今週は現地時間の火、水、金曜日の3日間でチーム練習が行われています。参加しないのではないかと思われていたDTダムコン・スーやWRリシャード・マシューズも参加しており、全選手参加の充実した内容となっているようです。
その中で、先月行われた新人選手のチーム練習で評判のよかったドラフト1巡目指名WRデバンテ・パーカーが、このチーム練習でも脚光を浴びているようです。パーカーは今のところは1stチームのWRではないようですが、この様子ならばシーズン開幕時には1stチームのWRとなっているような気がします。
本格的な練習は7月のサマーキャンプなんですが、それぞれのポジションでの先発争いは始まっています。特に注目されるのはオフェンシブラインで、最も不安定なポジションと言えるかもしれません。
プロボウルLTブランデン・アルバートは怪我の回復経過がよく開幕に間に合うのではないかと言われていますが、100%確実な話ではありません。それに両ガードのポジションが確定していないのも不安な要素です。
現在の1stチームはRGが3年目のダラス・トーマス、LGが2年目のビリー・ターナーとなっていますが、NFLの先発OGとしてはまだ未熟で、彼らの成長が望まれています。
ドルフィンズは昨シーズンもOGのポジションでは苦労しています。FAで獲得したシェリー・スミスがまったくの期待外れ、また先発LGとして目論んでいたトーマスも力不足でした。その結果急きょFAとなっていたベテランOGダリン・カレッジを補強し、故障明けのマイク・パウンシーを本来のポジションであるセンターで起用せずRGを任せたりしました。
今シーズンももしトーマスやターナーの向上がなければ苦しく、もしかしたら今後FAとなったベテランOGを補強するということも考えられます。オフェンシブラインが安定しなければ、QBライアン・タネヒルのプレーも不安定となるでしょうし、ランオフェンスも昨シーズンより落ち込みそうです。
ところでそのタネヒルですが、新編成されたレシーバー陣に大きな自信を持っており、今からタネヒルのパスプレーが楽しみになっているんですが、しっかりしたオフェンシブラインを形成して、タネヒルにかかる負担が軽減されればいいのですが。