Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

July 2016

今週のドルフィンズ 7.25―7.30

今週は29日(日本時間30日)からトレーングキャンプが始まっています。そのキャンプ開始前に今年のドラフト2巡目指名のCBザビアン・ハワードがPUPリスト入りしたことが発表されました。PUPとはphysically unable to performの略で、身体的に練習などの参加できる状態ではないということです。

報道によると、ハワードは6月下旬のミニキャンプの最終日にひざを痛めていたということで、それがまだ完治していないようです。シーズン開始までには間に合うようですが、手術を行ったということなのでその影響はどうなのでしょうか。新人ですしキャンプやプレシーズンゲームに出場できないとなると、本番のレギュラーシーズンになっても使えるかどうか不安が残ります。

この報道を受けて、ドルフィンズがベテランCBを補強する必要があるのではないかということで、元ニューヨークジェッツのアントニオ・クロマティや元シンシナティベンガルズのレオン・ホールの名前があがっていましたが、結局どちらにも興味はないようでキャンプ2日目に26歳のラシャーン・メルビンという選手と契約しています。

ちなみにこのメルビンは2013年にドラフト外でタンパベイバッカニアーズに入団しましたが、翌年には一時練習生としてドルフィンズに在籍していました。昨年はニューイングランドペイトリオッツで8試合、ボルチモアレイブンズで1試合のプレー経験があり、5タックルを記録したのみです。


キャンプ初日にはハワードの他にRBアリアン・フォスター、CBボビー・マッケイン、RBダミアン・ウイリアムス、LBザック・ビジルの4人がPUPリスト入りしていましたが、マッケインは翌日にはPUPリストから復帰しています。 フォスター、ウイリアムス、ビジルの3人も数日以内には復帰する可能性があるようで、特に心配はなさそうです。

その他のキャンプの話題としては、オフェンシブラインについて初日は1stチームのRGはビリー・ターナー、LGはダラス・トーマスが務めていました。期待されているドラフト1巡目指名の新人ラレミー・タンシルですが、まだ1stチームでは使えないということなのでしょうか、2ndチームのLTで練習していたようです。

2日目の入るとRGをベテランのジャーモン・ブッシュロッドが務めたようです。ブッシュロッドはNFL9年のキャリアでOGでプレーしたことはありません。そしてタンシルはわずかですが1stチームのLGで練習をしていました。今後両OGのポジションでは競争が行われ、最終的にシーズン開始時に誰が先発選手となるのかまだわかりません。


話が前後しキャンプに入る前の話題ですが、QBライアン・タネヒルに第一子の男の子が生まれたようです。父親となって初めてのシーズンとなりますが、オフェンスも変わりなお一層の飛躍に期待したいと思います。



 

今週のドルフィンズ 7.18―7.23

今週一番のニュースはRBアリアン・フォスターと契約したことです。ドルフィンズはフォスターと3月に面談していましたが、その時には契約に至っていませんでした。しかし18日にワークアウトを実施した後に契約しています。

契約内容は1年間で150万ドル、それに加えてボーナスで最高200万ドルがプラスされるようですが、それにしてもドルフィンズにとっては高い買い物ではないと思われます。

一時はもうベテランRBは補強しないのではないかと思われていたドルフィンズですが、今回のフォスターとの契約を考えると、当初から予定どおりだったような気もします。あとは昨年怪我で4試合しかプレーしていないフォスターですので、シーズン終了まで健康でいてくれることを期待します。

それとドルフィンズのRB陣は非常に若いので、フォスターのリーダーシップはチームにとってはプラスになると思われます。またフォスターはこれまで少なくとも13試合以上でプレーしたシーズンでは平均して38回のパスレシーブを記録しています。これはHCアダム・ゲイスのオフェンスには適しているということです。

その他、フォスターに関して数字的なものをあげてみると次のようなものがあります。

・2010-15 一試合平均88.8ヤードのラッシングはNFL2位
・2010-15 計51TDランはNFL3位
・2010年以来4シーズンで1200ヤード以上のラッシングはNFL1位タイ
・10TD以上を5シーズンで記録(2010年は自己最多の18TD)
・最長TDランは74ヤード、最長TDパスレシーブは78ヤード
・2010年 対インディアナポリスコルツとの開幕戦で自己最多の231ラッシングヤードを記録
・2011年 100ヤード以上のレシービングを3試合で記録
・2010年以来25ヤード以上のパスレシーブを16回記録したのはNFLのRBの中で2位タイ

アキレス腱の怪我明けで、今年30歳となるフォスターですので、これまでのキャリアのような記録は残せないかもしれませんが、上手く使えばまだまだ十分NFLの先発RBとして使えるのではないかと思います。

また結果的にドルフィンズはこのオフにRBラマー・ミラーをFAで失い、フォスターを獲得したということで、ヒューストンテキサンズと先発RBを交換した形になるんですが、ミラーは4年間総額2600万ドルという契約をテキサンズと締結しています。シーズン終了後にミラーとフォスターがどんな記録に終わるのか、契約内容との対比も注目すべきところです。

それと今回気がついたんですが、フォスターはドラフト外でテキサンズに入団した選手だったんですね。これまでの記録やプロボウルに4回(オールプロに1回)選出されているという事実を考えると非常に意外に思いました。




今週のドルフィンズ 7.11―7.16

Palm Beach Post のウェブサイトで今シーズンのドルフィンズでキーとなるオフェンス、ディフェンスの選手がそれぞれ5人ずつあげられていました。それによるとその10人は次の選手です。

【オフェンス】
QBライアン・タネヒル、WRデバンテ・パーカー、RBジェイ・アジャイ、Cマイク・パウンシー、OLラレミー・タンシル
【ディフェンス】 
DEマリオ・ウイリアムス、CBバイロン・マックスウェル、LBキコ・アロンソ、DEキャメロン・ウェイク、Sレシャッド・ジョーンズ

これを見て特徴的なのは、オフェンスでは主に若手の選手、そしてディフェンスではベテラン選手で特に移籍組の活躍が鍵を握ると見られています。

個人的にはどの選手にも活躍してもらいたいんですが、特に注目なのはアジャイです。昨シーズンは新人だったということと怪我の影響もあったりしてプレー内容は今ひとつでした。9試合に出場して49キャリーで187ヤード獲得で1TDラン、そして7回のパスレシーブで90ヤード獲得という記録に終わっています。今シーズンは先発RBとして期待されているんですが、不安な要素は否めません。

今シーズンのドルフィンズのオフェンスではやはりランプレーというのは重要になってくると思われますが、それについてあるウェブサイトで興味深い数字が紹介されていました。

ドルフィンズの過去4シーズンのランとパスのプレーの比率は次のようになっているようです。

2012年 ラン 46.7% パス 53.3%
2013年 ラン 37.0% パス 63.0%
2014年 ラン 40.2% パス 59.8%
2015年 ラン 37.0% パス 63.0%

この数字をご覧いただければわかるように、ランとパスのバランスがよくないです。タネヒルはこの4シーズンでNFLで最もQBサックを受けたQBとなっていますが、パスに偏ったオフェンスではそれも頷けます。また特に2013年以降はWRの補強も積極的に行っていたというのも背景としてあるでしょう。

他方、新しくHCとなったアダム・ゲイスの過去3シーズンのOC時代のランとパスのプレーの比率は次のようになっています。

2013年(デンバーブロンコス) ラン 40.6% パス 59.4%
2014年(デンバーブロンコス) ラン 42.2% パス 57.8%
2015年(シカゴベアーズ)   ラン 47.3% パス 52.7%

これを見るとランプレーは常に40%以上となっています。現代のNFLはパス重視とも言われていますのでパスプレーが多くなることは仕方がないことなのですが、それにしても安定してバランスが取れたオフェンスを展開しています。特にブロンコスではQBペイトン・マニングというトップクラスのパッサーがいたにもかかわらずです。

それ故に今シーズンのドルフィンズでもバランスの取れたオフェンスを展開していくはずですが、現在のRB陣で果たして上手く機能するのでしょうか。オフェンスではその点が大きな注目ポイントとなります。


Pro Football Focus のウェブサイトでは今シーズンの展望として各チームの各ポジションのランク付けがされています。ドルフィンズに関してみれば次のようになっています。

クォーターバック:21位
ランニングバック:30位
レシーバー:25位
オフェンシブライン:19位
ディフェンスフロント7:22位
セカンダリー:18位

いずれを見てもパッとしないガッカリさせられる数字なのですが、CBが不安定だと言われていたセカンダリーが最もランクが高いというのも何か不思議な結果です。

シーズン前のこのような予想はいざシーズンが始まってしまえば変わってくるものだと思いますし、この手の予想はほとんど当たらないと言ってもいいかもしれません。願わくばすべてのランクが高いものになってくれて、その結果チーム力が向上してくれればいいのですが。そうなればチームの勝星も増えてくると思いますので、期待してみていくしかありませんね。



 

今週のドルフィンズ 6.27―7.2

今週はまずトレーニングキャンプの日程が発表されています。それによると全12日間で、次のような日程で行われます。

7月29日(金) AM 9:00
7月30日(土) AM 8:35
7月31日(日) AM 8:35
8月 1日(月) AM 8:35
8月 4日(木) AM 9:00
8月 5日(金) AM 8:35
8月 8日(月) AM 9:00
8月 9日(火) AM 8:35
8月10日(水) AM 8:35
8月15日(月) AM 8:35
8月16日(火) AM 8:35
8月17日(水) AM 8:35
※日時はすべてアメリカ東部時間

ちなみにこのキャンプ中の8月12日にはニューヨークジャイアンツとのプレシーズンゲームが行われます。

この12日間のキャンプで先発争いなど激しい競争が行われ、最終的にシーズン開幕前に53人のロースターが決定されます。一番心配なのは怪我人が出ることで、シーズンアウトなど大きな怪我とならないことを願っています。


NFLの公式YouTubeでは全32チームの過去の名勝負が、1つのチームにつき3試合ずつ配信されるようですが、ドルフィンズからはファン投票により次の3試合が配信されることが決定しました。

1 第7回スーパーボウル(対ワシントンレッドスキンズ)
2 1985年マンデーナイトフットボール(対シカゴベアーズ)
3 1994年フェイクスパイクプレー(対ニューヨークジェッツ)

1は1972年のパーフェクトシーズンを締めくくった試合(14-7)、2はベアーズのシーズン全勝をストップさせた試合(38-24)、そして3はQBダン・マリーノが決めた有名なフェイクスパイクの試合(28-24)で、まあ順当といえば順当な選出だと思います。

ちなみにこの他にも2試合がノミネートされていて、1994年の開幕戦(対ニューイングランドペイトリオッツ)でマリーノとドリュー・ブレッドソーの壮絶な投げ合い(39-35)、そして2004年のマンデーナイトゲーム(対ペイトリオッツ)で暫定HCジム・ベイツの指揮した試合(29-28)でした。

個人的には1994年の開幕戦でのマリーノとブレッドソーが投げ合った試合が一番印象に残っています。マリーノが473ヤード、ブレッドソーが421ヤードと2人合わせて894ヤードを投げ合った試合で、特に第4Q中盤に4thダウン残り5ヤードでマリーノがWRアービン・フライヤーに決めた逆転の35ヤードTDパスは圧巻でした。

前年途中にアキレス腱を断裂してシーズンを棒に振ったマリーノにとって、この試合は復帰第1戦ともなった試合でした。雨でフィールドがぬかるみコンディションとしてはよくなかったのですが、見事にチームを逆転勝利に導いてマリーノ健在を大きくアピールしました。

ともあれ、選出された3試合がYouTubeで配信されたら是非とも見てみたいと思っています。


最後に、NFL.comのアナリストであるエリオット・ハリソン氏がNFL全32チームのHCをランク付けしています。

http://www.nfl.com/photoessays/0ap3000000671714/nfl-coach-power-rankings

これを見ると、ドルフィンズのアダム・ゲイスは非常に評価が低くて32人中30位となっています。ドルフィンズファンとしてはあまりおもしろくない話題ですが、実績がないだけに仕方がないかなとも思います。

しかし、この評価がシーズンが開幕して試合が進んでいくに従って上昇していくことを期待しています。




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