Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

September 2014

Week 3 対チーフス戦 プレビュー

NFL第3週、ドルフィンズはホームにカンサスシティチーフスを迎えます。先週バッファロービルズに嫌な負け方をしたドルフィンズにとっては、是非とも勝利して嫌なムードを払拭したいところです。対するチーフスはここまで開幕連敗スタートで、こちらもチーム状態はよくありません。

両チームの状況はよく似ており、いずれもエースRBが先週の試合で怪我をして欠場します。ドルフィンズはノーション・モレノがひじを脱臼し、チーフスはジャマール・チャールズが足首を痛めています。

チーフスはチャールズ欠場の後、2年目のRBナイル・デービスが23キャリーで82ヤードを獲得して2TDランを記録して奮闘しましたが、試合には敗れています。

ドルフィンズはモレノが最初のキャリーで怪我をした後、試合終盤にはラマー・ミラーも足首を痛めてしまいました。No.1、No.2のRBがいずれも怪我をしてしまったドルフィンズは、急きょシーズン開始前に解雇したRBダニエル・トーマスと再契約しました。

エースRBが不在の両チームはランプレーよりもパスプレーに頼らざるを得ないのですが、ドルフィンズのQBライアン・タネヒルとチーフスのQBアレックス・スミスはいずれも好調とはいえません。

スミスはNFL最低のQBレイティングで63.6、平均パスヤードもNFL30位の5.94ヤードとなっています。先週の対デンバーブロンコス戦では敵陣35ヤード以内に6回も攻め込みながらTDパスは投げられませんでした。特に7点を追う残り試合時間18秒では敵陣2ヤード地点からの4thダウンでのパスを失敗しています。

一方のタネヒルもスミスと大差なく、QBレイティングはNFL29位の76.1、平均パスヤードもリーグの35人のQBの中で34位の5.17ヤードです。ロングパスに加えてショートパスでもパスの精度が悪く、さらに先週のビルズ戦ではなかなかパスが投げられなかったこともあり4つのQBサックを浴びています。

そのタネヒルにとっていいニュースは、臀部の手術の影響で欠場していたプロボウルCマイク・パウンシーが復帰しており、もしかしたらチーフス戦から試合に出場できるかもしれません。またチーフスのディフェンスは過去2試合で相手QBに対して124.4のQBレイティングを許しています。

ドルフィンズのオフェンシブラインは先発RGのシェリー・スミスが怪我をして最低2週間は欠場する見込みで、パウンシーの1日も早い試合への復帰が望まれているところです。

チーフスの方もその他に怪我人が出ており、先発Sエリック・ベリーが足首を痛めています。チャールズほど重症ではないようですが、ドルフィンズ戦への出場は難しいかもしれません。その場合にはCBのロン・パーカーがベリーの代わりにSのポジションを務めるようです。

ドルフィンズにとってはホームゲームですし、チーフスにとってはこれ以上連敗を続けるわけには行かない、いずれにとっても負けられない試合ですが、得点力不足が懸念されるため1つのミスが命取りになりそうです。また、それと同時にゲームプランが勝敗に大きく影響することになるでしょう。

ドルフィンズは先週の試合でスペシャルチームがミスを連発しましたが、そういうところからも試合の主導権を相手に渡してしまいますので、しっかりとそれぞれのやるべき仕事をやってもらいたいと思います。

チーフスはオフェンシブラインが2試合で計6つのQBサックを許しています。それに対してドルフィンズはパスラッシュが強力、そして過去6クォーターで相手チームにTDを1つしか許していません。この結果がそのまま出ればドルフィンズのディフェンスがチーフスのオフェンスを抑えることは難しくないと思われます。 

両チームの対戦ですが、過去3試合はいずれもドルフィンズが勝利しています。特に直近の2011年にチーフスのホームで行われた試合ではドルフィンズが31-3で圧勝しています。今回の試合でもそれが再現されることを期待しています。


 

ドルフィンズのジャージNo.30

先日ドルフィンズへの復帰が決まったRBダニエル・トーマスですが、ジャージナンバーが以前の33番ではなくて30番になっています。33番は誰がつけているかというと、練習生のSブランディアン・ロスでした。

もしトーマスが以前と同じ33番を希望したならば、通常はロスが変更されると思うのですが、ロスに配慮したのか、それともあえて新しい番号を選んだのか、そのあたりの事情はわかりません。ただ、番号が変わったのをきっかけに心機一転、新たな気持ちでチームのために貢献してもらいたいと思います。

ちなみにドルフィンズのRBでジャージナンバー30番というと、バーニー・パーマリーを思い出します。パーマリーは1992年から98年にかけてドルフィンズに在籍していました。新しいファンの方はご存じないかもしれませんが、雰囲気的にはトーマスと同じようなタイプだったような気がします。ただし、トーマスと違ってパスレシーブもできる選手でした。

パーマリーは控えのRBでしたが、1994〜95年シーズンは先発を務めたこともあります。その2シーズンで22試合の先発を含む31試合に出場して、合計で452キャリーで1746ヤード(平均3.8ヤード)を獲得して15TDランを記録しています。

1996年にHCがドン・シューラからジミー・ジョンソンに代わったことによりパーマリーは再び控えRBとなり、その後1999年にはニューヨークジェッツに移籍して2年間を過ごし、2000年シーズンを最後に引退しました。

引退後はドルフィンズ、ノートルダム大学でスペシャルチーム&TEコーチを務め、直近では2010年から3年間カンサスシティチーフスのTEコーチを務めていました。

今現在パーマリーがどうしているのかはわかりませんが、いずれまたどこかのチームでコーチ業をするかもしれませんね。ドルフィンズ時代の印象ですが、非常にリーダーシップに長けた選手で、確かスペシャルチームのキャプテンを任されていたと記憶しています。


 

Cパウンシー、復帰間近?

欠場中のCマイク・パウンシーが練習を再開したようです。ただし次の対カンサスシティチーフス戦への出場は微妙で、今後の経過次第ということでしょうか。パウンシー本人は準備はできているということで、プレーに対する意欲を見せていますがどうなりますか。出場してほしい反面、あまり無理をしないでもらいたいところもあります。

またトレーニングキャンプやプレシーズンゲームでいいプレーを見せていた新人LBジョーダン・トリップも練習に復帰したようです。トリップはプレシーズンゲームの対ダラスカウボーイズ戦で胸部を痛めて欠場していたんですが、ドルフィンズはLB陣が手薄なため、トリップがプレー可能ならば層が厚くなります。

ドルフィンズはサンフランシスコ49ersを解雇されたRBラマイケル・ジェームスという選手をテストしたようです。ただ、契約までには至っていません。ジェームスは2012年にドラフト2巡目指名で49ersに入団したんですが、今シーズンの開幕戦後に解雇されました。

新人の年にはドルフィンズとの試合にも出場しており、昨年は10試合に出場して12キャリーで59ヤードを獲得しています。イメージとしてはドルフィンズがシーズン前に解雇したRBマーカス・シグペンのような選手で、パスレシーブもできてキックオフ、パントのリターナーもこなせるということです。49ersがなぜジェームスを解雇したのかはわかりませんが。

ドルフィンズはRBノーション・モレノが1か月以上の欠場となり、シーズン前に解雇したRBダニエル・トーマスを呼び戻していますが、やはりそれだけでは不安なのでしょう。エースRBラマー・ミラーも不安定で、開幕の対ニューイングランドペイトリオッツ戦ではファンブルロスト、先日の対バッファロービルズ戦ではパス落球とミスが目立っています。

ジェームスをテストした背景には現有RB陣の奮起を促す意図もあったのかもしれませんが、ランオフェンスに対する危機感もあり、戦力の補強も考えていかなければいけません。ただ、最も期待すべきはミラーやトーマスらの活躍ですね。


先日、薬物使用規定違反でNFLから出場停止処分を受けている選手の処分が軽減されるのではないか、というニュースがありましたが、どうやらドルフィンズの2人、DEディオン・ジョーダンとSレシャッド・ジョーンズは該当しないようです。なぜそうなるのか詳しくはわかりませんが、他チームでは軽減されて次の試合から出場できる選手もいるようです。

遅くとも第4週のロンドンでの対オークランドレイダース戦にはジョーダンとジョーンズ、そして前述のパウンシーが揃って復帰できるかと期待していたんですが、少なくともジョーダンとジョーンズの復帰はなくなりました。大変残念ですが仕方ないことですね。


 

RBトーマスが帰ってきた

ドルフィンズは先日の対バッファロービルズ戦で左ひじを脱臼して1か月以上欠場する見込みとなったRBノーション・モレノの穴埋めとして、開幕前に解雇していたRBダニエル・トーマスと契約しました。

RBを補強しなければいけない状況でトーマスとの契約は予想通りというか妥当な選択だと思いますが、トーマスとラマー・ミラーのコンビは昨年と同じということで、ランオフェンスにはあまり期待できないのかもしれません。

しかしトーマスは1度解雇されてNFLでのプレーができなかったんですが、今回再びプレーするチャンスが与えられたわけです。このチャンスを是非とも活かしてドルフィンズの勝利に貢献してもらいたいと思います。そうすることが今シーズンだけでなく来シーズン以降もNFLでプレーを続けられることにつながると思います。

ところで、ミラーもビルズ戦では足首を痛めましたが、どうやらこれは重症ではないようです。ただし、次の対カンサスシティチーフス戦に万全の状態で臨めるかというと難しいかもしれません。そうするとRBダミアン・ウイリアムスの奮起が望まれます。

ランオフェンスの成否にはオフェンシブラインの活躍が不可欠ですが、そのオフェンシブラインではRGシェリー・スミスもひざを痛めて2〜4週間はプレーができないようです。スミスの代わりにはダラス・トーマスが入るでしょうがこちらも不安が残ります。

今シーズンのドルフィンズは開幕から怪我人が多く出ています。チームとしては非常に苦しい状況ですが、勝負どころの11〜12月までに勝率5割をキープしていれば十分チャンスがあります。その頃には怪我人も戻ってきてほぼベストメンバーで戦えると思いますので、それまでなんとしても乗り切ってほしいと思います。差し当たって、次のチーフス戦はホームゲームでもありますし、絶対に負けられません。


 

Week 2 対ビルズ戦

開幕戦に素晴らしい勝利を飾ったドルフィンズ、この2戦目も敵地とはいえバッファロービルズに対して勝利したかったところですが、非常に嫌な負け方をしました。負けることについては仕方がないし、開幕戦とセットで考えると2戦を消化して1勝1敗はまずまずなのですが、内容を考えると今後に尾を引きそうです。

まず何と言っても最大の心配はRBノーション・モレノの怪我です。現時点の情報では約1か月以上の離脱が予想されています。左ひじを脱臼しているようで、思った以上の重症です。まあ、これは事故なので仕方がないですが、ドルフィンズにとってはモレノの欠場は本当に痛いです。今後の経過で早期の復帰ができることを望むしかないですね。

試合全体を通してみると、確かにモレノの欠場がオフェンスのリズムを崩したとも言えるんですが、それ以上にビルズに対する苦手意識というか、ビルズのディフェンスがドルフィンズのオフェンスに対して自信を持っているというのを感じました。試合をやる前からビルズのディフェンスが精神的に上位に立っているような気がしました。

QBライアン・タネヒルもビルズのディフェンスに対して浮き足立っているというか、気遅れしているような雰囲気さえ感じられましたし、その結果パスの精度が悪くなり、またレシーバーとのリズムも乱れて落球なども目立ったんだと思います。前半の状況を見ていると、昨年の対戦のように完封されるんじゃないかと思いました。

それでも追いつき追い越すチャンスはあったと思います。結果的に試合の流れがドルフィンズ側にこなかったというのが残念でした。3点を返した直後のC.J.スピラーのキックオフリターンTDも痛かったんですが、もっと大きかったのはその後タネヒルからWRマイク・ウォレスへのTDパスが決まって10-16と追い上げた後に、ビルズの攻撃を止められなかったのが、試合の流れを引き寄せられなかった大きな要因だったと思います。

あそこで得点を与えずに6点差のままだったら、その後の試合展開はずっと違っていて、ドルフィンズが逆転していた可能性は大きかったと思います。スピラーのランプレーはよく止めていたんですが、あのドライブの時だけ止められず47ヤードという致命的なロングゲインを許してしまいました。

それと同時にビルズもドルフィンズのディフェンスをよく研究してこの試合に備え、それがうまくいったんだと思います。ドルフィンズはQB EJ・マニュエルからQBサックを奪えませんでした。ビルズのパスプロテクションがよかったということでしょう。

試合終盤にRBラマー・ミラーも怪我をしたように見えましたが、こちらの情報は今のところありません。もしモレノに加えてミラーまで欠場となるとドルフィンズにとっては大きな問題です。すぐにでもFAでベテランRBを補強しなければいけないところですが、果たして代わりが見つかるのか。

これまで2試合を見てきてパスプレーは昨年と大差ないように思います。というか、パスの精度が昨年より悪いように思いますが気のせいでしょうか。ランプレーが出ず、オフェンシブラインのパスプロテクションが悪ければ、パスプレーも昨年以上に低調になりそうで、新しいアップテンポなオフェンスというのがいまだに見えてきません。この不安が的中しないことを望みたいですが…

とはいえ、怪我人が出るのは予測ができませんし、持っている戦力で戦っていくしかないわけですから、残り14試合を大事に戦っていってもらいたいです。欠場しているCマイク・パウンシー、Sレシャッド・ジョーンズ、DEディオン・ジョーダンなどが復帰してからが本当の勝負だと思いますので、1勝1敗スタートは決して悪くないと思います。今後の躍進に期待しています。


 
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