Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

November 2015

災い転じて福となす…?

最新の報道によると、WRリシャード・マシューズが内臓疾患でジェッツ戦の故障者リストに追加されました。出場機会50%を示す Questionable だということです。

その結果ドルフィンズはNo.1、2のWR、ジャービス・ランドリーとマシューズがいずれも Questionable でジェッツ戦に臨むことになります。試合に出場できるかどうかはわかりませんが、仮に出場できたとしても体調万全とはいかないと思います。その場合、ただでさえ低調なパスオフェンスがますます落ち込みそうです。

ただ、そうなるとどうしてもランプレーを増やさざるを得ず、RBラマー・ミラーとジェイ・アジャイは内容がいいだけに、逆にランプレーを増やすことでオフェンスが向上するかもしれません。また新人WRデバンテ・パーカーのプレー機会が増えるでしょうし、その部分も注目されます。災い転じて福となす、となってくれればいいのですが…

その他の話題として、LBマイク・ハルが解雇されています。練習生だったSシャミエル・ゲイリーという選手をロースターに入れたためですが、ハルを解雇したということは怪我を抱えているLB陣、ジェラニー・ジェンキンス、コア・ミーシー、ケルビン・シェパードの状態は悪くないということでしょうね。





Week 12 対ジェッツ戦 プレビュー

ドルフィンズとニューヨークジェッツの今シーズン2度目の対戦です。前回はロンドンでの試合で、ドルフィンズが27-14で敗れ、そしてその試合が前HCジョー・フィルビンの最後の試合となりました。今回はジェッツの本拠地での試合です。

今回の試合はレギュラーシーズンゲームで通算100試合目となる対戦で、過去の通算成績は52勝46敗1引分でジェッツが勝ち越しています。ちなみに通算成績でドルフィンズが負け越しているチームは、ジェッツの他にニューヨークジャイアンツ、ヒューストンテキサンズ、そしてピッツバーグスティーラーズだけです。

ドルフィンズは先週ダラスカウボーイズに24-14で敗れて4勝6敗となったんですが、ジェッツも先週はテキサンズに24-17で敗れて5勝5敗となっています。特にジェッツはロンドンでドルフィンズに勝った後、その後の5試合で1勝4敗と成績が急降下しています。

共に好調とはいえない両チームですが、戦前の予想ではホームのジェッツが有利となっています。そんな中でドルフィンズが勝利するポイントとしては次のようなことがあげられます。

1 CBブレント・グライムスがWRブランドン・マーシャルを抑えること

2 ジェッツのブリッツからQBライアン・タネヒルを守ること

3 RBクリス・アイボリーのランを止めること

4 ランプレーを数多く出すこと

5 ターンオーバーを奪うこと 

前回の対戦でドルフィンズはジェッツのランオフェンスを止められず、アイボリーに29キャリーで166ヤードを献上しています。このアイボリーのランを止められなければドルフィンズの勝機はないと思われますが、そのランディフェンスを担うLB陣が総崩れの状態です。LBのケルビン・シェパード、コア・ミーシー、ジェラニー・ジェンキンスがいずれも出場機会50%を示す Questionable、パスラッシャーも兼ねるLBクリス・マッケインが出場機会25%を示す Doubtful となっています。

この中で何人かは試合に出場できるかもしれませんが、たとえ出場しても万全の状態ではないでしょう。ドラフト外新人LBトリオのザック・ビジル、ネビル・ヒューイット、マイク・ハルの出場機会が増えて、もしかするとその3人が先発するかもしれませんね。 

あとドルフィンズの最大の問題はやはりオフェンスでしょう。オフェンスでいかに得点が取れるかが勝敗の鍵を握っています。タネヒルはAFC東地区のチームとの対戦では極端に成績が悪く、通算すると6勝15敗で、対ジェッツについては過去7試合でパス成功率は55%、8つのインターセプトを犯してQBレイティングは67.2となっています。 

さらにドルフィンズはNo.1パスターゲットのWRジャービス・ランドリーがひざを怪我しており練習を欠席しています。試合には出場するようですが、思うようなプレーができないかもしれません。RBラマー・ミラーとジェイ・アジャイのランプレーを数多く出し、また出せる状態に試合展開を持っていかないかぎり勝機は望めないと思われます。

ドルフィンズ側に有利なデータとしては、ジェッツのホームゲームでは過去7試合中6試合をドルフィンズが勝利しており、特に現在まで3連勝中です。このデータどおりに試合が運んでくれればいいのですが…



 

ジェッツを解雇のパスラッシャー獲得

先日ニューヨークジェッツを解雇されたDEクイントン・コプレスをドルフィンズが獲得したというニュースが伝わってきました。コプレスが解雇されたと知った時に、もしかしたらドルフィンズが獲得に動くかもしれないと思ったのですが、そのとおりになりましたね。

ドルフィンズではパスラッシャーであるDEキャメロン・ウェイクがシーズンアウトとなっていますので、コプレスにはウェイクの代わりというわけではありませんが、パスラッシャーとして貢献してもらえる可能性はあります。ちなみにその代わりにCBザック・ボウマンが解雇されています。

コプレスは2012年にドラフト1巡目指名(全体16番目)でジェッツに入団し、1年目から活躍して5.5QBサックを記録しています。翌年にはアウトサイドLBにポジションチェンジして4.5QBサック、そして昨年は6.5QBサックを記録しています。

しかし今シーズンはジェッツが新HCトッド・ボウルズの下で4-3から3-4にディフェンス隊形を変更したため、コプレスはその戦術になじめず12タックルでQBサックなしという成績に終わっていました。そして特に過去3試合では出場機会が激減していました。

コプレスをドラフトで指名したのは現ドルフィンズの上級副代表であるマイク・タネンバウムで、その時からのつながりもあり今回の獲得に至ったものと思われます。

ドルフィンズは4-3のディフェンス隊形を取っており、コプレスがその隊形で活きてくる可能性は高いですが、実際にドルフィンズで活躍できるかどうかは未知数です。しかしコプレスにとっては2度目のチャンスとなり、最大限の努力をしてチームに貢献しようとしてくれていると思われます。

潜在能力はある選手ですので、ドルフィンズに上手く適合してくれれば来シーズン以降も非常に楽しみな存在となってきますし、今シーズン終了後にFAとなるDEオリビエ・バーノンや年齢的に衰えが懸念されるウェイクの代わりになれるかもしれません。残りの試合でどんなプレーをしてくれるのか注目です。




 

Week 11 対カウボーイズ戦

先週敵地でフィラデルフィアイーグルスを破って、今週久しぶりのホームゲームでダラスカウボーイズを撃破、という期待を抱いていたんですが、結局カウボーイズのための試合、言い換えれば怪我から復帰したQBトニー・ロモのための試合となってしまいました。

ドルフィンズはロモの盛り立て役で、QBライアン・タネヒルはロモとは対象的な結果に終わってしまい、ファンとしては本当にフラストレーションが溜まる内容でした。

イーグルスに勝ったことでチームが上昇してくかと思ったんですが、相変わらずオフェンスは進まない、大事なところでの反則やミスが目立つなどで波に乗っていけません。ドルフィンズが勝つためには最初に得点を取ってリードを奪わなければいけないんですが、結局この試合でもそれができませんでした。

3rdダウンコンバージョンでは10回中わずか1回しか成功させることができず、それがオフェンスのリズムをつかめなかった原因なんですが、とにかく3rdダウンで残りが5ヤード以上という状況がほとんどです。10ヤード以上ということも珍しくなく、これでは1stダウン更新が難しくなるのは当然です。この状況を改善しないかぎりオフェンスの向上は望めないでしょうね。

せっかくディフェンスがインターセプトでターンオーバーを奪ってもそれを得点に結びつけることができなければ、チーム全体も乗っていけませんし、試合のモメンタムも引き寄せることができません。ビッグプレーをしても反則で取り消されたこともあり、どうも上手くいきません。

ディフェンスは合計386ヤード献上、ランでも166ヤードを与えてしまったんですが、前半はよく守っていたと思います。ただ、オフェンスが続かないので守る時間が長くなり、その結果後半の勝負所ではドルフィンズのディフェンスは疲弊していたんでしょう。第3Qに同点に追いついた直後の守備を守りきれなかったのは疲れてきていたせいもあったと思います。

相変わらず不可解なのがランプレーに関してです。この試合でドルフィンズは平均5.0ヤードのランを記録しているんですが、ランプレーの回数はわずか14回しかありません。特にRBラマー・ミラーは試合開始直後に2回のキャリーで21ヤードを獲得しているんですが、この試合でのランプレーの回数は合計でわずか7回です。もうひとりのRBジェイ・アジャイも4回しか走らせていません。

なぜもっとランプレーを出さないのか、それについては多くの人が疑問に思っていることだと思います。最初にリードされていなければもっと出していたのかもしれませんが、この試合の展開ではランプレーが出しにくかったということはないと思いますので、オフェンスのプレーコールに問題ありだと思いました。

その結果、ボール保持時間はカウボーイズの38分50秒に対してドルフィンズはわずか21分10秒でした。これではとても勝てない、特にドルフィンズのように得点力のないチームは非常に厳しいでしょう。極端な話、徹底してランプレーをコールしてもいいんじゃないかと思ってしまいます。そうすればタネヒルへの負担も減り、パスも投げやすくなるでしょう。

タネヒルのプレー内容についても相変わらず不安定で、特に今シーズンは好不調の波が激しすぎます。WRケニー・スティルスにTDパスを決めましたが、スティルスとのコンビネーションは開幕当初よりはよくなっており、ロングパスも以前よりは精度がよくなっているような気がします。しかしパスの判断力はよくなくて、どうしてもパスを投げるのが遅くなってQBサックされるケースが目立ちます。 

試合後のコメントでLBケルビン・シェパードが、残り試合を全勝するというようなことを言っているみたいです。その意気込みは大いに買いますし、残り試合全勝の可能性もまったくないわけではありません。しかし、現実的に考えてそれはほとんど無理でしょうし、今シーズンの勝ち越しも危うい状況です。

カウボーイズは決して強い相手ではなく、勝てるチャンスはいくらでもあったように思いますが、ミスや反則、そしてコーチや選手などチーム全体が何かやることなすことちぐはぐに思えます。今シーズンはこのまま状況が変わらず終わるのかと思うと寂しいですが、やはりまたチームを作りなおさなければいけないんですかね…




 

Week 11 対カウボーイズ戦 プレビュー

ドルフィンズは今週末ダラスカウボーイズと対戦しますが、ドルフィンズにとってはおよそ1か月ぶりのホームゲームとなります。先週の対フィラデルフィアイーグルス戦に勝利して4勝5敗となり、次のカウボーイズ戦には是非とも勝利して勝率5割復帰を果たしたいところです。

対戦相手のカウボーイズは現在7連敗中で、過去5試合で見ると平均得点は14.2点でこれはNFLワーストの数字となっています。そしてその間TDはわずか3つしかあげられず、先週もタンパベイバッカニアーズに10-6で敗れています。

しかしそれはエースQBトニー・ロモを欠いていてのことで、そのロモはこのドルフィンズとの試合で復帰する予定となっています。ロモが復帰することでカウボーイズもチームとしてのモチベーションが上がってくるので、過去の数字はまったく参考にならないと言えるでしょう。

ただ、ドルフィンズにとって幸いなのは今回の対戦がドルフィンズのホームゲームであるということです。ロモの復帰戦で、しかもカウボーイズの本拠地での試合となると、カウボーイズにさらに追い風が吹くことになり、ドルフィンズにとっては圧倒的に不利だったと思われます。

この試合、ドルフィンズが勝利するポイントとしては次のようなことがあげられています。

1 TEジェイソン・ウィッテンを抑えること

2 カウボーイズのランを止めること

3 3rdダウン時、レッドゾーンでのオフェンスを向上させること

4 QBライアン・タネヒルをパスラッシュから守ること

5 オフェンスでビッグプレーを成功させること 

この中でドルフィンズにとって最大の懸念材料はTEに対するカバーです。ドルフィンズはTEの選手によくパスを通される傾向があり、先週の試合でもフィラデルフィアイーグルスのTEブレント・セレックとザック・アーツに合計で11回のパスレシーブを許して202ヤードを献上しています。

この試合でもウィッテンにいかにパスを通させないかが課題ですが、それをカバーすべきLBには怪我人を抱えています。ジェラニー・ジェンキンスはおそらく出場できず、コア・ミーシーも怪我をしていて万全ではありません。控えのクリス・マッケインと新人のネビル・ヒューイットが代わりを務めることになりそうですが、どこまでカバーできるかが不安です。

ドルフィンズは先に得点をあげて試合を優位に進めたいところですが、そのためにはRBラマー・ミラーとジェイ・アジャイのランプレーを数多く出すことです。またミラーについてはランだけではなくパスレシーブも効果的で、最近よく使っているスクリーンパスからのロングゲインというのも相手チームにとっては守りにくい戦術だと思います。

ドルフィンズのホームゲームなんですが、ロモの復帰する試合とあってカウボーイズファンも多数来場するものと思われます。しかしそのロモのための試合にならないように、ドルフィンズにはすっきりした形での勝利を望みます。確かにロモがいなかったのが7連敗の理由の1つかも知れませんが、カウボーイズの低迷はそれだけではないと思います。



 
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