マイアミドルフィンズとオークランドレイダースのサンデーナイトゲーム、ドルフィンズにとってはプロボウルRBジェイ・アジャイが抜けて初めての試合で、特にオフェンスに注目して見ていました。
これまで控えRBだったケニアン・ドレイクとダミアン・ウイリアムスでどれだけ走れるのか、その結果オフェンス全体がどうなるのかというところでしたが、総獲得ヤード数は今シーズン最多の395ヤードでした。内訳としてはランが86ヤード、パスが309ヤードでいずれもレイダースを上回っています。
先発はウイリアムスだったんですが、走った回数はドレイクの方が多くて9キャリーで69ヤード獲得でした。特に42ヤードというロングランが1つありました。ウイリアムスの方は7キャリーで14ヤード獲得ということで、2人合わせてもやはりアジャイよりは見劣りするかもしれません。
しかしこの2人はパスを受けて走ることができますので、それが結構効果的で、オフェンスの幅が広がったように思えました。その結果でしょうか、今まで期待外れだったTEジュリアス・トーマスがチームトップの6キャッチで84ヤードを獲得して1TDパスレシーブを記録しています。
また、肋骨を痛めて前週の対ボルチモアレイブンズ戦を欠場していたQBジェイ・カトラーですが、怪我の影響を感じさせない動きで、パス42回投中34回成功で311ヤード獲得、3TDパス、0インターセプトと今シーズン最高の内容でした。特に試合開始から16回連続でパスを成功させています。しかし、それだけパスが連続で通ればオフェンスにも勢いが出てくるものですが、そういうところが見られなかったのが残念でした。
これで結果は27-24でドルフィンズが敗れたんですが、今まで7点差以内の試合では12連勝中だったんですが、その記録が途絶えてしまいました。ただ、得点差以上に敗北感は大きかった試合でした。しかし勝てるチャンスがなかったかというとそうではなかったと思います。
試合展開から見て2つのポイントがすごく残念というかもったいなかったと思います。その2つを活かしていたらこの試合は勝っていた可能性が高かったと思います。
まずその1つ目ですが、第2QにドルフィンズがカトラーからウイリアムスへのTDパスで逆転に成功した直後のキックオフで意表をついたオンサイドキックを成功させました。しかしそれで得た攻撃でレイダース陣内24ヤード地点まで攻め込みながらドレイクがファンブルしてターンオーバーを犯してしまいました。
もしこの攻撃でTDを取っていたら試合の流れはドルフィンズ側に傾いていったと思います。しかも逆にレイダースはそれで得た攻撃でTDを取って再逆転しています。
そしてもう1つは4点差を追う第4Q、序盤にドルフィンズはDTダムコン・スーがレイダースQBデビッド・カーの腕を叩いてファンブルを誘発させて攻撃権を奪いました。自陣48ヤード地点からという絶好のフィールドポジションだったんですが、反則などもあって結局5ヤードしか前進できませんでした。
ターンオーバーでボールを奪って、さあ逆転だ、というチャンスを活かせなかったんですが、ここで少なくともFGでも決めていればその後の試合展開がどうなっていたかわからなかっただけに、ここも非常に残念でした。
この試合でドルフィンズは計11回の反則を犯して107ヤードを罰退しているんですが、オフェンスで特に痛いのがホールディングの反則でした。ホールディングは10ヤード罰退ですから、いくらいいゲインをしても逆に10ヤード下げられてしまうとオフェンスもリズムをつかめないと思います。
それと後はやはりオフェンシブラインですね。この試合で復帰したOGテッド・ラーセンが先発すると思っていたんですが、結局先発LGはジェシー・デービスでした。デービスもそれなりに内容は悪くなかったと思いますが、ここはラーセンを使ってほしかったですね。
一方ディフェンス面ですが、前半はTEへのパスにやられました。それも含めてパスディフェンスはやはり厳しかったです。カーはパス30回投中21回成功(成功率70%)だったんですが、パスの落球もいくつかありましたので、それがなければもっとパスを通されていたと思います。
パスラッシュもあまり効果がなかったので、その分ディフェンスバック陣も守りきれなかったということもあるんですが、レイダースのオフェンシブラインがよくカーを守っていました。そこがドルフィンズと違うところでしたね。
いろいろと残念な部分や課題も浮き彫りになった試合だったんですが、オフェンス向上の兆しなど今後に期待させるものも見られました。『我々は望むところには到達していない、だが望みは失っていない』とHCアダム・ゲイスは言っています。この言葉を信じたいと思います。
これまで控えRBだったケニアン・ドレイクとダミアン・ウイリアムスでどれだけ走れるのか、その結果オフェンス全体がどうなるのかというところでしたが、総獲得ヤード数は今シーズン最多の395ヤードでした。内訳としてはランが86ヤード、パスが309ヤードでいずれもレイダースを上回っています。
先発はウイリアムスだったんですが、走った回数はドレイクの方が多くて9キャリーで69ヤード獲得でした。特に42ヤードというロングランが1つありました。ウイリアムスの方は7キャリーで14ヤード獲得ということで、2人合わせてもやはりアジャイよりは見劣りするかもしれません。
しかしこの2人はパスを受けて走ることができますので、それが結構効果的で、オフェンスの幅が広がったように思えました。その結果でしょうか、今まで期待外れだったTEジュリアス・トーマスがチームトップの6キャッチで84ヤードを獲得して1TDパスレシーブを記録しています。
また、肋骨を痛めて前週の対ボルチモアレイブンズ戦を欠場していたQBジェイ・カトラーですが、怪我の影響を感じさせない動きで、パス42回投中34回成功で311ヤード獲得、3TDパス、0インターセプトと今シーズン最高の内容でした。特に試合開始から16回連続でパスを成功させています。しかし、それだけパスが連続で通ればオフェンスにも勢いが出てくるものですが、そういうところが見られなかったのが残念でした。
これで結果は27-24でドルフィンズが敗れたんですが、今まで7点差以内の試合では12連勝中だったんですが、その記録が途絶えてしまいました。ただ、得点差以上に敗北感は大きかった試合でした。しかし勝てるチャンスがなかったかというとそうではなかったと思います。
試合展開から見て2つのポイントがすごく残念というかもったいなかったと思います。その2つを活かしていたらこの試合は勝っていた可能性が高かったと思います。
まずその1つ目ですが、第2QにドルフィンズがカトラーからウイリアムスへのTDパスで逆転に成功した直後のキックオフで意表をついたオンサイドキックを成功させました。しかしそれで得た攻撃でレイダース陣内24ヤード地点まで攻め込みながらドレイクがファンブルしてターンオーバーを犯してしまいました。
もしこの攻撃でTDを取っていたら試合の流れはドルフィンズ側に傾いていったと思います。しかも逆にレイダースはそれで得た攻撃でTDを取って再逆転しています。
そしてもう1つは4点差を追う第4Q、序盤にドルフィンズはDTダムコン・スーがレイダースQBデビッド・カーの腕を叩いてファンブルを誘発させて攻撃権を奪いました。自陣48ヤード地点からという絶好のフィールドポジションだったんですが、反則などもあって結局5ヤードしか前進できませんでした。
ターンオーバーでボールを奪って、さあ逆転だ、というチャンスを活かせなかったんですが、ここで少なくともFGでも決めていればその後の試合展開がどうなっていたかわからなかっただけに、ここも非常に残念でした。
この試合でドルフィンズは計11回の反則を犯して107ヤードを罰退しているんですが、オフェンスで特に痛いのがホールディングの反則でした。ホールディングは10ヤード罰退ですから、いくらいいゲインをしても逆に10ヤード下げられてしまうとオフェンスもリズムをつかめないと思います。
それと後はやはりオフェンシブラインですね。この試合で復帰したOGテッド・ラーセンが先発すると思っていたんですが、結局先発LGはジェシー・デービスでした。デービスもそれなりに内容は悪くなかったと思いますが、ここはラーセンを使ってほしかったですね。
一方ディフェンス面ですが、前半はTEへのパスにやられました。それも含めてパスディフェンスはやはり厳しかったです。カーはパス30回投中21回成功(成功率70%)だったんですが、パスの落球もいくつかありましたので、それがなければもっとパスを通されていたと思います。
パスラッシュもあまり効果がなかったので、その分ディフェンスバック陣も守りきれなかったということもあるんですが、レイダースのオフェンシブラインがよくカーを守っていました。そこがドルフィンズと違うところでしたね。
いろいろと残念な部分や課題も浮き彫りになった試合だったんですが、オフェンス向上の兆しなど今後に期待させるものも見られました。『我々は望むところには到達していない、だが望みは失っていない』とHCアダム・ゲイスは言っています。この言葉を信じたいと思います。