今週末、ドルフィンズはQBペイトン・マニング率いるデンバーブロンコスと対戦するわけですが、ドルフィンズがマニングと対戦するのは5年ぶりで、その時はマニングはまだインディアナポリスコルツの先発QBでした。
ドルフィンズはマニングにとってNFLデビュー戦の相手で、1998年の開幕戦で対戦しています。当時ドルフィンズにはいまや伝説になりつつあるQBダン・マリーノがおり、新旧スターQB対決ということで多いに盛り上がりました。
2001年シーズンまではドルフィンズとコルツは共にAFC東地区に属していたため、毎年2回対戦していましたが、2002年にNFLが地区の再編成を行い別々の地区に分かれてからはほとんど対戦がありませんでした。
マニングにとってドルフィンズは相性が悪く苦手なチームで、通算でプレーオフも含めて5勝8敗という成績となっています。しかし2003年以降の3試合はすべてマニングが勝利しています。その理由として考えられるのはドルフィンズ自体のチーム力が落ちたせいもあるでしょうが、1998〜2002年ぐらいは元HCジミー・ジョンソンが構築したディフェンスが機能しており、そのディフェンスがマニングを苦しめたと言うこともできると思います。
1998〜2002年の間はドルフィンズのディフェンスはすべてNFLで6位以内でした。マニングは対ドルフィンズ戦最初の10試合では14TDパスに対して17インターセプトで6試合で複数インターセプトを喫していますが、その後の3試合では5TDパスに対してインターセプトはわずかに1つとなっています。
前回2009年のマニングとの対戦から残っているディフェンスの選手といえばDEキャメロン・ウェイクとDTランディ・スタークスのみですが、今シーズンのドルフィンズのディフェンスはNFL2位です。そのドルフィンズのディフェンスがどこまでマニングを苦しめるのかが注目です。