QBジョン・ベックがとうとう放出されました。しかもトレードではなくて解雇です。

ベックについてはだいぶ前からトレード要員になっていて、ドラフト初日でQBパット・ホワイトを指名したことにより事実上4番手のQBに格下げになっていました。ドラフト2日目でトレードも考えられたんですがありませんでした。というか、ベックを欲しがるチームがなかったんでしょうね。ビジネスとしての商品価値がなかったということです。

ベックは2007年のドラフトで当時のHCカム・キャメロンに指名されてドルフィンズの将来の先発QB候補と言われていました。当初はじっくりと育てるつもりだったんでしょうが、チームの想定外の不振によりルーキーシーズンから試合に出場することになりました。

しかし当然ベックには荷が重く、4試合の先発を含む5試合に出場したもののチームを勝利に導くことはできず、シーズン終了後にはキャメロンが解雇されてビル・パーセルズがやってきたことによりベックのドルフィンズでの将来はなくなりました。

この後ベックの去就がどうなるかわかりませんが、たとえNFLに残れなかったとしても彼の将来に幸運が訪れることを願っています。ベックがドルフィンズに入団した時には将来のエースQBになって欲しいと期待したんですが、残念な結果になってしまいました。

ちなみにドルフィンズは今週末に行われるルーキーのミニキャンプにドラフト指名から外れたネイト・ロングショーというQBをトライアウトする予定だということです。