今週は、まずFAで元バッファロービルズのOGクレイグ・アービックとの契約を発表しています。アービックは2009年にドラフト3巡目指名でピッツバーグスティーラーズに入団しましたが、翌年からビルズに在籍していました。

現在30歳のアービックですが、2011年から先発に定着してRGを務め、過去2年間はLGとして、2014年が9試合、2015年が4試合の先発に止まっています。ただし試合出場はいずれも全16試合に出場しています。

アービックは両ガードのポジションを若手のビリー・ターナー、ダラス・トーマス、ジャミル・ダグラスと争うことになります。またFA加入したベテランのOTジャーモン・ブッシュロッドがOGに転向することが考えられていますが、まだ正式には決定していないようです。


また今週はNFLのオーナーミーティングが行われましたが、そこでHCアダム・ゲイスがインタビューに答えていろいろと発言していますが、その中でゲイスはWRケニー・スティルスのより一層の活躍を期待させる発言を行っています。

スティルスは昨年ドルフィンズにトレードで移籍してきましたが、27回のパスレシーブで440ヤード獲得、TDパスレシーブはわずかに3つと成績はいまひとつでした。

しかし昨年ゲイズがOCとして在籍していたシカゴベアーズはスティルスの能力に注目してトレードで獲得することを考えていたようです。結果的にスティルスはドルフィンズに移籍したんですが、それがなければゲイスのオフェンスでプレーしていたかもしれません。

スティルスを自分のオフェンスで使うことを考えていたゲイスにとっては、今シーズンのオフェンスにおいてスティルスを重要な武器として使うことは確実です。WRとしてはジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカーに次ぐ第3WRでしょうが、昨年以上の活躍ができるようならばオフェンスの幅も広がるでしょう。

またゲイズは同じくオーナーミーティングの席で、現在のドルフィンズは決して再建段階ではないと明言しています。要はドルフィンズはタレントは、十分ではないにしろ、そこそこ揃っているのに、それをうまく使っていないということが言いたいのかなと思います。言い換えれば前政権の能力が足りなかったということでしょう。

前政権について言えば、オーナーのスティーブン・ロスはオーナーミーティングの席で、QBライアン・タネヒルが成長できなかったのはコーチ陣のせいだ、みたいなことを言っていました。どんな言い方だったかはわかりませんが、そこまであからさまに言うのもどうかと思いますが、程度は別として的を得ているのは確かだと思いました。


それとあるギャンブルサイトでは2016年シーズンの選手の成績予想がされているようで、それによると新加入のDEマリオ・ウイリアムスが移籍したDEオリビエ・バーノンよりもいい成績をあげると予想しています。具体的にはウイリアムスは10.5QBサックを記録するのに対して、バーノンは7.5QBサックしか記録できないということです。

あくまでも予想ですのでこの通りにいくとは限らないのですが、バーノンについては過大評価がされているという見方をする人は少なくないと思いますし、個人的にもそう思います。まあ、実際にやってみなければわからないのですが、今年の年末にその結果は出ることになります。


その他、タネヒルが430万ドル(約4億8600万円)の家を買ったとか、ドルフィンズの本拠地スタジアムがスポンサーを探していて名前が決まっていないなどといったニュースもあった1週間でした。