NFLドラフトの2日目、この日は各チームが2巡目と3巡目の指名を行いましたが、ドルフィンズはWRケニー・スティルスのトレードで3巡目指名権を失っており、2巡目だけの指名になりました。

その2巡目ですが、当初は15番目の指名順だったんですが、予定していた意中の選手が次々と他チームに指名されてしまったからでしょうか、結局フィラデルフィアイーグルスとのトレードで20番目まで指名順がダウンしました。

その結果、これも意外な指名だったんですが、オクラホマ大学のDTジョーダン・フィリップスを指名しました。LBやCBの選手が必要であったと思うのですが、その時点ではそれよりもフィリップスがいいという判断だったんでしょうか。ドルフィンズのDTはジャレッド・オドリックとランディ・スタークスが抜けて、その代わりに獲得したのがダムコン・スーだけなので1人足りないといえばそうなんですが。

オクラホマ大学は3-4のディフェンスシステムを採用しており、フィリップスはそのディフェンスでNTのポジションでプレーしていました。ドルフィンズは4-3のディフェンスシステムなのでそのあたりが違うのですが、システムが違っても適応できるということでしょう。

昨年は13試合すべてに先発出場して7つのロスタックルと2つのQBサックを記録しています。専門家の中では1巡目指名されてもおかしくないという評価もされており、196cm、149kgという体格で能力的には優れた選手であるようです。

イーグルスとのトレードの結果、ドルフィンズは明日の3日目は4巡目が1つ、5巡目が4つという計5つの指名権を持つことになっています。明日も指名権の交換があるかもしれませんが、その5つを使ってLB、DB、RBの選手を指名してくるものと思われます。特にLBは数が足りないだけに、かつてのザック・トーマスのような掘り出し物に期待したいですね。