今年のサマーキャンプは7月20日に始まりあと2週間ほどと迫ってきました。キャンプではポジション争いなどいろいろな話題があると思いますが、キャンプ開始前のこの時期はほとんど話題がありません。そんな中で、ベテラン選手の長期契約問題が話題として取り上げられていました。

まずNFLでも屈指のDTコンビ、ポール・ソリアイとランディ・スタークスは共に今シーズン終了後には契約が切れるのですが、彼らに対する契約延長などのオファーはないということで、シーズン終了後には2人ともドルフィンズを去るのではと言われています。

また、こちらもNFLでトップクラスのSという評価があるレシャッド・ジョーンズも今シーズン終了後にはFAとなります。契約延長については水面下で話が行われていたようですが、結局まとまらなかったようです。

これらの選手について今後どういう展開になるかわかりませんが、ドルフィンズは今年のFAなどで大金を投じていますので、そうそう大きな契約は結べないでしょう。加えてソリアイとスタークスはいずれも来年30歳となるので、年齢的な面でも長期契約というのはまず考えられないと思います。それは今年共に30歳を超えていたLBカルロス・ダンスビーとケビン・バーネットをあっさりと解雇したことからも考えられます。

ジョーンズの場合はまだ25歳と若く、ディフェンスバックが弱いドルフィンズにとっては絶対に手放したくない選手ですので、おそらく何らかの形での契約延長なり再契約というのは考えられると思いますが、シーズン開始までに契約がまとまる可能性は低いのではないでしょうか。

ただ、これらの選手が契約問題に不満を持ったまま今シーズンに突入し、プレーに集中できないなどのことが起きるとチームワークにも影響します。加えてその結果チームに悪い影響を及ぼし成績が悪くなると、チーム全体にとって決していい状態ではありません。

プロの選手ですから契約問題というのは重要な部分なのでしょうが、いざシーズン開始となればその問題は忘れて、チームのためにいいプレーを見せてもらいたいと思います。それが結果的には今後いい契約を勝ち取ることにもつながるし、またチーム全体のためにもなるのではないでしょうか。

今シーズンのドルフィンズには多くのファンの方が期待を寄せていると思います。その期待に応えるためにも、選手にはお金ではなく、フィールド上のプレーに集中してもらいたいと思います。