NFLドラフトの1日目が終了しました。いろいろとサプライズがあったみたいですが、ドルフィンズのサプライズは2巡目指名だったのではないでしょうか。

1巡目指名はCBボンテ・デービスでした。同じCBでダリアス・バトラーかなとも思ったんですが、デービスの方を選びました。2巡目で残っていたらバトラーも指名していたかもしれませんが、2巡目の9番目という目前でニューイングランドペイトリオッツに指名されました。

その結果2巡目の1つ目の指名ではQBパット・ホワイトを指名しました。これは驚きの指名でした。現在ドルフィンズにはチャド・ペニントンとチャド・ヘニー、そしてジョン・ベックと3人のQBがロースターにいるんですが、あえてそこでホワイトを指名しました。

ホワイトはQBでありながら大学2、3年生の時はシーズン1000ヤードラッシングも記録している走れるQBです。ドルフィンズのワイルドキャットオフェンスにはまさにうってつけの選手といえるんですが、公式ウェブサイトをみるとポジションはQB/WRとなっています。WRとしても使えればオフェンスの幅がかなり広がります。こういう選手がオフェンスの要所要所で出てくれば相手チームにとっては嫌な存在となるでしょうね。

そして2巡目の2つ目の指名はインディアナポリスコルツとのトレードでダウンして29番目でCBショーン・スミスを指名しました。ドルフィンズのCBはウィル・アレンが今シーズン終了後にFAとなるのでCBは2人は指名するだろうと言われていましたから妥当な選択ではないでしょうか。さらにこのコルツとのトレードで明日の5巡目指名権も獲得したのは大きかったと思います。

噂されていたRBロニー・ブラウンのトレードはありませんでした。GMジェフ・アイルランドもブラウンをトレードするつもりはないというようなことを言っています。昨シーズン、ワイルドキャットオフェンスの中核として活躍したブラウンですが、基本的にドルフィンズのオフェンスはパワーランニングゲームだと思うので、その中でブラウンを失うのは大きなリスクがあったと思います。ただし、このトレード話はブラウンが今シーズン終了後にFAとなるのでそれとの絡みも考えると完全に消滅したとも言い切れないかもしれません。

QBのホワイトを指名したということで、ベック放出の可能性がさらに大きくなりました。明日のドラフト指名権と交換でどこかのチームにトレードされるというのもありだと思います。まだまだ実力のある人材も残っているようですから、明日のドラフト指名も目が離せませんね。