ドルフィンズはLBキコ・アロンソと新たに4年契約を締結しました。これによりアロンソは2020年までドルフィンズでプレーすることになります。契約内容は4年間で総額2880万ドル(約32億500万円)と見られています。

アロンソとの契約延長は以前から報道されていたことなので驚きではないんですが、契約内容の特に金額は結構高かったです。年平均720万ドルということで、ドルフィンズはアロンソに期待していることがわかります。ちなみに同じLBで比較すると、先日ニューイングランドペイトリオッツと再契約したLBドンタ・ハイタワーは4年間で総額3550万ドル(約39億8000万円)で年平均887万ドルとなっています。

アロンソは昨年フィラデルフィアイーグルスとのトレードでCBバイロン・マックスウェルと共にドルフィンズに移籍してきました。当初はそれほど大きな期待はされていなかったと思うんですが、終わってみれば15試合に先発出場してチームトップの115タックル、2インターセプト、4パスディフェンスを記録してディフェンスの要として活躍しました。

今シーズンはFAでLBローレンス・ティモンズが加入したこともあり、アロンソはミドルLBからアウトサイドLBにコンバートされることが予定されています。アロンソの特性を活かすにはアウトサイドLBの方が適していると言われていますので、より大きな活躍が期待されています。


一方同じLBのポジションについてですが、バッファロービルズからFAとなっているLBザック・ブラウンがドルフィンズと面談しましたが、契約せずにマイアミを去っています。ただ、ブラウンとの契約が完全になくなったかというとそうでもないようです。

しかし複数年契約を望んでいるブラウンに対して、ドルフィンズは単年あるいは2年の契約で考えているようです。また金額的にも両者の間には隔たりがあるようで、現実的に考えるとブラウンとの契約はできそうにありません。ちなみにブラウンはこの後古巣のビルズと面談をする予定です。


また、ドルフィンズはディフェンシブラインマンのタイソン・アルアルとの面談を予定していたようですが、アルアルがピッツバーグスティーラーズと契約したためにキャンセルとなりました。先週DTドンタリ・ポーを逃したドルフィンズはDTの選手を探しており、今後もFA選手との契約を視野に入れています。元ドルフィンズのDTジャレッド・オドリックがFAとなっていますが、オドリックはマイアミに帰りたがっているようで、もしかすると単年での契約はあるかもしれません。


もうひとつ契約の話題です。正式発表はまだですが、エイブリー・ヤングというオフェンシブラインの選手と契約したようです。ヤングは昨年ニューオーリンズセインツでフットボール以外での故障者リストに登録されていた選手で、NFLでの実績がありません。ドルフィンズでは最終ロースターに残って控えのオフェンシブラインマンとして使えれば、という程度の契約だと思いますが、果たしてその実力はどうなんでしょうか。ちなみに怪我の方は完治しているようで、ポジション争いには十分加わっていけるようです。