先週の開幕戦、アウェイでワシントンレッドスキンズに勝利したドルフィンズは、第2週もアウェイでの対ジャクソンビルジャガーズ戦です。ジャガーズは開幕戦はホームでカロライナパンサーズに敗れています。

ドルフィンズは開幕戦で勝利したものの、オフェンス、ディフェンス共に好調とはいえない状態でした。このジャガーズ戦をきっかけにチーム状態を立て直したいところですが、主力のDEキャメロン・ウェイクやSレシャッド・ジョーンズが怪我をしており苦しい状況ではあります。

加えてドルフィンズが所属するAFC東地区は4チームすべてが開幕戦に勝利していますので、ドルフィンズとしてはこの試合も確実に勝利したいところです。この試合のポイントとして次の5つがあげられています。

1 ジャガーズの新人RB T.J.イェルドンを止めること
ジャガーズは先週の試合で新人RBイェルドンが12キャリーで51ヤードを獲得しています。対するドルフィンズはレッドスキンズに161ヤードのラッシングを許しています。ジャガーズのランプレーを止めることが勝利のためには不可欠です。

2 QBブレイク・ボートレスにプレッシャーをかけること
ボートレスは先週の試合ではパス40回投中20回成功で183ヤード獲得、1TDパスに対して2インターセプト、そして5回のQBサックを受けています。またドルフィンズは昨年のボートレスとの対戦で2つのインターセプトを奪っています。このボートレスにプレッシャーをかけてミスを誘発させることが勝利につながります。

3  レッドゾーンで確実に得点すること
ドルフィンズはレッドスキンズ戦で相手のレッドゾーン内に侵入しながらTDを1つしかあげられませんでした。QBライアン・タネヒルのプレーを安定させることで得点力を上げていかなければいけません。レッドスキンズ戦のようにオフェンスで10得点しかできないようでは多くの勝利は望めません。

4 ランプレーでリズムをつかむこと
ドルフィンズはレッドスキンズ戦の前半、ランプレーで4キャリーでわずか2ヤードしか稼げませんでした。最終的には74ヤードを稼いだものの、ランプレーを安定させてオフェンスのリズムをつかむことが勝利への鍵となります。RBラマー・ミラーが15キャリー以上することが必要でしょう。

5 ラインバッカー陣のプレー向上
ドルフィンズのLB陣のうちコア・ミーシーとジェラニー・ジェンキンスがレッドスキンズ戦では共に11タックルを記録しました。しかしTEのパスカバーは不十分で、ジョーダン・リードに対して11回のパスレシーブで63ヤード、1TDを許しています。またミドルLBは先発のケルビン・シェパードと控えのザック・ビジルが併用されていました。LB陣のプレーが向上しないとラン、パスのディフェンスがよくなりません。

その他、これ以外にも試合のポイントとなる部分はあるかと思いますが、まずは勝つことが重要で、そのためには序盤からリードを奪って試合を優位に進めたいところです。レッドスキンズ戦のように過剰な焦りは相手につけ入る隙を与えてしまいかねません。実力的にはドルフィンズの方が上回っていると思うので、多少上手くいかなくてもどっしりと構えてプレーすることが大切でしょう。

両チームの対戦成績は過去6試合でドルフィンズの4勝、特にジャガーズの本拠地では3勝1敗とドルフィンズがリードしています。