今週はインディアナポリスでNFLドラフトでの指名候補選手の品評会といえるスカウトコンバインが開催されているため、ドルフィンズでもフロント陣がそちらに視察に訪れています。このスカウトコンバインでの結果がドラフト指名に影響することとなり、評価を上げる選手もあれば下げる選手もあります。

ドルフィンズの1巡目指名は全体の14番目ですが、これまでのドラフト予想ではWR、CB、LBのポジションの選手が候補としてあがっています。いずれも即戦力として補強が必要なポジションなんですが、その時に残っている選手でどこのポジションを指名するのかわかりません。FAの結果でも変わってくるでしょうし。

その候補者の中にLBでワシントン大学のシャック・トンプソンという名前がありました。カレッジフットボールには疎いのでどんな選手なのかよくわかりませんが、大学ではLBの他にSやRBとしてもプレーした経験があるようです。

このトンプソンについておもしろい記事が紹介されていました。トンプソンは2012年にドラフト18巡目でMLBのボストンレッドソックスに指名されたという経歴があったようです。

レッドソックスに指名されたトンプソンはマイナーリーグでも一番下のルーキーリーグで13試合に出場しましたが、その時の成績が39打数ノーヒットでそのうち37回三振をしたということです。あまりの成績の悪さにベースボールを諦めてフットボールに専念したそうです。

アメリカでは複数のプロスポーツからドラフト指名されることは珍しくないんですが、それにしてもひどい成績でベースボールでは素人レベルだったということでしょうか。ただ、ベースボールに関しては足が早いとか何か特出した素質があればマイナーリーグで成長する選手もありますから、トンプソンもそんな1人だったのではないでしょうか。

トンプソンがドルフィンズに指名されるかどうかはわかりませんが、NFLでは1、2巡目での指名が予想されていますので、ベースボールの時の二の舞いにはならないでしょう。