ドルフィンズの2017年シーズンの開幕戦は中止となり、予定されていた対タンパベイバッカニアーズ戦は、当初バイウイークだった11月19日に延期されることになりました。

まあ、順当な決定だとは思いますが、これでドルフィンズは今シーズンのバイウイークがなくなり、16週連続で試合を行うことになり、もともと厳しかったスケジュールがなお一層厳しさを増しました。

今シーズンのドルフィンズは本当に災難続きです。まず先発QBライアン・タネヒルがひざの怪我でシーズンアウト、さらにドラフト2巡目指名の新人で先発LBとして期待されたレークワン・マクミランもひざの靭帯を損傷してシーズンアウト、そして昨年チームトップの4インターセプトを記録したCBトニー・リペットもアキレス腱断裂でシーズンアウト、また先発LGとして期待されていたテッド・ラーセンも上腕二頭筋を痛めてシーズン前半を欠場します。

そして今回のハリケーンによる開幕戦中止です。これによってバイウイークがなくなったこともあるんですが、最初の3試合がいずれも本拠地以外での試合となりました。それとともに、最初の9試合のうちマイアミで試合を行えるのはわずか3試合だけです。その後の7試合のうち4試合をマイアミで戦うことができるんですが対戦相手は決して楽ではなく、シーズン前半で消耗してしまって怪我人も目立ってくるようだと本当につらいです。特に主力にベテランが多いディフェンスは苦しいのではないかと思います。

とはいえ、試合は実際にやってみないとわかりません。厳しいスケジュールだと言われていても仕方がないので、決まったからにはチームが一丸となって全力で戦ってもらいたいです。もちろん、HCアダム・ゲイスの手腕が問われることになります。

ドルフィンズのシーズン開幕は少し先に伸びましたが、9月17日の対ロサンゼルスチャージャース戦に照準を合わせてしっかりと調整してもらいたいと思います。