NFLドラフト3日目、この日は4巡目から7巡目までの指名が行われました。ドルフィンズは4巡目指名権を保有していなかったため、5巡目からの参加となっています。当初は5巡目が3つと7巡目が1つの指名権だったんですが、5巡目の最初の指名後、指名権のトレードがあって最終的には次のような指名結果となっています。

5巡目20番目(164番目) OGアイザック・アシアタ(ユタ大学)
5巡目35番目(178番目) DTダボン・ゴッドチョー(ルイジアナ州立大学)
6巡目10番目(194番目) DTビンセント・テイラー(オクラホマ州立大学)
7巡目19番目(237番目) WRアイザイア・フォード(バージニア工科大学)

OGとDTという必要性のあるポジションの選手は指名できました。あとSの選手も指名できればよかったんですが、それについては今後ベテラン選手を補強することになるんでしょうか。

アシアタはガードの他にセンターでもプレーできる選手です。ランブロッカーで、今回のドラフト指名選手の中では、前日までの3人も含めて最も先発選手に近いのではないかとの見方もあります。いずれにしても、ジャーモン・ブッシュロッド、テッド・ラーセンとのポジション争いが予想されます。

ゴッドチョーは大学時代は1年生の時から先発DTを務めています。昨シーズンは6.5QBサックを記録しており、大学3年間での通算では34試合の先発を含む37試合に出場して145タックル、12.5QBサック、2ファンブルフォースを記録しています。

テイラーは昨シーズンは7.0QBサック、13ロスタックルを記録するとともに、スペシャルチームではキックのブロックを4回記録しています。3巡目までに指名されてもおかしくない潜在能力はあるようです。フットボールとは直接関係はないんですが、2005年8月に発生したハリケーン・カトリーナの被災者であったということです。

フォードは昨シーズンは79回のパスレシーブで1094ヤードを獲得して7TDパスレシーブを記録しており、大学3年間での通算では2967ヤードを獲得して24TDパスレシーブを記録しています。高校時代はバスケットボールの選手だったようですが、大学ではフットボールを選択したということです。

3日間のドラフトが終了して計7人の選手を指名しました。当初の予想どおりディフェンスの選手が主体となり7人中5人が指名されました。全体的に見ると7人とも開幕の53人ロースターには残りそうな選手ばかりで、そのうちの何人かはもしかすると先発となっているかもしれません。

今後ドラフト外の新人選手も加わってチーム練習やトレーニングキャンプ、プレシーズンゲームを通じて競争が行われるわけですが、ベテランの先発選手を脅かすような新人が数多く出てきて、レベルの高いポジション争いが展開されることを期待し、また楽しみにしています。