ドルフィンズはDEマリオ・ウイリアムス、DTアール・ミッチェル、そしてCBイフォ・エクプレ-オロムの解雇を正式に発表しました。ちなみにウイリアムスとミッチェルの解雇により、サラリーキャップにはおよそ1250万ドルの余剰ができたようです。

ウイリアムスは昨年ドルフィンズと2年契約を締結して先発DEとして期待されましたが、5試合の先発を含む13試合に出場してわずか1.5QBサックと期待を大きく裏切りました。脳震とうや足首の怪我があったようですが、それにしてもそのプレー内容にはまったくスピード感がありませんでした。シーズン当初は先発DEだったんですが、当初控えだったDEキャメロン・ウェイクに先発の座を奪われました。

またミッチェルは昨シーズン開始時は故障者リストに登録されていました。しかし11月に復帰して5試合の先発を含む9試合に出場しています。そしてエクプレ-オロムは昨シーズンはすべて故障者リストに登録されており、試合に出場することはありませんでした。

しかし、最初の報道ではこの3人に加えてLTブランデン・アルバートも解雇されれるだろうということでしたが、公式にはアルバートはまだ解雇されていません。これについては、あるチームからトレードのオファーを受けたためだということですが、はっきりとはわかっていません。

仮にトレードされるとしたら交換条件はドラフト指名権になる可能性が高いと思われます。現在のNFLでオフェンシブラインの選手を必要としているチームは決して少なくありません。アルバートも32歳と若くはないんですが、怪我さえなければ先発LTとして十分な活躍が期待できます。ドルフィンズにとってはただで手放すよりもトレードしたほうがいいのは当然です。

アルバートについては今後の動向が注目されるんですが、トレードされなければやはり解雇ということになるでしょう。ただ、いずれにしてもアルバートがいなくなることにより、ドルフィンズはサラリーキャップに720万ドルの余剰を得ることができます。

アルバートの抜ける穴は2年目のOTラレミー・タンシルが埋めるでしょうが、そうなった場合はOGの選手の補強が必須です。FAで獲得するかドラフトで指名するかのどちらかですが、上手く補強ができればいいのですが。