NFL第3週、ドルフィンズはホームにカンサスシティチーフスを迎えます。先週バッファロービルズに嫌な負け方をしたドルフィンズにとっては、是非とも勝利して嫌なムードを払拭したいところです。対するチーフスはここまで開幕連敗スタートで、こちらもチーム状態はよくありません。
両チームの状況はよく似ており、いずれもエースRBが先週の試合で怪我をして欠場します。ドルフィンズはノーション・モレノがひじを脱臼し、チーフスはジャマール・チャールズが足首を痛めています。
チーフスはチャールズ欠場の後、2年目のRBナイル・デービスが23キャリーで82ヤードを獲得して2TDランを記録して奮闘しましたが、試合には敗れています。
ドルフィンズはモレノが最初のキャリーで怪我をした後、試合終盤にはラマー・ミラーも足首を痛めてしまいました。No.1、No.2のRBがいずれも怪我をしてしまったドルフィンズは、急きょシーズン開始前に解雇したRBダニエル・トーマスと再契約しました。
エースRBが不在の両チームはランプレーよりもパスプレーに頼らざるを得ないのですが、ドルフィンズのQBライアン・タネヒルとチーフスのQBアレックス・スミスはいずれも好調とはいえません。
スミスはNFL最低のQBレイティングで63.6、平均パスヤードもNFL30位の5.94ヤードとなっています。先週の対デンバーブロンコス戦では敵陣35ヤード以内に6回も攻め込みながらTDパスは投げられませんでした。特に7点を追う残り試合時間18秒では敵陣2ヤード地点からの4thダウンでのパスを失敗しています。
一方のタネヒルもスミスと大差なく、QBレイティングはNFL29位の76.1、平均パスヤードもリーグの35人のQBの中で34位の5.17ヤードです。ロングパスに加えてショートパスでもパスの精度が悪く、さらに先週のビルズ戦ではなかなかパスが投げられなかったこともあり4つのQBサックを浴びています。
そのタネヒルにとっていいニュースは、臀部の手術の影響で欠場していたプロボウルCマイク・パウンシーが復帰しており、もしかしたらチーフス戦から試合に出場できるかもしれません。またチーフスのディフェンスは過去2試合で相手QBに対して124.4のQBレイティングを許しています。
ドルフィンズのオフェンシブラインは先発RGのシェリー・スミスが怪我をして最低2週間は欠場する見込みで、パウンシーの1日も早い試合への復帰が望まれているところです。
チーフスの方もその他に怪我人が出ており、先発Sエリック・ベリーが足首を痛めています。チャールズほど重症ではないようですが、ドルフィンズ戦への出場は難しいかもしれません。その場合にはCBのロン・パーカーがベリーの代わりにSのポジションを務めるようです。
ドルフィンズにとってはホームゲームですし、チーフスにとってはこれ以上連敗を続けるわけには行かない、いずれにとっても負けられない試合ですが、得点力不足が懸念されるため1つのミスが命取りになりそうです。また、それと同時にゲームプランが勝敗に大きく影響することになるでしょう。
ドルフィンズは先週の試合でスペシャルチームがミスを連発しましたが、そういうところからも試合の主導権を相手に渡してしまいますので、しっかりとそれぞれのやるべき仕事をやってもらいたいと思います。
チーフスはオフェンシブラインが2試合で計6つのQBサックを許しています。それに対してドルフィンズはパスラッシュが強力、そして過去6クォーターで相手チームにTDを1つしか許していません。この結果がそのまま出ればドルフィンズのディフェンスがチーフスのオフェンスを抑えることは難しくないと思われます。
チーフスはオフェンシブラインが2試合で計6つのQBサックを許しています。それに対してドルフィンズはパスラッシュが強力、そして過去6クォーターで相手チームにTDを1つしか許していません。この結果がそのまま出ればドルフィンズのディフェンスがチーフスのオフェンスを抑えることは難しくないと思われます。
両チームの対戦ですが、過去3試合はいずれもドルフィンズが勝利しています。特に直近の2011年にチーフスのホームで行われた試合ではドルフィンズが31-3で圧勝しています。今回の試合でもそれが再現されることを期待しています。