Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

October 2016

ロンドンゲーム

ドルフィンズが来シーズンにロンドンで公式戦を行うことが報道されています。それによるとドルフィンズはニューオーリンズセインツと対戦し、その試合はドルフィンズのホームゲーム扱いになるだろうということです。

この結果、ドルフィンズがロンドンで公式戦を行うのは4回目となります。ちなみに過去3回の成績は1勝2敗で詳細は次のとおりとなっています。

2007年 対ニューヨークジャイアンツ 13-10 敗戦
2014年 対オークランドレイダース 38-14 勝利
2015年 対ニューヨークジェッツ 27-14 敗戦

ホームゲーム扱いということは、来シーズンはマイアミでの試合が1試合少なくて7試合になります。それはそれで痛いんですが、ロンドンでの試合では昨年のジェッツ戦がホームゲーム扱いで、ドルフィンズはロンドンのファンから大きな声援を受けていました。結果は惨敗でしたが、スタジアムのファンは熱心に応援してくれていたと記憶しています。


 

今週のドルフィンズ 10.24―10.28

今週はRBアリアン・フォスターの突然の引退表明から始まり大変驚かされたんですが、フォスターに関しては前に触れているのでそれ以上詳しくお伝えすることもあまりありません。ただ、ドルフィンズの若いRB陣の中にあって、ベテランらしいリーダーシップを発揮してくれていたようで、その点が少なからずRBジェイ・アジャイの活躍に結びついているのではないかと思っています。そういう面から見ると、フォスターはわずか3ヶ月ほどしかドルフィンズに在籍していませんでしたが、チームに貢献してくれていたことに感謝したいと思います。

そのアジャイの話題ですが、予想通りというか順当に、今週もAFCの週間最優秀攻撃選手に選出されました。2週連続200ヤードラッシングを達成したんですから当然の結果とも言えます。ちなみに過去には2002年にRBリッキー・ウイリアムスも2週連続で200ヤードラッシングを達成しているんですが、その時には2週連続で最優秀攻撃選手には選出されませんでした。

ウイリアムスは2002年の第13、14週に連続で200ヤード以上のラッシングを記録しているんですが、第13週の対バッファロービルズ戦では228ヤードを走って2TDランを記録したにも関わらず、週間最優秀攻撃選手には選出されていません。その試合ドルフィンズはウイリアムスの活躍にも関わらずビルズに38-21で敗れているんですが、それが選出されなかった大きな理由だったのかもしれません。そして翌週の対シカゴベアーズ戦では216ヤードを走って2TDランを記録し、その試合では選出されています。


Sレシャッド・ジョーンズがシーズンアウトとなっているんですが、その代わりの選手としてSバカリ・ランボと契約しました。ランボは2013年にドラフト6巡目指名でワシントンレッドスキンズに入団して翌2014年の9月に解雇されています。そしてその年の11月にビルズと契約して、昨シーズンはビルズで8試合の先発を含む15試合に出場して58タックル、1QBサック、1インターセプト、6パスディフェンスを記録しています。

ランボがいつから試合に出られるのかわかりませんが、ドルフィンズではCBクリス・カリバーがそろそろ復帰できそうですし、今月カロライナパンサーズから獲得したCBベネ・ベンウィケレもプレーできるようになっているかもしれません。ディフェンスバック陣の控えの層が少しずつ厚くなってくると楽しみです。

その他DEジュリアス・ワームズレイが解雇されています。ワームズレイはプレシーズンゲームで活躍して、レギュラーシーズンに入っても期待していたんですが、やはり難しいところがあってここ数試合は出場していませんでした。故障者リスト入りしているDTアール・ミッチェルの復帰が間近ということで解雇されたものと思います。

またフォスターが引退したのでその代わりのRBを獲得するかもしれません。Miami Herald の記事ではピッツバーグスティーラーズで練習生契約をしているカルロス・ウイリアムスが適任ではないかと言われています。ウイリアムスは昨年ドラフト5巡目指名でビルズに入団し、3試合の先発を含む11試合に出場して517ヤードラッシング、7TDランを記録しています。しかし今年の8月にビルズを解雇され、その後NFLから4試合の出場停止処分を受けました。

ビルズを解雇されたのは自己の体調管理が不十分だったためのようですが、確か昨年のビルズ戦ではドルフィンズはウイリアムスに結構走られた印象があります。しかしタイプ的にはダミアン・ウイリアムスと同じような選手かなとも思いますし、前述の自己管理能力に疑問があるのでドルフィンズが契約するかどうかはわかりません。


最後に、これも故障者リスト入りしたジョーンズとの関連ですが、ジョーンズは今シーズンのチームキャプテンの1人に選ばれていましたが、シーズン全休となったので新たにLSジョン・デニーがチームキャプテンに選ばれています。デニーは2005年にドラフト外でドルフィンズに入団し、現在まで183試合に連続出場しています。

当然現在のドルフィンズでは最も在籍年数が長くなっており、2010年と2012年にはプロボウルにも選出されています。経験年数や実績も去ることながら、選手やコーチからの信頼も厚いんでしょうね。



 

RBフォスター、突然の引退発表

RBアリアン・フォスターが引退を表明しました。シーズン中のこの時期にというのも意外でしたが、いろいろなことを考えると納得はさせられます。

まず一番の理由は怪我のことですかね。昨年靭帯損傷という大きな怪我を負って、今年は復活のシーズンということで心機一転ドルフィンズでスタートを切ったんですが、怪我からの回復が果たして100%だったかどうかは今となっては不透明なところです。キャンプからプレシーズンゲームはまずまずだったんですが、シーズンに入ってからはハムストリングを痛めて3試合を欠場しています。第6週の対ピッツバーグスティーラーズ戦から復帰したんですが、体調は万全ではなかったでしょう。

そしてRBジェイ・アジャイの活躍も引退に拍車をかけた要因となったでしょう。シーズン開始前はアジャイとの先発RB争いに勝って、開幕戦の対シアトルシーホークス戦では先発を務めたんですが、怪我で欠場してからアジャイに先発の座を奪われて、さらにそのアジャイが2試合連続200ヤード以上を走ったということで、もう自分の居場所はなくなったと感じたんでしょう。

アジャイとの関係では、トレーニングキャンプ中にアジャイが着けていたジャージNo.23を譲ってもらいたいと申し出たことが報道されていましたが、結局それは叶わず29番を着けることになりました。ただ、それでフォスターとアジャイの関係がこじれたということはないと思います。

ところで、そのアジャイは歴史的な大活躍から一夜明けて今や時の人となっているんですが、昨日の対バッファロービルズ戦ではラッシング以外でも貴重な貢献をしています。第4QにQBライアン・タネヒルがWRケニー・スティルスに66ヤードのTDパスを決めたんですが、その時にアジャイはビルズディフェンスのブリッツをブロックしてタネヒルのパスプレーを助けています。アジャイのブロックがあったからこそTDパスが決まったと言ってもいいかもしれません。やって当たり前のプレーかもしれませんが、目立たないけど称賛されるべきプレーだったと思います。

話がそれてしまいましたが、フォスターはドラフト外入団からオールプロまで上り詰めた素晴らしい選手だったと思います。ドルフィンズでもう一花咲かせてもらいたかったんですが、怪我が選手生命を縮めてしまったことが非常に残念です。ドルフィンズでの成績は4試合に出場して22キャリーで55ヤード獲得、そしてパスレシーブでは6回で78ヤード獲得という内容で、いずれもTDは記録していません。唯一プレシーズンゲームで記録したTDランが印象に残っています。



 

Week 7 対ビルズ戦

先週ピッツバーグスティーラーズにいい勝ち方をしたドルフィンズが、今週苦手としているバッファロービルズ相手にどんな試合をするかが注目でした。ビルズは4連勝と絶好調だったので、ドルフィンズが勝てるかどうかは正直言って不安でした。しかし素晴らしい逆転勝利で、あのシーズン序盤のチームとはまったく別の力強さを感じました。

この試合の勝利の立役者は何といってもRBジェイ・アジャイです。アジャイはこの試合28キャリーで214ヤード獲得という、スティーラーズ戦以上の活躍を見せてくれたと言っていいと思います。2試合連続200ヤード以上のラッシングはNFL史上4人目で、O.J.シンプソン、アール・キャンベル、リッキー・ウイリアムスに次ぐ、まさに伝説的な記録となりました。

アジャイに関しては試合前は果たしてどのぐらい走れるんだろうと不安もありました。先週のスティーラーズ戦で200ヤード以上走っていましたので、正直言ってこの試合では思い切り落ち込むのではないかとも思いました。ビルズも当然アジャイのランプレーを警戒してくるだろうし、もしランが止められたらドルフィンズに勝ち目はないだろうと思っていました。

しかし最初のランプレーでいきなり10ヤード走って1stダウンを獲得したのを見て、もしかしたらこの試合でも走れるんじゃないかと思ってみていました。ただ、それにしてもまさか200ヤード以上を走るとは誰も予想していなかったでしょう。それはアジャイ自身もそうだったと思います。

アジャイのランプレーも去ることながら、それを支えたオフェンシブラインのランブロックが素晴らしかったと思います。確かにCマイク・パウンシーが復帰したことも大きいのでしょうが、その他の選手も素晴らしいです。特に相手がディフェンスでは定評のあるスティーラーズとビルズでしたからなおさらそれが際立っているとともに、これらを相手にしてあれだけ走れるとチームにとっては大変大きな自信になると思います。

第4Qにアジャイが足を痛めたようなシーンがありましたが、あの時はヒヤッとしました。まさかこれで怪我をしてプレーできなくなるとかシーズンアウトになるんじゃないかと不安になりましたが、少し休んでから試合に復帰しましたので安心しました。幸い来週はバイウイークで試合がないので、アジャイにとってもよかったのではないでしょうか。なにしろ2試合連続で200ヤード以上走ると疲労も残ってくるでしょうから。

しかしこのアジャイの活躍を見ていると、今後ドルフィンズはアジャイのチームになっていき、アジャイを中心としたオフェンスの組み立てがされるのではないかと思います。またそうした方がQBライアン・タネヒルのパスプレーもより生きてくると思います。

タネヒルはこの試合でもビルズのディフェンスに苦しめられました。QBサックは1度しか受けず、インターセプトも犯さなかったのですが、あわやインターセプトというパスもありました。結局パス25回投中15回成功で204ヤード獲得という内容だったんですが、アジャイのランが止められていたらもっと悪い内容で、試合にも敗れていたと思います。

しかしタネヒルにとってはこの試合に勝てたというのは非常に大きかったと思います。タネヒルは同地区のチームと対戦した時はこれまで非常に内容が悪かったです。苦手意識というのもあるでしょうし、特にビルズについては試合前からタネヒルを呑んでかかっているようなところもありました。それだけにこの試合で逆転勝利を演出できたというのは苦手意識の払拭につながると思います。

ドルフィンズはこの試合でパントチームのミスがあり、それをきっかけに得点を取られました。ある意味そういう試合展開では負ける確率が高くなると思うのですが、それを消してくれたのもアジャイのランプレーだったと思います。

またディフェンスもビルズのオフェンスをよく抑えていたと思います。ビルズのエースRBルショーン・マッコイの体調が万全ではなかったというのにも助けられたこともありますが、それにしてもNFLトップのランオフェンスを誇っていたビルズのランプレーをわずか67ヤードに抑えました。

Sレシャッド・ジョーンズが欠場してディフェンス、特にランディフェンスが悪くなるのではないかと思われたんですが、ジョーンズの欠場をまったく感じさせませんでした。本当に全選手が一丸となってビルズのオフェンスを防いでいたような印象がありました。 

あとこの試合では反則が非常に多かったことがマイナスポイントでした。13回で116ヤード罰退だったんですが、特に15ヤード罰退のメジャーペナルティが目立ちました。普通反則が多くなるとオフェンス、ディフェンスのリズムが崩れてそれをきっかけに負けることが多いのですが、この試合ではそうなりませんでした。それを打ち消すものがあったからだと思いますが、いつもそうなるとは限りません。今後この反則を少なくしていかなければいけません。

しかし反則が多いというのは選手の感情が表に出ているということなので、勝ちたいという意識でやってしまうのでしょうね。褒められたことではないですが、その気持ちもわかるような気がします。特にビルズには近年散々煮え湯を飲まされてきていますから。

先週のスティーラーズ戦、そしてこのビルズ戦に勝利してチームに勢いがついてきていると思います。この勢いを止めたくないのですが、来週はバイウイークで試合がありません。その勢いが一時止まってしまうかもしれませんが、このバイウイークで怪我をしている選手が体調を整えられるということもあります。勢いは止めず、チーム状態をさらに万全にして次の試合に臨んでもらいたいと思います。



 

Week 7 対ビルズ戦 プレビュー

先週ピッツバーグスティーラーズに快勝したドルフィンズですが、その勢いをこのバッファロービルズ戦にもつなげて連勝したいところです。しかしビルズは現在4連勝と絶好調と言ってもいいチーム状態です。

加えてドルフィンズはビルズを苦手としており、過去3年間では6試合中5敗、しかもそのうちの4敗はいずれも16点以上差をつけられての一方的な敗戦でした。

ちなみにビルズの4連勝は2008年以来のことで、もしこの試合にも勝って5連勝ということになると2004年以来12年ぶりのこととなります。ドルフィンズはなんとしてもこの試合でビルズの連勝を止め、それとともにビルズに対する苦手意識を払拭したいとろこです。

ビルズの強みはNFL1位のランオフェンスです。特に第2週の対ニューヨークジェッツ戦後にOCグレッグ・ローマンを解任していますが、その後4連勝中のランオフェンスは1試合平均211.8ヤードと驚異的です。先週の対サンフランシスコ49ers戦では312ヤードのラッシングを記録しています。

そのランオフェンスの中核をなしているのがプロボウルRBルショーン・マッコイで、これまでNFL2位の597ヤードラッシング、同1位の平均5.6ヤードラッシングを記録しています。しかしそのマッコイは今週の練習中にハムストリングを痛めており、この試合への出場は微妙となっています。

マッコイが出場できなければかつてドルフィンズに在籍していたRBマイク・ギリスリーが先発することになります。ギリスリーはラッシングヤード数は117ヤードと少ないのですが、平均6.9ヤードのラッシングを記録しています。またギリスリー以上に走っているのがQBタイロッド・テイラーで236ラッシングヤード(平均6.9ヤード)といずれも侮れません。

ドルフィンズはランディフェンスがNFL31位の一試合平均147.0ヤード喪失となっており、このビルズのランオフェンスにはかなり苦戦することが予想されます。先週のスティーラーズ戦ではややランディフェンスに向上が見られたかと思われますが、同時にその試合ではランディフェンスの要となっていたSレシャッド・ジョーンズを怪我で失っています。ドルフィンズがビルズのランオフェンスを抑えられるかがこの試合の鍵と言えます。

一方ランオフェンスが鍵となるのはドルフィンズも同じです。スティーラーズ戦での勝利の原動力となったのはランオフェンスで、RBジェイ・アジャイは204ヤードを走って第6週のAFC週間最優秀攻撃選手に選出されるほどの活躍を見せました。このアジャイのランプレーがこのビルズ戦でも出せればドルフィンズが勝利する可能性はずっと高まります。

またアジャイのランプレーの影にはオフェンシブラインの安定したプレーがありました。ドルフィンズはスティーラーズ戦で今シーズン初めてオフェンシブラインの先発選手5人が揃いました。そのオフェンシブラインはランプレーだけでなく、パスプレーにおいても安定しており、QBライアン・タネヒルはインターセプトなどのターンオーバーを犯さず、QBサックもまったく受けませんでした。

オフェンシブラインの安定したプレーがこの試合でも続くならばタネヒルのパスプレーもより安定感が高まりますが、ビルズディフェンスのパスラッシュは厳しく、今シーズン6試合ですでに20QBサックを記録しています。その結果ビルズはこれまで相手チームのTDパスをわずか3つしか許しておらず、これはNFLで最少の記録です。ビルズの多彩なブリッツを防ぎきることはほぼ不可能だと思われますので、ドルフィンズとしてはランプレーを主体にオフェンスを展開する必要があるでしょう。

ドルフィンズが勝つためにはランプレーを数多く出してなるべくボールをキープし、先に得点を取ってビルズに得意のランプレーを出しにくくさせることが必要です。ビルズのパスオフェンスはNFL31位となっています。ただし、注意しなければいけないのはビルズはランオフェンスが強いのでそれほどパスを投げる必要がないということです。

その証拠に、ビルズのパスオフェンスは31位なんですが、TDパスはこれまで8つ記録しており、インターセプトはわずか2つしか犯していません。したがって数字だけでは判断できない部分があり、ドルフィンズのディフェンスは決してビルズのパスオフェンスを舐めてかかってはいけないということです。

この試合はドルフィンズにとって勝つのと負けるのとでは大きな違いがあります。勝てば3勝4敗、負ければ2勝5敗で数字的にも大きな差がありますし、もし負ければチームがまた沈滞ムードに落ち込んでしまう可能性があります。それだけに絶対に落とせない試合、また同地区のライバルでもあり苦手意識のあるチームですから絶対に負けたくない相手と言えます。

戦前の予想ではビルズが有利となっていますが、ドルフィンズのホームゲームでもありますしどんな形でもいいから勝利してもらいたいと思います。先週の試合で見せたようなチーム一丸となったような雰囲気で試合が進められれば、ビルズを打ち負かすことができると思っています。



 
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