分な戦力補強ができる体制も整っています。来シーズンに更なる飛躍を期待すると同時に、今シーズンも最後まで我々ファンを楽しませてくれたことに感謝したいと思います。