Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

September 2013

Week 2 対コルツ戦

対インディアナポリスコルツ戦ですが、ドルフィンズにとっては素晴らしい勝利でした。コルツ相手のロードゲームでしたが、勝つチャンスは十分にあると思っていましたし、勝てるだろうと思っていました。まだまだ改善しなければいけない部分もあるんですが、新戦力も期待通りの活躍をして内容のある勝利だったと思います。

この試合の勝利のポイントとして3つあげてみたいと思います。まず1つ目ですが、前半終了時のKカレブ・スタージスのFGです。これは逆転した直後のドライブで、しかも54ヤードというロングFGでした。さらに蹴る直前にコルツ側がタイムアウトをかけて、FGは成功していたんですが蹴り直さなければいけなくなったというものです。

50ヤード以上のFGはプレッシャーもかかりますし、決して簡単ではないはずです。しかし、この新人キッカーはいとも簡単に蹴り直しのFGも正確に決めました。この試合の勝因の1つがあのFG成功であったと思います。試合の流れがコルツ側に移り、あそこで同点に追いついていなければ、あるいは後半もコルツペースでいっていたかもしれません。

それにしてもスタージスはまだNFL2試合目ですが、その内容は早くもプロボウル級ではないでしょうか。どんな場面でも冷静に、正確なキックを決めています。

2つ目は第3Q最初のコルツの攻撃です。開始直後のドルフィンズの攻撃でQBライアン・タネヒルがファンブルしてターンオーバーとなってしまった後、コルツはFGで勝ち越し点をあげていますが、実はTDパスが無効になっての結果でした。

無効になったのはコルツWRレジー・ウェインのイリーガルシフトの反則だったんですが、この反則がなければコルツは7点リードしていたわけで、7点と3点とでは全く状況が違います。その意味ではドルフィンズはコルツに助けられた恰好になりましたが、いやなターンオーバーでTDを取られたらコルツの勢いが増していただけに、3点で止められたというのは大きかったと思います。

そして3つ目は第4QのCBブレント・グライムスのインターセプトです。これもその前のドルフィンズの攻撃で4thダウン残り1ヤードでのギャンブル成功がリプレイ判定で覆され、その直後のコルツの攻撃で起こったことですから、コルツの勢いを止めるということでも意味がありました。

コルツのQBアンドリュー・ラックは第4Qでの逆転劇を数多くやっており、この試合でもそういうシナリオを描いていたと思います。あのインターセプトの後も試合時間はまだ8分以上残っていましたが、実質的にはあのインターセプトでドルフィンズの勝利が決まったという雰囲気もありました。

それにしてもインターセプトを決めたグライムスは、ドルフィンズにとっては本当に大きな補強だったと思います。また大きな契約でもなかったんですが、ドルフィンズに来てくれてよかったと思います。

これで開幕2連勝なんですが、いずれの試合も先制した後に逆転されたんですが第3Qに再逆転し、それをディフェンスが守って勝利しています。終盤に相手のオフェンスを抑えたのも素晴らしいのですが、後半に逆転できるオフェンス力がついてきており、オフェンス陣にも自信が増していると思います。

それはタネヒルの成長が非常に大きいと思うのですが、今シーズンのタネヒルはオフェンスがスリー&アウトに終わっても、QBサックされても、そして相手に得点を重ねられても冷静にプレーを行って試合を組み立てているという印象があります。だから安心して見ていられます。

開幕2連勝は2010年シーズン以来のことでその時もロード2連勝だったんですが、そのシーズンはホームで勝てずロードで勝っていました。次の試合はホームゲームなんですが、相手は強豪のアトランタファルコンズです。2010年の二の舞いとならないように、次の試合も勝利してもらいたいですね。 



 

Week 2 対コルツ戦 プレビュー

ドルフィンズの第2週の試合は、またロードゲームでインディアナポリスコルツとの対戦です。コルツとの対戦成績は現在4連敗中ですが、開幕戦のクリーブランドブラウンズとの対戦でも4連敗中だったのを勝って連敗を止めています。それと同じ流れで今回の対戦もコルツの勝利してもらいたいです。

コルツといえばQBアンドリュー・ラックとの対戦ということになりますが、昨シーズンも対戦しておりドルフィンズは途中までリードしていたんですが、逆転されて23-20で敗れています。その試合では、ラックはNFLの新人記録となる433ヤードのパスを投げています。 

ドルフィンズが勝利するためにはやはりラックのパスを封じることが重要ですが、コルツは先発RBビック・バラードが怪我をしてシーズンアウトとなったようで、ますますパスオフェンスに比重を置かざるをえない状況になっています。

ドルフィンズは先週のブラウンズ戦では、QBブランドン・ウィーデンに対してDEキャメロン・ウェイクの2.5QBサックを筆頭に計6QBサックを記録しています。またコルツは先週のオークランドレイダース戦で4QBサックを受けています。当然コルツはドルフィンズのパスラッシュを警戒してくるものと思われます。

ウィーデンとラックは違うので、ドルフィンズがブラウンズ戦と同じようにQBサックを量産できるかどうかはわかりませんが、ブラウンズ戦以上のパスラッシュをコルツに対しては仕掛けてくるでしょう。そうなった場合、少なくとも昨年の対戦のように、ラックに400ヤード以上も投げられることはないと思います。

ラックは素晴らしいQBでコルツは強豪だと思われていますが、はたしてそうなのかなと思います。レイダース戦では勝利したとはいえ、レイダースのディフェンスに苦戦し試合終盤までリードされていました。最後に逆転TDで勝利したわけですが、パスではなくてラックのTDランでした。詳しい状況はわかりませんが、パスをなげられなかったので走ってTDを取ったということで、それは本来のラックの姿ではないはずです。そしてパス獲得ヤードも178ヤードに抑えられています。

ディフェンスではレイダースよりドルフィンズの方が勝っていると思いますので、レイダースに苦戦したコルツはドルフィンズのディフェンスに対してはさらに苦戦すると思われます。ただしドルフィンズにとっては油断は禁物で、対ランについてもバラードがいないからと侮れません。実績のあるベテランRBアーマド・ブラッドショーがいるので、ランプレーに対しても注意が必要です。

ドルフィンズは心配されたCBディミトリ・パターソンがどうやら試合に出場できそうです。パターソンはブラウンズ戦でインターセプトを2つ決めていて、今シーズンはブレークの予感さえするのでこれ以上の怪我は避けてもらいたいし、このコルツ戦でも期待しています。

QBライアン・タネヒルは昨年の対戦では290ヤードを投げて1TDを記録しましたが、チームを勝利に導くことはできませんでした。試合後の悔しそうな表情が印象に残っているんですが、今回の対戦はかなり気合が入っていると思われます。

ドルフィンズもランオフェンスに不安を抱えていますので、コルツは当然タネヒルをターゲットにパスを警戒し激しいパスラッシュを仕掛けてくるでしょう。その中で、タネヒルへのプレッシャーを軽減する上でもランプレーを出していかなければいけないんですが、コルツはレイダース戦ではRBダレン・マクファーデンのランを17キャリーで48ヤード獲得(平均2.8ヤード)に抑えています。ただし、QBテレル・プライヤーには112ヤード走られていますが。 

戦前の予想ではホームであるコルツがやや有利かと見られていますが、ドルフィンズの勝利を予想する人も少なくありません。コルツはホームゲームでは7連勝中なのですが、昨シーズンほどの勢いも強さもないと思いますので、ドルフィンズが勝利する可能性は十分あると思います。逆にドルフィンズがコルツとラック相手にどんな勝ち方をするのか、この試合はそういう期待感をもって見たいと思います。



 

タネヒルの成長

QBライアン・タネヒルは昨シーズンに比べて成長しているんですが、その成長の証としてある数字が紹介されていました。それは3rdダウン時におけるプレー内容です。

昨シーズンのタネヒルは3rdダウンでのQBレイティングが65.3で、パス成功率59%、3TD、7インターセプトでした。そのうち残り6ヤード以下ではQBレイティング73.7、パス成功率56%、2TD、2インターセプト、5QBサックで、残り7ヤード以上ではQBレイティング60.9、パス成功率60.6%、1TD、5インターセプト、6QBサックという内容でした。

しかし、先日のクリーブランドブラウンズとの開幕戦では、3rdダウン時に13本中9本のパス成功(パス成功率69%)で82ヤードを獲得して、QBレイティングは86.1となっています。そしてその9本のパス成功のうち8本で1stダウンを更新、残り1本も実質的には1stダウン更新でしたが、WRブランドン・ギブソンの落球により記録上はパス不成功になったものでした。

今シーズンはまだ1試合だけなので参考記録的な数字なのですが、明らかにプレー内容が向上していることがわかります。開幕戦を見て、今シーズンのタネヒルには大いに期待できることを改めて認識したファンの方も多いのではないでしょうか。 



Week 1 対ブラウンズ戦

試合の前半はどうなることかと思いましたが、終わってみれば23-10で、得点だけを見るとドルフィンズの快勝でした。しかし、内容的にみれば非常に苦戦したと思います。

その大きな要因となったのは、ランオフェンスの不発でした。RBラマー・ミラーが10キャリーで3ヤード獲得、RBダニエル・トーマスが8キャリーで14ヤード獲得などチーム全体で23キャリーで20ヤードという悲惨な結果でした。ランが出なかったというのはRBだけの責任ではなく、オフェンシブラインの責任も大きいです。この試合でのドルフィンズのオフェンシブラインはブラウンズのディフェンスに完全に押されていました。

ブラウンズのディフェンスもよかったので、ランが出なかったこと自体はそんなに深刻だとは思わないんですが、一番心配なのは今シーズンから先発RBとしてプレーし始めたミラーが自信を失ってしまうことです。そうなってしまうとシーズン通してランオフェンスが上手くいかないことになるので、コーチ陣には自信を喪失させないようなケアをしてもらいたいと思います。

その他は特に心配な部分はありませんでした。QBライアン・タネヒルは2年目を迎えてやはり成長が見られ、勝負どころではきちんとパスを通していましたし、第4QのTDドライブを演出したのは見事でした。インターセプトが1つありましたが、あれは事故みたいなもので不運でした。パスラッシュも結構激しかったんですが、無理に投げたり走ったりしなかったところにも成長が見られたと思います。

パスターゲットはWRブライアン・ハートラインが9回114ヤード、WRブランドン・ギブソンが7回77ヤード、TEチャールズ・クレイが5回54ヤードとそれぞれ結果を残したんですが、肝心のWRマイク・ウォレスがレシーブわずかに1回で15ヤード獲得に止まりました。

ウォレス自身はおもしろくなかったでしょうが、どうしても相手チームには一番警戒されてしまうので、こういうことは度々あると思います。それをいかに我慢させることができるかがコーチ陣の課題でしょうね。ただ、決してこのままで終わるようなことはないと思います。

あとディフェンスに関しては全く言うことがありません。ブラウンズのエースRBトレント・リチャードソンのランもしっかり止めていましたし、パスに関してもインターセプトを3つ決めました。またブラウンズのパスプロテクションもよかったと思いますが、パスラッシュもよくプレッシャーをかけていました。DEキャメロン・ウェイクは2.5QBサックを記録しましたが、今シーズンはQBサックを量産しそうです。

それと新人Kカレブ・スタージスですが、3本のFGを確実に決めてくれました。スタジアムは風も吹いていたようですが、全く危なげなく冷静なキッキングで新人とは思えない安定感でした。プロボウルKダン・カーペンターをあっさりと切ってしまった理由がよくわかりました。

ランオフェンスなど心配な面はありますが、決して簡単な相手ではないブラウンズに対して見事な勝利だったと思います。いいスタートが切れたと思うので、今シーズンはこれまで以上の期待感を持って見ていきたいと思います。



 

Week 1 対ブラウンズ戦 プレビュー

マイアミドルフィンズは対クリーブランドブラウンズ戦に関しては現在4連敗中ですが、開幕戦ということについても過去7年間で1勝6敗と非常に成績が悪いです。この嫌な流れを断ち切るためにも、また今シーズンのスケジュールを見ると開幕からの5試合が厳しいので、この試合には是非とも勝ちたいところです。ただ、ブラウンズの方も開幕戦の成績は悪く、過去14シーズンでわずか1勝です。

この試合、ドルフィンズに関してポイントとなるのはまずオフェンシブラインとランオフェンスでしょうか。パスオフェンスに関してはQBライアン・タネヒルの成長、WRマイク・ウォレスとブランドン・ギブソンという新戦力などでボールを進めることはできるでしょうが、それもランオフェンスが伴わなければ威力は半減します。

今年先発RBとして期待されている2年目のラマー・ミラーですが、プレシーズンゲームでは今一つ結果を残せていません。果たして先発RBとして活躍できるのか、それを占う意味でもこの試合でのミラーの成績というのは注目されます。また、ミラーのランプレーをオフェンシブラインが助けられるのか、ランオフェンスだけではなくてチームの成績にも大きく影響しそうです。

ブラウンズはディフェンス隊形を昨年までの4-3から3-4に変えてきていますから、昨年NFL19位だったランディフェンスが改善されているかもしれません。

そしてもう1つ不安な要素が出てきました。新人の控えCBウィル・デービスとジャマー・テイラーの2人が怪我のためいずれも試合に出場できません。さらに先発CBディミトリ・パターソンも怪我のために試合出場が微妙です。もしパターソンがプレーできないとなるとパスディフェンスが手薄になります。

しかし、ドラフト1巡目指名のDEディオン・ジョーダンがプレーできますし、DEキャメロン・ウェイクとオリビエ・バーノンなどによるパスラッシュは相手QBブランドン・ウィーデンに対して脅威になるでしょうし、加えてブラウンズはエースWRジョシュ・ゴードンが出場停止でプレーできません。 

ブラウンズには昨年までドルフィンズの先発WRだったデボン・ベスがいますが、このベスがウィーデンのパスターゲットの中心になることが予想されますので、しっかりとカバーしてもらいたいと思います。

総合的に見るとドルフィンズの方が戦力的に上回っていると思いますが、戦前の予想ではブラウンズ有利という見方もあります。ブラウンズのホームゲームですし、勢いに乗せてしまうと勝つことは難しくなってきます。やはり気をつけなければいけないのはターンオーバーですから、ミスをしなければドルフィンズが勝利する可能性は高いと思います。



 
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