ドルフィンズの2016年シーズンはまだ終わっていませんが、来シーズンに向けた話題をお伝えします。

まず1つ目は、レギュラーシーズンが終了したので2017年シーズンの対戦相手が次のとおり決定しています。なお、AFC東地区のニューイングランドペイトリオッツ、バッファロービルズ、ニューヨークジェッツとはそれぞれホーム、アウェイで1試合ずつ行うので、その他のチームについてお知らせします。

[ホーム]
 デンバーブロンコス、オークランドレイダース、テネシータイタンズ、タンパベイバッカニアーズ、ニューオーリンズセインツ(ロンドン)
[アウェイ]
カンサスシティチーフス、サンディエゴチャージャース、ボルチモアレイブンズ、アトランタファルコンズ、カロライナパンサーズ 

この中で今シーズンのプレーオフ進出チームはペイトリオッツ、レイダース、チーフス、ファルコンズの4チームなんですが、その他のチームも強豪揃いです。やはりいい成績で終わると翌年の対戦相手も厳しくなり、今シーズン以上の厳しいスケジュールとなりそうです。


そして2つ目は、DCバンス・ジョセフについてです。今シーズンもシーズン終了と同時に、そして一部はシーズン終了を待たずに、数チームのヘッドコーチが解任されていますが、ジョセフがそのいずれかのヘッドコーチ候補にあげられています。

来シーズンにヘッドコーチが交代することが決定しているのはチャージャース、ブロンコス、ビルズ、サンフランシスコ49ers、ジャクソンビルジャガーズ、ロサンゼルスラムズなんですが、この中の数チームがジョセフに興味を持っているようです。ちなみにジョセフは2年前にブロンコスからヘッドコーチ就任について面談を受けています。

各チームがジョセフに接触することはドルフィンズがプレーオフに敗退するまでできないんですが、場合によっては前述のすべてのチームと面談を行う可能性もあります。なぜならば、今のシステムでは新ヘッドコーチを招聘するにあたっては、必ずジョセフのような黒人の候補との面談を行う必要があるからです。

仮にジョセフが他のチームのヘッドコーチに就任することになれば、ドルフィンズは新しいディフェンシブコーディネーターを探す必要が出てきますが、それはまだ先のことでどうなるかわかりませんね。

今シーズンのドルフィンズのディフェンスは総喪失ヤード数が6122ヤードで、これはチーム史上最悪の数字となっています。新システム1年目で人材不足、また多数の怪我人が出たことが影響していると思いますが、それでもチームがプレーオフに進出したのはジョセフの手腕によるところもあると思います。