Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

February 2015

トレードか解雇か

ドルフィンズがWRマイク・ウォレスのトレードを画策しているという報道がされています。ウォレスについてはその高すぎると思われる年俸や昨シーズンの最終戦での行動などから、放出は確定的との見方がされていますので、今回の報道についても特に驚きはありませんでした。ただ、実際にトレードが成立するかというと非常に難しいでしょう。

ドルフィンズとしてはサラリーキャップ枠により多くの余裕を持たせるためには、ウォレスを解雇するよりもトレードに出した方が有利だという状況だそうです。

しかしウォレスを受け入れる側としては、現在の契約におけるサラリーを少なからず負担しなければいけないわけですし、元々ウォレスの年俸は高すぎると思われているのが一般的です。先日もボルチモアレイブンズのオーナーがウォレスとドルフィンズの契約について、ウォレスに1000万ドルも払うなんてあり得ない、みたいな発言をしています。

そのような背景もあり、実際にトレードが成立するとしてもドラフト6、7巡目指名権が交換内容としていいところだろうと考えられているようですし、そもそもトレードが成立すること自体が不可能である可能性が高いです。

ドルフィンズとしてはウォレスを放出しない選択もありますが、その場合には年俸の見直しが必要です。しかしウォレス側はそれに応じないようなので難しいでしょう。それに加えて今のオフェンスに適合していないようなので、無理に残しておいても昨年の二の舞になる可能性が高いです。

そうなるとドルフィンズとしてはウォレスを解雇するしかないのですが、そうなった場合にウォレスを欲しがるチームはあるとしても、とてもドルフィンズと結んだような契約は望めないでしょう。

思うに、昨シーズン最終戦でのウォレスの行動が自らの価値を落としてしまったという気がします。そのことにウォレス自身が気がついているのかどうかわかりませんが、一時的な感情で大きな代償を支払ったと言わざるを得ません。

NFLではFAの解禁をおよそ10日後に控えて、各チームが高額のベテラン選手を解雇しています。ドルフィンズではまだ誰も解雇はされていませんが、ウォレスを筆頭に今後解雇が噂されている選手の動向が注目されます。


 

今週のドルフィンズ 2.16ー2.21

今週はインディアナポリスでNFLドラフトでの指名候補選手の品評会といえるスカウトコンバインが開催されているため、ドルフィンズでもフロント陣がそちらに視察に訪れています。このスカウトコンバインでの結果がドラフト指名に影響することとなり、評価を上げる選手もあれば下げる選手もあります。

ドルフィンズの1巡目指名は全体の14番目ですが、これまでのドラフト予想ではWR、CB、LBのポジションの選手が候補としてあがっています。いずれも即戦力として補強が必要なポジションなんですが、その時に残っている選手でどこのポジションを指名するのかわかりません。FAの結果でも変わってくるでしょうし。

その候補者の中にLBでワシントン大学のシャック・トンプソンという名前がありました。カレッジフットボールには疎いのでどんな選手なのかよくわかりませんが、大学ではLBの他にSやRBとしてもプレーした経験があるようです。

このトンプソンについておもしろい記事が紹介されていました。トンプソンは2012年にドラフト18巡目でMLBのボストンレッドソックスに指名されたという経歴があったようです。

レッドソックスに指名されたトンプソンはマイナーリーグでも一番下のルーキーリーグで13試合に出場しましたが、その時の成績が39打数ノーヒットでそのうち37回三振をしたということです。あまりの成績の悪さにベースボールを諦めてフットボールに専念したそうです。

アメリカでは複数のプロスポーツからドラフト指名されることは珍しくないんですが、それにしてもひどい成績でベースボールでは素人レベルだったということでしょうか。ただ、ベースボールに関しては足が早いとか何か特出した素質があればマイナーリーグで成長する選手もありますから、トンプソンもそんな1人だったのではないでしょうか。

トンプソンがドルフィンズに指名されるかどうかはわかりませんが、NFLでは1、2巡目での指名が予想されていますので、ベースボールの時の二の舞いにはならないでしょう。



 

今週のドルフィンズ 2.9−2.14

FAの解禁までおよそ1か月に迫りましたが、サラリーキャップ枠に余裕のないドルフィンズは高額ベテラン選手のカットが予想されています。

そんな中でGMデニス・ヒッキーとWRマイク・ウォレスが会食をしたというニュースがありました。ファンの方ならご存知のとおり、ウォレスはシーズン最終戦に自ら欠場して来シーズンの去就が不透明で、チームには残れないだろうと考えられています。

その会食でどんな話がされたのかはわかりませんが、一部情報ではドルフィンズはウォレスとの契約を見直す考えもあるようです。しかし、ウォレスの方はサラリーカットを受け入れる可能性は少なく、双方が歩み寄らなければ予想通り解雇されるかトレードに出されることになるでしょう。

個人的には、ウォレスの損失は痛いですが、仮に残したとしても昨年の二の舞いになりそうなので、思い切って放出するのがチームにとってはプラスになるような気がします。ただし、ドルフィンズのWR陣はジャービス・ランドリーにポジションを奪われたブランドン・ギブソンは解雇確実、ブライアン・ハートラインも現在のオフェンスシステムにマッチしていないので報酬される可能性が大きいです。

ベテラン3人がいなくなると計算できるWRはランドリー1人となり、戦力的には非常に手薄になります。FAやドラフトで補強するにしても限界があり、頭の痛いところでしょう。


FAといえば、今週ベテラン選手の補強を行いました。ライアン・テイラーというTEの選手で、昨年はクリーブランドブラウンズで8試合に出場しましたがパスレシーブなどの記録はありませんでした。

テイラーはもともとは2011年にドラフト7巡目指名でグリーンベイパッカーズに入団しており、昨年途中までパッカーズに在籍していました。2011〜13年までで計8回のパスレシーブで45ヤード獲得、1TDパスレシーブと記録的には見るべきものはありません。

ドルフィンズは先発TEチャールズ・クレイがFAとなり、もしクレイと再契約ができなければTEのポジションが手薄になります。もちろんクレイの引き留めは最優先事項で、現在すでに交渉は行われていると思います。今回の契約はその交渉と関係があるのかどうかはわかりませんが、テイラーがクレイの代わりにはならないでしょう。

ドルフィンズで実績のあるTEはクレイとディオン・シムズだけ、あとは怪我で1年を棒に振った新人のアーサー・リンチぐらいです。テイラーが来シーズンの開幕ロースターに入って活躍してくれれば、ドルフィンズのTEのポジションも層が厚くなるでしょうけどね。 



 

2014年シーズン総括

遅くなりましたが、ドルフィンズの2014年シーズンの総括をどるふぃんわんホームページでアップしました。

http://www.dolphin-one.com/MDmain.html


内容的には個人的な感想なども含まれているため、やや的外れな部分もあるかもしれませんが、ファンの方それぞれの視点で振り返っていただければ結構ですので、その参考にしていただけたらと思っています。



 

今週のドルフィンズ 2.1−2.7

ニューヨークジェッツのディフェンシブコーディネーターに就任するためにドルフィンズを退団したディフェンシブラインコーチのケーシー・ロジャースの後任が決定しました。テレル・ウイリアムスという人で、過去3年間はオークランドレイダースで同職を務めていました。

1974年生まれの40歳で、NFLでプレーした経験はありません。1998年から昨年まで17年間のコーチ経験があり、NFLでのコーチ経験はレイダースだけということです。ちなみにその17年間はすべてディフェンシブラインコーチを務めていました。

2010〜11年の2年間はテキサス農工大学で同職を務めており、その時のヘッドコーチがドルフィンズの前オフェンシブコーディネーターのマイク・シャーマンでした。今回のドルフィンズ入りはそのシャーマンとのつながりから実現したのかもしれません。

ただ、このウイリアムスは今年に入ってフロリダ大学の同職に内定していたようですが、それを断ってドルフィンズに加入しました。詳しい経過はわかりませんが、形としてはドルフィンズが引き抜いたということになります。まあ、ビジネスの世界ですからいろいろとあったんでしょうが。

このウイリアムスの下でのレイダースのディフェンシブラインの評価ですが、Football Outsiders というWeb Siteでの評価システムではNFL15位だったそうです。ちなみにドルフィンズは16位だったのでそれほど変わらないようです。ただ、ディフェンシブライン一筋でコーチを歴任してきただけに、経験は豊富と言えるでしょう。あとは選手との信頼関係をしっかりと築いていってもらいたいです。


すでにドルフィンズとは直接関係ありませんが、リッチー・インコグニトがバッファロービルズと1年契約を結んだようです。ビルズがどのような意図を持ってインコグニトを獲得したのかわかりませんが、7月で33歳となる選手をこの時期に獲得するというのは得策とは思えません。



 
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