Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

April 2016

ドラフト2日目

NFLドラフトの2日目は2巡目と3巡目の指名が行われました。ドルフィンズは当初それぞれ1つずつの指名権を保有していたんですが、まず2巡目指名権についてはボルチモアレイブンズとのトレードで4巡目指名権を譲渡して、2巡目の指名を繰り上げて全体38番目でベイラー大学のCBザビアン・ハワードを指名しました。

CBの選手はドルフィンズにとって必要だったのですが、同ポジションではマッケンジー・アレキサンダーやケンドール・フラーが残っており、それらの選手が先に指名される価値があるのではないかと考えられていました。

しかしドルフィンズがハワードを指名したのは特にアレキサンダーやフラーよりも大型だったということがあります。DCバンス・ジョセフは大型のディフェンシブバックを好んでいるということがハワード指名の決め手になっているのではないでしょうか。

ハワードは過去2年間で26試合すべてに先発出場して、合計93タックル、9インターセプト、23パスディフェンスを記録しており、インターセプトはいずれもチームトップで、2014年は4つ、2015年は5つ記録しています。


そして3巡目は当初の予定どおり全体73番目でアラバマ大学のRBケニアン・ドレイクを指名しました。アラバマ大学ではデリック・ヘンリーに次ぐNo.2のRBだったんですが、そのヘンリーがまだ残っていたにも関わらずドルフィンズはドレイクを指名しましたので、ドレイクにとっては驚きの指名だったようです。

昨年は13試合に出場して77キャリーで408ヤード獲得(平均5.8ヤード)、1TDランを記録するとともに、29回のパスレシーブで276ヤードを獲得して1TDパスレシーブも記録しています。 

パスレシーブができるというのも新しいオフェンスにとっては魅力だったようですし、スペシャルチーム選手としてキックオフリターンもこなせるというのが指名の決め手になったようです。

身長185cmという大型のRBで、大学時代には腕と足の両方を骨折したことがあるようですが、それも完治してプレーには影響がないようです。上手くいけば3rdダウン時のRBとして起用されることが予想されます。


さらにドルフィンズはミネソタバイキングスとのトレードで3巡目指名をもう1つ増やし、全体86番目でルトガー大学のWRレオンテ・カルーを指名しました。

このトレードでドルフィンズは今年の6巡目指名権と来年の3巡目、4巡目の指名権をバイキングスに譲渡しています。それほどまでにしてこのカルーが欲しかったのは意外ですし、ドルフィンズのWR陣はジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカー、ケニー・スティルスの3人がいますのでドラフトで指名する必要がないと思われます。

しかしカルーは身長183cmの長身WRで、昨年は39回のパスレシーブで809ヤードを獲得して10TDパスレシーブを記録しています。特に平均獲得ヤードは20.7ヤードですので、スピードを活かしたロングパスのレシーブ能力に長けているのでしょうか。またキャリア通算では29TDパスレシーブを記録しています。

そうなってくると現在のドルフィンズにあってスティルスの立場が微妙になってきますが、その点に関してはあまり触れられていません。しかしもしカルーが使えるとなるとサラリーキャップの問題もありますし、スティルスをトレードするということも視野に入れているでしょう。


以上、ドラフト2日目は3人の選手を指名していますが、共通して言えることはいずれの選手も身長180cmを越える大型であるということです。首脳陣が入れ替わったドルフィンズは大型でフィジカルが強い選手を好むということなんでしょうか。

明日は最終日で4巡目以降の指名が行われます。ドルフィンズは5巡目を1つ、7巡目を2つと3つの指名権を保有しているんですが、今年の傾向を見ているとその時々でポジションに関係なく、チームのシステムに合いそうな最良の選手を選択をしてきていると思われます。明日の指名も楽しみにしたいと思います。



 

ドラフト1日目

2016年のNFLドラフトが始まりました。3日間の予定で初日は1巡目指名のみが行われたんですが、ドルフィンズは全体13番目の指名でミシシッピー大学のOTラレミー・タンシルを指名しました。

RBかCBかLBか、と思われていた1巡目指名でしたが、タンシルの指名はまったくの想定外でした。確かこれまでのドラフト予想でもタンシルの名前はあがっていなかったように思いましたが…RBエゼキール・エリオットやCBバーノン・ハーグリーブスがすでに指名されて残っていなかったということもあったのでしょう。

しかしこの指名に関して、ドルフィンズのGMクリス・グリアーは、タンシルはドルフィンズで2番目に高い評価をしていた選手で、13番目まで残っているとは思わなかったと言っています。

実際に実力的には全体1位に指名されてもおかしくない選手だったということですが、ドラフト直前にガスマスクを着用して薬物を吸っているような映像がネット上に流れたことから、その素行面が懸念されて指名するチームがなかったようです。

ただ、映像が流れたことは誰かにツイッターのアカウントを乗っ取られたためだということで、大学時代にも薬物テストで陽性と判定されたことはなかったようです。

タンシルは大学時代にはLTでプレーしており、28試合の試合出場で許したQBサックはわずかに2つだったということです。ドルフィンズではブランデン・アルバートが先発LTなので、タンシルの起用方法としてはLGかRTが有力ですが、もしRTとなれば昨年までの先発RTジャワン・ジェームスがRGにコンバートされそうです。

ただし状況によってはアルバートが32歳ですので、早い段階でタンシルに先発LTを任せるかもしれません。そうなった場合にはアルバートをOGで起用するという選択肢も考えられるようですが、実際にどうなるのかはトレーニングキャンプが終わるまでわかりません。


ドラフト2日目は2巡目と3巡目の指名が行われますが、ドルフィンズはそれぞれ11番目と10番目の指名が予定されています。ドルフィンズがどんな選手を考えているのかわかりませんが、1巡目での指名が予想されていたLBのマイルズ・ジャックやレジー・ラグランドがまだ残っています。

またCBの選手ではマッケンジー・アレキサンダーやケンドール・フラー、ザビアン・ハワードなど、そしてRBの選手ではデリック・ヘンリーやデボンテ・ブッカーといったところの指名が予想されています。

どのポジションのどんな選手が指名されるのか、2日目の指名も楽しみにしたいと思います。



 

ミニキャンプ初日

ドルフィンズでは自主参加のミニキャンプが始まりました。ほとんどの選手が初日の練習に参加しましたが、ディフェンスの4選手、DTダムコン・スー、DEマリオ・ウイリアムス、Sレシャッド・ジョーンズ、そしてLBコア・ミーシーが欠席したようです。

このキャンプへの参加は強制ではないので欠席してもあまり問題ではないのですが、この中でジョーンズだけは例外のようです。ちなみにその他の選手に関しては心配はないようです。

そのジョーンズなんですが、契約の見直しを求めているようで、それが解決しないかぎりはトレーニングキャンプまでのすべてのチーム練習に参加しないことを表明しているようです。

ジョーンズは2017年シーズンまで契約が残っていますが、今後2年間は今年が720万ドル、来年が710万ドルの年俸となっています。しかしジョーンズはシアトルシーホークスのアール・トーマスやニューイングランドペイトリオッツのデビン・マッコーティ、ニューオーリンズセインツのジャイラス・バードといった選手並みの900〜1000万ドルの年俸を求めているようです。

昨シーズンのジョーンズはNFLのセーフティの選手では最多の135タックルを記録した他、5インターセプト(うち2つはリターンTD)と2QBサックを記録してプロボウルにも出場し、リーグでもトップクラスのセーフティに成長しています。それに見合った金銭的な評価がほしいということなんでしょうね。

ドルフィンズは今年からディフェンスシステムが変わるので、練習に参加しないことはジョーンズにとってもチームにとってもマイナスなんでしょうが、この問題にどういう決着を着けるのでしょうか。当分は静観する構えのようですが、何らかの保証をつけてやらなければ収まらないような気がします。


その他、ドルフィンズには直接関係がないことですが、ペイトリオッツのQBトム・ブレイディが開幕から4試合の出場停止処分を受けることがほぼ決定しています。これは2014年シーズンのプレーオフにおけるボールの空気圧問題による処分が復活したためだということです。

ペイトリオッツの開幕4試合の相手の中にドルフィンズも含まれており、これによってブレイディが欠場すればドルフィンズが有利になると考えられています。ちなみにその試合はペイトリオッツの本拠地で行われる予定で、ドルフィンズがペイトリオッツの本拠地で最後に勝利したのは2008年までさかのぼります。

2008年シーズンといえばドルフィンズが地区優勝して最後にプレーオフに進出した年なんですが、その時にもブレイディは開幕戦の怪我のためにシーズンを全休していました。またドルフィンズが秘密兵器のワイルドキャットオフェンスを初めて披露したのがそのペイトリオッツ戦でした。

ただ、ブレイディが欠場したからといって必ずドルフィンズが勝てるということでもなく、事実2008年シーズンは最初の対戦では勝っていますが、2度目の対戦では敗れています。またその年ブレイディが全休したにも関わらず、ペイトリオッツはプレーオフ進出こそ逃したものの、11勝5敗という好成績を残しています。

ペイトリオッツは常にある特定の選手に依存しない戦術を用いてきますので、今シーズンもブレイディが4試合欠場したからといって成績が大きく落ち込むことはあまり考えられないと思います。

ドルフィンズにとっては、相手チームの状態がどうというよりは自分のチームの実力を向上させることに主眼を置くべきで、他チームの選手の状況で一喜一憂している場合ではないと思います。まあHCアダム・ゲイスをはじめ首脳陣や選手にはよくわかっていることでしょうけどね。


 

今週のドルフィンズ 4.18―4.23

ニューイングランドペイトリオッツを解雇されたDTクリス・ジョーンズを獲得しました。

ジョーンズは2013年にドラフト6巡目指名でヒューストンテキサンズに入団しましたが、レギュラーシーズン開始前に解雇されました。その後タンパベイバッカニアーズと契約したんですが、こちらでも試合に出場することなく解雇されています。

ところが、その後ペイトリオッツに拾われてから才能が開花したのか、2013年にはペイトリオッツで11試合に先発出場して30タックル、6QBサックを記録しました。ちなみにその2013年にはペイトリオッツの先発DTビンス・ウィルフォークがアキレス腱を断裂したのがきっかけとなり、ジョーンズが試合に出場できるようになりました。

そして翌2014年も11試合に出場して16タックル、3QBサックを記録しましたが、昨年はふくらはぎの怪我でシーズンを欠場しています。しかしペイトリオッツでの活躍の再現ができれば、ドルフィンズのディフェンシブラインの層が厚くなります。

ところでこのジョーンズですが、生まれはオハイオ州のコロンバスだということですが、幼い頃からドルフィンズファンだったようです。ジョーンズのおばあさんが1970年代からのドルフィンズファンで、ダン・マリーノのファンでもあったということです。そして父親もその影響でドルフィンズファンとなり、当然ジョーンズ自身もドルフィンズが好きになったということです。

ジョーンズにとっては不思議な因縁でしょうが、好きだったチームに入団することになり、本人も心機一転張り切っているでしょうし、ドルフィンズのために貢献してくれる選手になってもらいたいと思います。


いよいよドラフトまで1週間を切りました。4月28日(日本時間29日)の初日にはどんな選手が指名されるのか楽しみなんですが、ドルフィンズは1巡目指名では全体13番目の指名権を持っていて、その時点で最も優れた選手をポジションに関係なく指名するものと考えられています。

フィラデルフィアイーグルスがクリーブランドブラウンズとのトレードで全体2番目の指名権を獲得したことで、ドルフィンズがオハイオ州立大学のRBエゼキール・エリオットを指名する可能性が高まったとも言われています。また当初から予想の多かったフロリダ大学のCBバーノン・ハーグリーブスを指名する可能性もあります。

エリオットかハーグリーブスのどちらかを指名するとも考えられていますが、もちろん両方とも他チームに指名されて指名できないこともあります。また、もし両者とも残っていたら、ドルフィンズはおそらくエリオットの方を指名すると思われますが、どうなるでしょうか。

いずれにしてもいろいろなケースを想定してドラフトに臨むことは確実で、RB、CB、OG、LBと多くの補強点を抱えているドルフィンズがどんな選手を指名するのか、1週間後には答えが出ます。それを楽しみに注目していきたいと思います。



 

今週のドルフィンズ 4.11ー4.16

今週最も大きな話題といえば、NFL各チームの2016年シーズンのレギュラーシーズンゲームの日程が発表されたことです。ドルフィンズの日程は次のとおりとなっています。

2016 MIAMI DOLPHINS REGULAR SEASON SCHEDULE

これを見ると、開幕からアウェイで2連戦となっています。アウェイ2連戦で開幕というのは昨シーズンと同じなのですが、その対戦相手が半端ではありません。初戦がシアトルシーホークス、2戦目がニューイングランドペイトリオッツといずれもスーパーボウル制覇の最有力候補とも予想される両チームです。

それ以降のスケジュールも厳しいものとなっていますが、早くもいろいろなウェブサイトでは勝敗予想がされています。それによるとドルフィンズの今シーズンの成績は5勝11敗だとか6勝10敗だとか、シーズン開始前からモチベーションが下がりそうなものになっています。

ただ、あくまでの予想は予想ですし、実際の試合はやってみなければわかりません。しかもまだドラフトもトレーニングキャンプも終わっていない段階での勝敗予想は時期尚早と言わざるを得ません。

スケジュールをよく見ると、確かに厳しい日程や対戦相手なのですが、第5週からはホームゲームの4連戦がありますので、ここで勝星を重ねて勢いをつけて後半に臨めれば、意外に希望はあるのではないかと思っています。

とにかく、こういう外野の声に惑わされず、一戦一戦を大事に戦っていけば、その分結果はついてくるのではないかと思っています。今からシーズンの開幕が楽しみです。


その他の話題としては、新加入選手のジャージナンバーが決定しています。主なところを見てみると、CBバイロン・マックスウェルはシーホークス時代の41番となっています。ちなみに昨年フィラデルフィアイーグルスでは31番でした。

そして同じくイーグルスから移籍してきたLBキコ・アロンソは47番に決まっています。イーグルスとその前のバッファロービルズでは50番を着けていましたが、その50番は同じく新加入のDEアンドレ・ブランチが着けるようです。LBの選手は50番代というのが一般的なんですが、もしかしたら今後変更もあるのでしょうか。

またDEマリオ・ウイリアムスはビルズ時代と同じく94番に決定しています。ヒューストンテキサンズ時代には90番を着けていたんですが、その90番はDTアール・ミッチェルが着けていますので遠慮したのかもしれませんね。


久しぶりにFAの話題ですが、元デトロイトライオンズのDEジェイソン・ジョーンズと面談したようです。ジョーンズとは3月に一度面談しており、今回が2回目ということです。ジョーンズは29歳で、過去2年間はライオンズで31試合に先発出場して9.5QBサックを記録しています。 

ドルフィンズのディフェンシブラインには元ライオンズのDTダムコン・スーもおり、ライオンズでディフェンシブラインコーチを務めていたジム・ウォッシュバーンもドルフィンズのスタッフに加わっています。その繋がりでドルフィンズ入りする可能性はありますが、もしそうなればディフェンシブラインの層も厚くなります。



 
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