オフシーズンでのチーム練習や7月のトレーニングキャンプで、ドルフィンズではいくつかのポジションで先発争いなどが予想されます。主だったところをあげてみると次のようになります。

1 先発DT(ジョーダン・フィリップス 対 アール・ミッチェル)
2年目のフィリップスと7年目のミッチェルの争いですが、昨シーズンはミッチェルが先発を務めていましたが、あまり大きなインパクトはありませんでした。フィリップスがこのオフに調子を上げているようですので、開幕時はフィリップスが先発DTを務めるかもしれません。

2 先発CB(トニー・リペット 対 ザビアン・ハワード)
2年目のリペットと新人のハワードの先発争いです。ハワードは新人なのでNFLの経験はありませんし、リペットも2年目とはいえほとんどプレーしていません。

3 先発LG(ラレミー・タンシル 対 ダラス・トーマス)
タンシルは本来はLTが本職ですからLGのポジションをどこまでこなせるのかは未知数です。トーマスは過去2年間でOGとして25試合に先発出場しており経験はありますが、プレー内容は控え選手レベルでした。OGとしてはトーマスの方が適しているかもしれませんが、タンシルは身体能力に長けています。

4 ニッケルCB(ボビー・マッケイン 対 ジョーダン・ルーカス)
昨年4試合に先発出場した2年目のマッケインが一歩リードしており、今シーズンはプレーメーカーとしての資質も求められています。これにドラフト6巡目指名の新人ルーカスがどう挑むのか。ルーカスはペンシルベニア州立大学時代には3年間ニッケルCBとしてプレーしていました。

5 先発RB(ジェイ・アジャイ 対 ケニアン・ドレイク)
現時点で先発RBはアジャイで決定と言われています。昨年はシーズン途中から出場して49キャリーで187ヤードを記録しており、今シーズンはフル出場が期待されています。一方ドレイクは現時点では控えRBですが第2RBという位置づけで、新人で未知数ということもありますがチーム練習などでも評判はあがってきています。

この他にもRGのポジションをビリー・ターナーとジャーモン・ブッシュロッドのベテラン2人と2年目のジャミル・ダグラスが争い、Kは2年目のアンドリュー・フランクスに新人のマーシャル・コーンが挑む形になっています。 

いずれにしても開幕時の先発選手がどうなるのか、また53人のロースターに誰が残るのかが今後のチーム練習やトレーニングキャンプで決まってきます。ハイレベルでのポジション争いになればチーム力も向上してくるので、その点を期待しています。