アメリカのスポーツ専門ケーブルテレビ局ESPNのレポートによると、ミネソタバイキングスがチーム練習でワイルドキャットオフェンスの練習をしていたそうです。ドラフト1巡目指名の新人WRパーシー・ハービンをショットガンフォーメーションのQBの位置に置き、QBセイジ・ローゼンフェルズがWRの位置にポジションを取っていたようです。そしてRBチェスター・テイラーとWRダリアス・レイナウドがハービンとローテーションでQBの位置に入っていたようです。

ワイルドキャットオフェンスは昨シーズン、マイアミドルフィンズが対ニューイングランドペイトリオッツ戦で使って大成功を収め、その後NFLの1つのブームにもなったオフェンス体形です。

そしてドルフィンズは今シーズン、そのワイルドキャットオフェンスをさらに進化させるべく、ドラフト2巡目指名でパスを投げれて、走れて、そしてパスレシーブもできるQBパット・ホワイトを獲得しました。

しかしこのワイルドキャットオフェンスは昨シーズン終盤には思うようにヤードを稼げなくなっていました。それは相手チームもそれに対応したディフェンス体形をとるようになってきたからです。

来るべき2009年シーズンもドルフィンズを筆頭に複数のチームがワイルドキャットオフェンスを仕掛けていくと思いますが、果たしてNFLで実質2年目を迎えるこのオフェンス体形がより一層の猛威を振るうのか、それともディフェンスの対応によって衰退していくのか、1つの注目ポイントとなることでしょう。