Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

November 2016

Week 10 対チャージャース戦 プレビュー

長いホーム4連戦が終わり、ドルフィンズは今週末から西海岸での2連戦です。その最初の試合、対サンディエゴチャージャース戦ですが、現在チャージャースは4勝5敗でAFC西地区の最下位となっています。しかし戦前の予想ではチャージャースが有利で、特にESPNのウェブサイトではチャージャースが勝利する可能性は70%以上となっています。

チャージャースの試合は見ていないので全くわかりませんが、チャージャースが有利と言われる理由については次のようなことが考えられると思います。

1 チャージャースがホームで3勝1敗に対して、ドルフィンズはアウェイで0勝3敗。
2 チャージャースのオフェンス力がドルフィンズを上回っていること。
3 チャージャースのランディフェンスがNFL5位であること。

チャージャースの強みとしては、まずQBフリップ・リバースが好調であることが考えられます。リバースはこれまでパスで2560ヤードを投げて17TDパスを記録する一方でインターセプトは7つです。 ドルフィンズのパスディフェンスもNFL8位と悪くないのですが、ディフェンスバック陣に不安が残っているため、リバースのパスには苦しめられるでしょう。

チャージャースはエースWRのタイレル・ウイリアムスが怪我をしており万全の状態ではありません。しかしリバースのパスターゲットとしてはベテランTEのアントニオ・ゲイツが要注意で、ゲイツはチームトップの4TDパスレシーブを記録しています。

また2年目のRBメルビン・ゴードンも好調で、これまでNFL3位の768ラッシングヤード(平均4.0ヤード)を記録し、TDランも9つ決めています。特に先週の対テネシータイタンズ戦では196ヤードのラッシングを記録しました。ドルフィンズのランディフェンスは同30位で相手チームに平均140ヤードを献上しており、チャージャースは当然そこを攻めてくるものと思われます。

ただし、チャージャースのランオフェンスはNFL18位とあまりよくありません。ゴードンが好調なのにチーム全体のランが少ないというのが4勝5敗と負け越している1つの要因となっているのではないかと思われます。

両チームは似通っているところがあり、いずれも最初の5試合は1勝4敗でした。それからチャージャースは3勝1敗、ドルフィンズは3連勝と調子を上げてきています。またドルフィンズにはゴードンと同じく2年目のRBジェイ・アジャイがおり、現在の3連勝はそのアジャイの活躍によるところが大きいです。

チャージャースのランディフェスがNFL5位と優れているんですが、アジャイはこれまでランディフェンスが強いと言われていたチームに対して、次々と記録的な活躍を見せてきました。 ピッツバーグスティーラーズとバッファロービルズに対しては200ヤード以上のラッシング、そしてNFL1位のランディフェンスを誇ったニューヨークジェッツに対しても100ヤード以上のラッシングを記録してきました。

今回の試合はアジャイとゴードンのどちらがより多く走れるかが注目ポイントとなるでしょうが、単純に考えるとランディフェンスの差でゴードンが勝るのではないかと思われます。しかしその常識を次々と覆してきたのがアジャイのランプレーでした。チームスタッツというのはほとんどあてにならないもので、今回どちらがより多く走るのかはやってみなければわかりません。

個人的にはチャージャースのランディフェンスがいいのは対戦相手がランよりパスを多用しているからだと思います。その証拠にチャージャースの試合結果を見るとハイスコアゲームが多いです。ハイスコアになるのはすなわちパスプレーが多いからなのではないでしょうか。相手チームに対して平均27.4点を献上し、パス喪失ヤード数も293.2ヤードとなっています。

チャージャースのディフェンスはそんなに恐れることはないのではないかと思いますが、それでも油断は禁物です。やはりホームゲームであるということとチームとして勢いに乗っているということで、試合の流れを持っていかれると一方的な展開になりそうで怖いところです。

ドルフィンズが勝利するためには、まずこれまでの3連勝中の戦い方を基本とする、すなわちアジャイのランプレーを中心にオフェンスを組み立て、3rdダウンコンバージョンを成功させてターンオーバーを犯さないことが必要です。またディフェンス面ではゴードンを止めることが注目されるでしょうが、むしろリバースにプレッシャーをかけてオフェンスのリズムを崩すことが大切で、そのリズムを崩せばランプレーも止められると思います。

ドルフィンズは2010年にオークランドレイダースに勝利してから西海岸の試合では勝利していません。鬼門とも言える地になってきていますが、このあたりでその悪い流れを断ち切ることができればいいのですが。とにかく先に得点して試合を優位に進めることですね。




 

Mid-Season Report

2016年シーズンもちょうど中間地点、ドルフィンズも半分の8試合を消化して成績は4勝4敗の5割となっており、AFC東地区では2位に位置しています。そこでシーズン前半の状況を各ポジションごとに振り返ってみたいと思います。

クォーターバック
QBライアン・タネヒルはQBレイティングは87.4でNFL22位、8TDパスは同26位、そしてパス獲得ヤード数は1877ヤードで同22位といずれも十分な成績とはいえません。ここ3試合ではチームを勝利に導く働きをしていますが、このままのペースでいくと16TDパスで14インターセプトとなります。

ランニングバック
このポジションではRBジェイ・アジャイが予想外の大ブレークで、シーズン当初先発RBとして期待されたアリアン・フォスターが引退しています。アジャイはNFLトップの平均6.0ヤードのラッシングを記録しています。そして控えRBのダミアン・ウイリアムスは3rdダウン時のレシーバーであり、またスペシャルチームのキープレーヤーでもあります。

ワイドレシーバー
WRジャービス・ランドリーはこのままのペースでいけば、いずれも自己最高の1210レシービングヤードと平均12.3ヤードのパスレシーブを記録することになります。WRデバンテ・パーカーはシーズンを通してハムストリングの怪我に悩まされており、これまでパスレシーブはわずか25回となっています。WRケニー・スティルスもパスレシーブはわずか17回に止まっており、3人のWRが記録したTDパスレシーブは合計で5つに止まっています。

タイトエンド
先発TEのジョーダン・キャメロンはすでに怪我でシーズンアウトとなりました。第2TEのディオン・シムズも脳震とうに悩まされています。しかし控えTEのマーキス・グレイとドミニク・ジョーンズが急成長し、クレイはブロッカーとして、またジョーンズはレシーバーとして活躍しています。

オフェンシブライン
シーズン当初は先発選手が5人揃わない状態で非常に不安定な状況でした。その結果パスプロテクション、ランブロック共に低調な内容となり、それがチーム成績に反映し1勝4敗のスタートとなりました。しかし先発選手がすべて揃った過去3試合では強靭なラインとなっています。

ディフェンシブライン
34歳のDEキャメロン・ウェイクが5.0QBサックでチームトップの成績、DTダムコン・スーはチームMVP級の活躍、そして控えだったDEアンドレ・ブランチがチームに活力をもたらしています。当初期待されたDEマリオ・ウイリアムスは期待はずれか、影が薄くなっています。シーズン後半に向けて復帰してきたDTアール・ミッチェルの活躍がポイントとなりそうです。

ラインバッカー
LBキコ・アロンソはチームトップの67タックルでLB陣の中では唯一の合格点と言えます。その他の先発LBコア・ミーシーとジェラニー・ジェンキンスは怪我を抱えており、特にミーシーはシーズンアウトとなりました。控えのドナルド・バトラー、そしてスペシャルチームのキープレーヤーでもあるネビル・ヒューイットとスペンサー・ペイシンガーなどでなんとかやりくりしている状態で、来シーズンに向けて少なくともあとひとりインパクトのある選手が必要です。

ディフェンシブバック
ディフェンシブバックの要であったSレシャッド・ジョーンズはシーズンアウトとなっており、パスディフェンスの不安定感がさらに高まっています。CBバイロン・マックスウェルは控えに降格されるなど期待はずれ、またドラフト2巡目指名のCBザビアン・ハワードも怪我をしています。ただしSのイサ・アブドル-クドゥスやマイケル・トーマスは過小評価気味ですがいいプレーをしており、2年目のCBトニー・リペットも少しずつ成長が見られます。現在のメンバーでNFL8位のパスディフェンスと同11位の被11TDパスは上出来と言えるかもしれません。

スペシャルチーム
あるウェブサイトの評価によるとドルフィンズのスペシャルチームはNFL7位の成績だそうです。キックオフリターンは2位、パントリターンは10位、そしてキックオフ、パントのカバーチームはそれぞれ6位と18位です。またPマット・ダーは非常に安定しており、Kアンドリュー・フランクスもFGは14本中11本成功、エクストラポイントは18回すべて成功させています。


以上簡単にシーズン前半を振り返りましたが、シーズン序盤と直近3試合では別なチームのようになっており、後半戦はどうなるのか前半の成績だけでは判断できないところがあります。最終的にシーズンが終了した時にまた振り返ってみたいと思います。




 

Week 9 対ジェッツ戦

ドルフィンズはニューヨークジェッツに勝利して3連勝を飾り勝率5割となりました。3連勝は2014年シーズン以来ということになり、この結果ドルフィンズはAFC東地区でニューイングランドペイトリオッツに次ぐ2位に浮上しました。

最後は新人KRケニアン・ドレイクの96ヤードキックオフリターンTDで試合を決めました。このリターンTDにはいろいろなことが関係していて、非常に価値のある、素晴らしいTDでした。特に逆転された直後だっただけに、余計に盛り上がったような気がします。

まずこのリターンTDの背景としては、ドルフィンズがパントキック時にスナップをファンブルし、それをきっかけに逆転されました。残り試合時間はまだ6分近くあったんですが、状況としてはドルフィンズにとっては点の取られ方が悪かったので、やや追い込まれたような場面だったと思います。ファンブルしたPマット・ダーは今シーズン序盤はチームのMVP的な活躍をしていただけに、ちょっとくらいムードも漂ったかもしれません。

それを打ち消す形でのリターンTDだっただけに、チームだけでなくダーも救われたような気がしました。またそのリターンTDの直前にはジェッツ側のキックオフ時に反則があり、その結果キックオフをやり直すことになったのですが、これも1つのポイントだったと思います。

最初に取り消されたキックオフでは正KRともいえるジャキーム・グラントがリターンしました。あまりいいリターンではなかったものの、グラントはジェッツのカバーチームのタックルを5,6回受けながらボールを前に進めました。そのグラントのプレー内容が、反則後のキックオフをドレイクに取らせるように蹴られたのではないかと思いました。グラントは前半終了間際に、反則で取り消されたとはいえ、パントリターンTDを決めていましたから、ジェッツ側もグラントのリターンを恐れたのではないでしょうか。

ちなみにそのグラントが取り消されたパントリターンTDですが、その時にはドレイクが反則を犯したことによりTDが取り消されています。ドレイクもその反則のことは気持ちのどこかには残っていたでしょうから、最後に逆転のリターンTDを決めた時には本当に嬉しかったのではないかと思います。

結果は別として、形としてはこの試合で新人のリターナーがパントリターンTDとキックオフリターンTDを決めたことになりますが、この事実は今後の対戦相手にとって、ドルフィンズのスペシャルチーム恐るべしという印象を与えることになるのではないでしょうか。そういう意味でも価値あるリターンだったと思います。

ところで、もしドレイクのリターンTDがなくてドルフィンズが3点差を追いかける展開になっていたらどうだったかというのも見てみたかったんですが、後半ドルフィンズはTDを取れていなかったので、もしかしたらそのままジェッツが勝利していたかもしれません。

試合全体を通してみると、お互いに反則がポイントとなって得点したり失点したりというのが目立ったんですが、ドルフィンズの勝因としてはRBジェイ・アジャイのランプレーが大きかったのではないかと思います。ジェッツはNFLトップのランディフェンスを誇るチームでしたから、そのディフェンスに対してアジャイがどれだけ走れるかが注目でした。

ドルフィンズの最初の攻撃でアジャイのランプレーは-3、-1、-5ヤードと3回続けてロス(そのうち2回は反則で取り消されていますので公式には記録に残りませんが)しています。そのあたりはジェッツのディフェンスはさすがだと思いましたし、この試合ではほとんど走れないのではないかと思いました。しかしその後に20ヤードのTDランを決めたことが非常に大きかったと思います。結果としてアジャイはジェッツのランディフェンスを相手に111ヤードを走りました。

パスオフェンスに関しては、QBライアン・タネヒルはパス28回投中17回成功で149ヤード獲得1TDパスでした。パスディフェンスの悪いジェッツに対しては物足りない内容だったのですが、試合前半にWRケニー・スティルスが退いたこと、そしてWRデバンテ・パーカーが本調子でないことで長いパスが投げにくかったというのもあるかもしれません。特にパーカーは2回のパスレシーブでわずか8ヤードしか獲得できず、今後に不安を残しています。

第3QにDTジョーダン・フィリップスがインターセプトを決めてジェッツ陣内レッドゾーン内で攻撃権を獲得した時にTDを取っていれば、あるいはこの試合はもっと楽な展開で勝てたかもしれません。そこの詰めの甘さが今後の課題でしょうが、ジェッツのディフェンスもよく守っていたと思いますので、簡単には得点は取れませんね。

一方ドルフィンズのディフェンスですが、RBマット・フォルテにはロングランを許しましたし、後半は攻め込まれていた印象がありました。しかし3rdダウンコンバージョンは11回中3回に抑えましたし、インターセプトを2つ奪ったのが勝利に結びついたと思います。ただ、抑えていた攻撃を反則で継続させてしまうというのが目立ちますので、そのあたりを改善していかなければいけないでしょうね。

バイウイーク前の対バッファロービルズ戦もそうですが、同地区のチームとの対戦は重要です。その意味でもこの勝利は大きいです。



 

今週のドルフィンズ 10.31―11.5

今週はバイウイークだったということもありほとんど話題がなかったんですが、週末になって選手の異動がありました。脳震とうで欠場中だったTEジョーダン・キャメロンを故障者リストに登録しました。これでキャメロンの今シーズンの試合出場は絶望的となり、下手をするとNFLのキャリアも終わってしまうかもしれません。

今シーズンのキャメロンは開幕から3試合に先発出場しましたが、3戦目の対クリーブランドブラウンズ戦で脳震とうを起こして、その後の試合を欠場していました。回復したらまたプレーできる可能性も残っていたかもしれませんが、キャメロンは今までにも何度も脳震とうを起こしており、選手生命だけでなく人生にも大きな影響を及ぼしそうな状況です。

キャメロンは昨年の3月にFAでドルフィンズに入団しました。2013年にはブラウンズでプロボウルにも選出されたレシービングTEでしたが、ドルフィンズに移籍してからは十分な結果を残すことができませんでした。

QBライアン・タネヒルのパスターゲットとして期待されたんですが、昨シーズンは35回のパスレシーブで386ヤード獲得、3TDパスレシーブに終わりました。シーズン終了後には移籍も考えていたようですが、新しくアダム・ゲイスがヘッドコーチに就任することになり、ゲイスの戦術で自らのプレー内容が向上する可能性があるということでドルフィンズに残りました。

しかし今シーズンも3試合でわずか8回のパスレシーブに止まり60ヤード獲得、1TDパスレシーブという成績でした。チームのオフェンスが不調だったこともあり、依然としてキャメロンの活躍の場がないままにドルフィンズでのプレーを終えそうです。

皮肉にもキャメロンの欠場中に新しいオフェンスシステムが機能してきたんでしょうか、オフェンスが好調になり、TEの役割もどちらかというとパスレシーブよりもランブロックに重点が置かれるようになっています。今後のオフェンスの方向性が見えてきた時に、すでにキャメロンの存在感はなくなってきていました。

キャメロンには期待もしていたし活躍もしてほしかったんですが、ドルフィンズには3人のWR、ジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカー、ケニー・スティルスがいて、パスを捕る選手は揃っています。いかにTEへのパスが有効だとはいえ、やはりパスレシーブの主役はWRですので、キャメロンがドルフィンズで活きるのは難しかったんでしょうね。


というわけで、キャメロンの代わりのTEとして新人のトーマス・デュアルテがロースター入りしています。また1つ空いていたロースターの枠にリザーブリストからLBザック・ビジルが復帰しました。

RBアリアン・フォスターが引退して、その穴埋めのRBが誰か補強されるのか、あるいは故障者リストからCBクリス・カリバーかDTアール・ミッチェルが復帰するのではないかと注目していたんですが、結局ビジルに落ち着きました。カリバーやミッチェルはもう少し時間がかかりそうです。

RBについては今週初めに昨年一時在籍していたジョナス・グレイをテストしたようですが、結局契約に結びつかなかったということは使えないということでしょう。RBはジェイ・アジャイ、ダミアン・ウイリアムス、ケニアン・ドレイクの3人体制ということで、今後はドレイクのプレーが増えるかもしれません。

あと明日の対ニューヨークジェッツ戦では新加入のSバカリ・ランボがプレーするかもしれません。先に加入したCBベネ・ベンウィケレはまだプレーできず、欠場中のCBザビアン・ハワードも復帰の見通しはついていないようです。 



 

Week 9 対ジェッツ戦 プレビュー

第8週がバイウイークで試合がなかったドルフィンズにとって2週間ぶりの試合となる対ニューヨークジェッツ戦です。同地区のライバルチームでもあり、現在地区3位のドルフィンズにとっては地区最下位のジェッツには絶対に負けられない試合です。またこの試合に勝てば4勝4敗の勝率5割となります。

ドルフィンズは過去2試合連続で200ヤード以上のラッシングを記録しているRBジェイ・アジャイのランプレーがこの試合でも鍵になるでしょうが、ジェッツのランディフェンスはNFLトップの平均74.0ヤードです。逆にパスディフェンスの方は同最下位の302.1ヤードとなっています。

この数字を見るとランよりもパスで攻めていった方が効果的だと思われますが、ジェッツはパスディフェンスは最下位とは言え、相手チームから6つのインターセプトを奪っており、それだけを見るとNFL12位の成績となっています。またドルフィンズのQBライアン・タネヒルは今シーズンすでに7つのインターセプトを犯しています。

単純に数字だけを見て判断すると痛い目を見ることになり、ここは過去2試合の勝ちパターンであるランプレーを主体としたオフェンスを展開するのがドルフィンズにとっては得策と言えます。ただ、ジェッツ側も当然アジャイのランプレーを警戒して止めにくるでしょうから、それを打ち破ってランを出せるかどうかがこの試合の大きなポイントかもしれません。

ドルフィンズ同様、ジェッツも現在連勝中です。QBライアン・フィッツパトリックは一度は控えに降格となったんですが、ジーノ・スミスの負傷により先発QBに復帰し、過去2試合でチームを勝利に導いています。今シーズンすでに11個のインターセプトを犯しているんですが、過去2試合では1つもありません。

しかしジェッツのオフェンスではやはりランプレーを警戒すべきで、エースRBマット・フォルテはもちろん、もうひとりのRBバイラル・パウエルにも要注意です。ドルフィンズのランディフェンスはNFL30位とよくないのですが、直近の対バッファロービルズ戦ではビルズのランプレーを67ヤードに抑えています。 

お互いのチームにとって、ランを止めてランを出す、という戦術が勝利を呼び込む近道と言えるでしょうから、どちらのチームがより多くランを止めてランを出せるかが勝敗の分かれ目となる可能性が高いです。

共に連勝中とは言え、戦前の予想ではドルフィンズが有利となっています。ホームゲームでもあり、アジャイの活躍が際立っているということもあるでしょうが、ドルフィンズは過去にジェッツには苦戦しており、この試合でも決して侮れません。ミスやつまらない反則が命取りになるでしょうから、堅実なプレーで、とにかくジェッツよりも先に得点をあげることが大切です。

アジャイ対ジェッツディフェンスという部分が注目されるでしょうが、両方のQB、タネヒルとフィッツパトリックのプレー内容も試合を左右します。ドルフィンズのオフェンシブラインが過去2試合の好調をキープできるか、そしてディフェンスがフィッツパトリックにどれだけプレッシャーをかけられるかもポイントとなります。いずれにしてもドルフィンズはこの試合に勝てばプレーオフへの望みも現実味を帯びてくると思われます。

ドルフィンズは連勝しているんですが、アジャイの勢いが勝利をもたらしたと言っても過言ではないので、仮にアジャイが活躍できなくても他の選手で勝利をつかむような戦い方ができれば、この試合だけでなく今後にも大きな力となっていくものと思います。アジャイのランプレーは楽しみなんですが、その他の選手にも期待して見ていきたいと思います。




 
livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ