Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

March 2016

今週のドルフィンズ 3.21―3.26

今週は、まずFAで元バッファロービルズのOGクレイグ・アービックとの契約を発表しています。アービックは2009年にドラフト3巡目指名でピッツバーグスティーラーズに入団しましたが、翌年からビルズに在籍していました。

現在30歳のアービックですが、2011年から先発に定着してRGを務め、過去2年間はLGとして、2014年が9試合、2015年が4試合の先発に止まっています。ただし試合出場はいずれも全16試合に出場しています。

アービックは両ガードのポジションを若手のビリー・ターナー、ダラス・トーマス、ジャミル・ダグラスと争うことになります。またFA加入したベテランのOTジャーモン・ブッシュロッドがOGに転向することが考えられていますが、まだ正式には決定していないようです。


また今週はNFLのオーナーミーティングが行われましたが、そこでHCアダム・ゲイスがインタビューに答えていろいろと発言していますが、その中でゲイスはWRケニー・スティルスのより一層の活躍を期待させる発言を行っています。

スティルスは昨年ドルフィンズにトレードで移籍してきましたが、27回のパスレシーブで440ヤード獲得、TDパスレシーブはわずかに3つと成績はいまひとつでした。

しかし昨年ゲイズがOCとして在籍していたシカゴベアーズはスティルスの能力に注目してトレードで獲得することを考えていたようです。結果的にスティルスはドルフィンズに移籍したんですが、それがなければゲイスのオフェンスでプレーしていたかもしれません。

スティルスを自分のオフェンスで使うことを考えていたゲイスにとっては、今シーズンのオフェンスにおいてスティルスを重要な武器として使うことは確実です。WRとしてはジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカーに次ぐ第3WRでしょうが、昨年以上の活躍ができるようならばオフェンスの幅も広がるでしょう。

またゲイズは同じくオーナーミーティングの席で、現在のドルフィンズは決して再建段階ではないと明言しています。要はドルフィンズはタレントは、十分ではないにしろ、そこそこ揃っているのに、それをうまく使っていないということが言いたいのかなと思います。言い換えれば前政権の能力が足りなかったということでしょう。

前政権について言えば、オーナーのスティーブン・ロスはオーナーミーティングの席で、QBライアン・タネヒルが成長できなかったのはコーチ陣のせいだ、みたいなことを言っていました。どんな言い方だったかはわかりませんが、そこまであからさまに言うのもどうかと思いますが、程度は別として的を得ているのは確かだと思いました。


それとあるギャンブルサイトでは2016年シーズンの選手の成績予想がされているようで、それによると新加入のDEマリオ・ウイリアムスが移籍したDEオリビエ・バーノンよりもいい成績をあげると予想しています。具体的にはウイリアムスは10.5QBサックを記録するのに対して、バーノンは7.5QBサックしか記録できないということです。

あくまでも予想ですのでこの通りにいくとは限らないのですが、バーノンについては過大評価がされているという見方をする人は少なくないと思いますし、個人的にもそう思います。まあ、実際にやってみなければわからないのですが、今年の年末にその結果は出ることになります。


その他、タネヒルが430万ドル(約4億8600万円)の家を買ったとか、ドルフィンズの本拠地スタジアムがスポンサーを探していて名前が決まっていないなどといったニュースもあった1週間でした。



 

今週のドルフィンズ 3.14―3.18

今週、RB C.J.アンダーソン獲得に失敗したドルフィンズはその代替としてベテランRBクリス・ジョンソン獲得に動きました。しかしそのジョンソンはドルフィンズと面談した後に、昨シーズン在籍していたアリゾナカージナルスと再契約してしまいました。

FAのRBはまだ残っているんですが、それ以降ドルフィンズは新たな選手との面談を予定していません。現時点では2年目のジェイ・アジャイが先発RBということになりますが、今後ベテランRB獲得に動くのか、あるいはドラフト1巡目でオハイオ州立大学のRBエゼキール・エリオットを指名するのではないかと見る専門家もいるようです。

ただ、他にも補強ポイントがあるので、1巡目でRBを指名するのは得策とは思えません。一番現実的なのは全体13番目の1巡目指名で、その時点で最も優れた選手を指名するというのが妥当でないでしょうか。それがエリオットである可能性はあるのかもしれませんが。


今週DEアンドレ・ブランチとWRグリフ・ウォーレンという2人のFA選手との契約を発表しています。ブランチは昨年ジャクソンビルジャガーズで13試合に出場して4QBサックを記録しています。まだ26歳と若く、アトランタファルコンズに移籍したDEデリック・シェルビーの代役的な位置づけでしょうか。ただし、若いパスラッシャーを獲得できたというのは大きいのではないでしょうか。

またウォーレンは昨年インディアナポリスコルツで19回のパスレシーブで205ヤード獲得、1TDパスレシーブに終わっています。ドルフィンズではロースターに残れたとしても第4、5番目のWRでしょうが、WRというよりはリターナーとしての可能性を考慮した獲得ではないかと思われます。いつまでもWRジャービス・ランドリーをリターナーで起用するわけにもいきませんから。


FAといえば、ドルフィンズのFAでの選手獲得などについては非常に評価が悪いです。DEオリビエ・バーノン、RBラマー・ミラー、WRリシャード・マシューズといった若い選手を放出し、代わりに獲得したのが30歳代のDEマリオ・ウイリアムスやOLジャーモン・ブッシュロッドなどだというのが主な理由です。

ただ、個人的に思うのはバーノンやミラーについては金銭的に再契約は難しかったし、マシューズについては先発じゃなければ契約しないと言っていましたので、チーム事情で仕方がない面がありました。また、若ければいいかというとそうでもないと思いますし、長期的なビジョンがないと言われても、FA制度があるかぎり長期契約というのは非常に難しい問題だと思います。

どんなに優れた選手でもチームが変わればそのチームに必ず馴染めて素晴らしい成績を残せるという保証はまったくありません。今回ドルフィンズから出て行った選手、そして入ってきた選手もどんな成績に終わるのか、やってみなければわからないと思います。FAの結果がどうだったかというのはシーズンが終了してから言われるべきなのではないでしょうか。


最後の話題として、コーチングスタッフに大ベテランのジム・ウォッシュバーンが加わりました。役職はシニアディフェンシブアシスタント兼パスラッシュスペシャリストということですので、主にディフェンシブラインの指導に当たるようです。

このウォッシュバーンですが、1月にドルフィンズのコーチングスタッフを再編成する動きがある中で名前があがっていた人物でした。しかしその時に正式に発表がなかったのでコーチ就任の話は立ち消えになったのかと思っていました。

今回正式に就任したということで、これまでどんな経緯があってここに至ったのか詳しいことはわかりませんが、経験抱負なコーチの加入はチームにとってプラスになるのではないでしょうか。特にディフェンシブラインにはスーやウイリアムス、そしてDEキャメロン・ウェイクといった個性的なベテラン選手が集まっています。それらを束ねるのにディフェンシブラインコーチのテレル・ウイリアムスや新DCのバンス・ジョセフにはやや荷が重い部分もあるかもしれません。

ウォッシュバーンは過去にジェイソン・バビン、アルバート・ハインズワース、ジェボン・カース、そしてスーもですが、くせのあるプロボウラーを指導してきた経験があるということです。その経験を活かしてドルフィンズのディフェンシブライン、そしてパスラッシュを向上させてもらいたいと思います。ちなみに、息子のジェレマイアも今年からドルフィンズでアシスタントオフェンシブラインコーチを務めています。



 

RBアンダーソン、ドルフィンズ入りはならず

ドルフィンズが4年間総額1800万ドルというオファーを出していたRB C.J.アンダーソンですが、ブロンコスが同額で引き留めて移籍を阻止しました。

ドルフィンズにとっては残念な結果となったんですが、ブロンコスもこのオフに主力が次々と離脱しているので、なんとしてもアンダーソンは残したかったんでしょうね。しかしこの結果、ドルフィンズは新たにベテランRBを探すか、あるいはドラフトで指名しなければいけなくなりました。

現時点でFA市場に残っているRBはアルフレッド・モリス、アリアン・フォスター、レガレット・ブロウント、ジェームズ・スタークス、ロニー・ヒルマンといったところですが、今のところ面談予定はないようです。

かと言ってドラフト1巡目指名でRBを指名することは考えにくいんですが、オハイオ州立大学のエゼキール・エリオットという選手を指名できる可能性はあるようです。ただ、やはり1巡目指名は他のポジションの選手だと思われます。

こうなったらドラフト下位でRBを指名して、先発RBには2年目のジェイ・アジャイを起用しても面白いかと思いますが、HCアダム・ゲイスがどう考えるのか、今後の動きが注目されます。


他方、ドルフィンズからFAとなっていたQBマット・ムーアとの再契約を発表しました。契約期間は2年間ということで、これでムーアはまたライアン・タネヒルの控えを務めることになりました。

ムーアはこのオフにダラスカウボーイズとインディアナポリスコルツと接触を取ったんですが、いずれも契約には至りませんでした。今年はムーアは他チームに移籍するのではないかと思っていましたので意外でしたが、ドルフィンズとしては他のベテランQBと契約するよりムーアと再契約したほうがいろいろな面で都合がよかったんでしょうね。



 

FAのLB、QBと面談

ドルフィンズはピッツバーグスティーラーズからFAとなっているLBショーン・スペンスと3月11日(日本時間12日)に面談を行っています。スペンスは地元マイアミ大学出身の選手です。

スペンスは2012年にドラフト3巡目指名でスティーラーズに入団しました。最初の2年間は膝の怪我でプレーできなかったようですが、過去2年間はパートタイムの先発インサイドLBとしてプレーしていました。2014年は53タックルで1QBサック、昨年は37タックルで1QBサックという成績でした。

スティーラーズでは3-4のディフェンス隊形だったんですがドルフィンズでは4-3隊形です。そのあたりの違いがどうなのかはわかりませんが、地元出身の選手ですので、もしドルフィンズ入りすることになれば活躍してもらいたいです。

また12日(日本時間13日)にはダラスカウボーイズからFAとなっているQBブランドン・ウィーデンと面談する予定です。ウィーデンは2012年にドラフト1巡目指名でクリーブランドブラウンズに入団しています。全体22番目なのでQBライアン・タネヒルより下位指名だったことになります。

2014年にダラスカウボーイズに移籍し、昨年は11月にカウボーイズを解雇された後、ヒューストンテキサンズでプレーしました。昨年カウボーイズとテキサンズで計6試合に出場(4試合に先発)してパス成功率69.3%、1043ヤードを獲得して5TDパスを記録し、さらにTDランも1つ記録しています。

ドルフィンズではベテランQBマット・ムーアがチームを離れることが確実で、すでにカウボーイズやインディアナポリスコルツと面談を行っているようです。ということでドルフィンズのロースターにはタネヒルの他にローガン・トーマスとザック・ディザートという2人の若いQBがいます。ただ控えQBとしてベテランの存在も必要となりますので、ウィーデン獲得へと動いているんでしょう。

その他ドルフィンズと面談予定だったDEロバート・アイヤーズですが、面談することなくタンパベイバッカニアーズと契約しました。3年契約で総額2100万ドルと報じられています。

ところでそのバッカニアーズはドルフィンズを解雇されたCBブレント・グライムスとも契約しています。こちらの方は2年間で総額1650万ドルということだそうです。グライムスに関してはサラリーの見直しに応じなかったということで解雇されたという報道がありましたが、それとは別にドルフィンズはトレードを打診していたようです。ただ、そのトレードがまとまらなかった1つの要因にグライムスの夫人の存在があったとのことです。

その記事の真偽については不明なのですが、ある意味納得させられる話だと思います。サラリーの見直しを拒否したのも夫人の存在が大きかったと予想されますし、夫人の存在は他チームからも少なからず疎まれているようです。グライムス夫人はSNSを使って多方面に口撃を加えており、選手本人ではないんですが、そんな問題児を抱えるのを嫌がるのは当然でしょうね。




新RB獲得なるか?

エースRBラマー・ミラーを失ったドルフィンズですが、デンバーブロンコスのRB C.J.アンダーソンに4年間総額1800万ドル(約20億5000万円)でオファーしました。その結果、アンダーソンはそのオファーシートにサインしています。アンダーソンは制限付FAなのでブロンコスは同額でアンダーソンを引き止めることができるのですが、果たしてどうするのでしょうか。

ドルフィンズはミラーの後釜として元シカゴベアーズのRBマット・フォルテを狙っていたんですが、ニューヨークジェッツに取られたために、かつてHCアダム・ゲイスがブロンコスで一緒だったアンダーソン獲得に動いていました。

しかしブロンコスもQBペイトン・マニングが引退し、その後継者として目論んでいたQBブロック・オスウィーラーもヒューストンテキサンズに取られてしまい、さらにLBダニー・トレバサンもベアーズに移籍するなど主力の放出が相次いでいます。したがってエースRBアンダーソンの移籍は阻止するかもしれませんね。

その他ドルフィンズはNFL9年のベテランOLのジャーモン・ブッシュロッドと契約しています。ブッシュロッドは昨年ベアーズでプレーしており、ゲイスもよく知っている選手です。本職はOTだということですが、ドルフィンズではOGとして起用する方針のようです。

またミネソタバイキングスからFAとなっているCBジョシュ・ロビンソンと面談を行うようです。ロビンソンは2012年にドラフト3巡目指名でバイキングスに入団していますが、昨年は怪我の影響もありわずか5試合の出場に止まっています。しかし2013年には10試合に先発出場しています。

さらにニューヨークジャイアンツからFAとなっているDEロバート・アイヤーズもドルフィンズと面談を行う予定になっているようです。



 
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