暫定HCを務めていたダン・キャンベルがドルフィンズを退団しました。チームは何らかの形でキャンベルを残したかったみたいですが、暫定とはいえHCを務めた身としては新しいHCが決定した今、チームを去る選択をしたのは自然な流れでしょうね。

キャンベルはHCジョー・フィルビンが解任された後、難しい状況でチームを任されて相当な重圧だったと思います。暫定HCとして5勝7敗という結果は決して満足のいく成績ではなかったと思いますが、それでも最終戦の対ニューイングランドペイトリオッツ戦を勝利に導いてくれたことでファンとしては何か救われたような気がします。

今後キャンベルはどこかのチームのコーチを務めるかもしれません。早くもニューオーリンズセインツが興味を持っているという報道もあるようです。いずれにしても、キャンベルのドルフィンズでの尽力に感謝するとともに、これからの活躍を祈念したいと思います。


さて、新HCアダム・ゲイスが就任して数日、アシスタントコーチの一部が決定して正式に発表されました。その顔ぶれは次のとおりです。(カッコ内は前職)

DC:バンス・ジョセフ(シンシナティベンガルズDBコーチ)
LB:マット・バーク(ベンガルズLBコーチ)
TE:シェーン・デイ(ワシントンレッドスキンズアシスタントOLコーチ)
OL:クリス・フォースター(サンフランシスコ49ersOLコーチ)
WR:ショーン・ジェファーソン(テネシータイタンズWRコーチ)

ジョセフに関してはベンガルズOCヒュー・ジャクソンのHC就任いかんではジャクソンのアシスタントに加わるのではないかとの報道もありましたが、結局ゲイスの方に来たようです。4-3のディフェンス隊形は変わらないようですね。

実はジョセフは1年前にデンバーブロンコスのHC候補だったようです。しかしブロンコスはゲーリー・キュービアックをHCとしたんですが、そのキュービアックはジョセフをDCにしたかったようです。ただ、それもベンガルズが許さなかったということで実現していませんでした。 

その他フォースターはコーチ歴通算23年のベテランで、2004年にはドルフィンズでOCを務めていました。ちなみにその年はデーブ・ウオンステッドがシーズン中に解任され、ジム・ベイツが暫定HCを務めたシーズンでした。

今シーズン、ドルフィンズでアシスタントを務めたコーチはほぼ全員退団するようですが、スペシャルチームコーディネーターのダレン・リジーだけは残留する見込みです。リジーはキャンベルの下でアシスタントHCも兼任していました。

あと主要なところではOCとDL、DBコーチが決定していませんが、OCについてはやはり雇わないのでしょうか。それとDLコーチはDTダムコン・スーを上手く操縦できる人物が必要なんでしょうか。その他のコーチも今後決定してくるものと思われます。


それとOTジェイソン・フォックスが解雇されています。まだ契約は残っていたみたいですが、今シーズンのプレー内容を見ていると仕方ないかなと思います。今後どこかのチームに拾われるのか、それはわかりませんが、可能性は低いでしょうね。フォックスと契約するのなら若い選手と契約した方がいいでしょうから。