今シーズンのドルフィンズはチーム創設以来50年目を迎えるわけですが、これまでの49シーズンを1年ごとに1つの数字で振り返ってみたいと思います。最初はドルフィンズの黎明期ともいえる1966〜69年シーズンです。

当時は初代HCジョージ・ウイルソンがチームを率いていましたが、できたばかりのチームでなかなか勝てず、4シーズンすべて負け越しに終り当然プレーオフにも出場していませんでした。

1966 - 31
1966年に創立したドルフィンズは当時のAFLに所属していた8チームから計31人の選手をエクスパンションドラフトで指名しました。これがドルフィンズのルーツともいえます。その中のひとりにノーム・エバンスというOTの選手がいましたが、この選手はその後10シーズンに渡ってドルフィンズのRTとしてプレーしたということです。

1967 - 68
このシーズンの開幕戦では先発QBジョン・ストファが右足首を骨折して途中退場しましたが、その代わりを務めたのが新人QBボブ・グリーシーでした。後に殿堂入りするグリーシーは68ヤードのTDパスを決めるなどでチームを勝利に導きました。グリーシーの記念すべきNFL初TDパス、そして初勝利となりました。

1968 - 1.30
この年のドラフトは1月30日に行われていますが、ドルフィンズは1巡目指名でシラキュース大学のFBラリー・ゾンカを指名しています。オールドファンの方ならご存知のとおり、ゾンカはドルフィンズを代表するFBであり殿堂入りしているのはもちろん、ジャージNo.39は永久欠番となっています。

1969 - 8,374
この年の11月9日にドルフィンズはボストンでペイトリオッツと対戦していますが、この試合は豪雨のために観衆がわずか8,374人でした。ちなみにドルフィンズはその試合を17-16で勝利しましたが、QBグリーシーは右ひざを負傷してその年の残りの試合を欠場しています。