先日ドルフィンズを解雇されたDEディオン・ジョーダンがシアトルシーホークスと契約したようで、複数のメディアが報じています。

ジョーダンは2013年のドラフトでドルフィンズが全体12位の指名権をトレードアップして、全体3位の指名により獲得した選手でした。当時は予期せぬサプライズ指名だったわけですが、それに見合う活躍はできず、チーム史上最悪のドラフト指名とも言われています。

新人の年こそ16試合すべてに出場して26タックル、2QBサック、2パスディフェンスという成績だったんですが、2年目の2014年はNFLの薬物禁止規定に抵触して最初の4試合に出場停止の処分を受け、その後さらに2試合延長されて計6試合出場停止となっています。さらに翌年の2015年は同様の理由で全試合に出場停止となりました。

再起を期した昨年でしたが、トレーニングキャンプに臨んだ時にはすでにひざを怪我しており、NFLの選手として練習を行う準備ができていなかったということでした。ドルフィンズはジョーダンをnon-football injury listに登録して状態を見ていましたが、結局53人のロースターに登録することはできず、シーズン終了までプレーする機会はありませんでした。

今回のシーホークス入りはジョーダンにとって最後のチャンスと言ってもいいかもしれません。そのチャンスを活かすことができるかどうかですが、ジョーダンの場合はフィジカルよりもメンタルの部分での問題のような気がしますので、そこが解決しない限りNFLでの活躍は難しいかもしれませんね。