ドルフィンズの第4週の試合はサーズデーナイトゲームで、敵地でシンシナティベンガルズと対戦します。両チームとも1勝2敗と黒星が先行していますが、日曜日の試合でドルフィンズはクリーブランドブラウンズにオーバータイムの末に勝利し、対するベンガルズはデンバーブロンコスに敗れています。
この試合を前にしたドルフィンズは主力選手に怪我人が多発しています。現時点で出場できないのはTEジョーダン・キャメロンとCマイク・パウンシーですが、オフェンシブラインではLTブランデン・アルバートとCアンソニー・スティーンの出場が微妙となっています。
また怪我ではないんですが、RTジャワン・ジェームスがブラウンズ戦ではプレー内容の悪さから試合終盤でベンチに下げられました。もしアルバート、スティーン、ジェームスの先発選手3人が出場しないとなると、ただでさえ脆弱なオフェンシブラインがさらに弱くなります。
その他、LBのコア・ミーシーとジェラニー・ジェンキンスも欠場が濃厚で、代役はネビル・ヒューイットとドナルド・バトラーが務めることになります。
RBアリアン・フォスターもまだ出場できないので、ランオフェンスはブラウンズ戦同様、ケニアン・ドレイク、ジェイ・アジャイ、アイザイア・ピード、ダミアン・ウイリアムスを併用して起用することとなります。
怪我人が多く万全の体制ではないドルフィンズが敵地で試合に臨むというのは非常に厳しい状況です。特にオフェンシブラインが心配で、ランプレーが出せるのか、QBライアン・タネヒルをプレッシャーから守れるのかというのがポイントとなるでしょう。
ベンガルズはオフェンス、ディフェンスではドルフィンズを上回っているんですが、得失点はいずれもドルフィンズより劣っています。オフェンスが進んでいる割には得点が取れず、ディフェンスが抑えている割には失点しているということが言え、チーム状態としてはあまりよくないかもしれません。
しかし、特にオフェンスに関してはQBアンディ・ダルトンはAFCのリーディングパッサーで938ヤードを投げており、RBジェレミー・ヒルは平均4.1ヤードのランを記録、またWR A.J.グリーンは22回のパスレシーブで295ヤードを稼いでいます。
ダルトンからグリーンへのホットラインをいかに抑えられるかが課題となりますが、パスカバーに難があるドルフィンズのディフェンスですので、ディフェンシブラインを中心としたパスラッシュが一層重要になってくるでしょう。
直接対決ではドルフィンズが3連勝中で、直近では2013年に同じくサーズデーナイトゲームで対戦しており、ドルフィンズがオーバータイムの末に22-20とセーフティで勝利をつかんでいます。ただし、この時はマイアミでの試合でしたが。
ちなみに今回の試合ではドルフィンズは全身オレンジのジャージを着用して試合を行いますので、それも注目されます。
ブラウンズ戦で今シーズン初勝利をあげたドルフィンズですがこの試合でどういう結果を残すのか、いろいろな意味で注目されるところですが、やはり勝利するのは難しいというのが大方の予想でしょうか。でもファンとしては期待していますし、1つでも多くいいプレーを見せてもらいたいと思います。