Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

アレックス・スミス

Week 16 対チーフス戦 プレビュー

マイアミドルフィンズは敵地でカンサスシティチーフスと対戦しますが、ドルフィンズはこの試合に敗れればプレーオフ進出の可能性が全くなくなり、かつ今シーズンの負け越しが決定します。

一方のチーフスはこの試合に勝てばプレーオフ進出が決定しますし、仮に敗れてもロサンゼルスチャージャースが敗れればプレーオフ進出が決定します。またチーフスは現在AFC西地区首位で、地区優勝の可能性も十分にあります。

今シーズンのチーフスは開幕5連勝と素晴らしいスタートを切りましたが、その後は4連敗を含む1勝6敗と低迷しました。しかし過去2試合は同地区のライバルであるオークランドレイダースとチャージャースに連勝して開幕当初の頃の勢いを取り戻したような状況です。

チーフスはオフェンスがNFL5位(ラン10位、パス7位)で、ディフェンスは同28位(ラン27位、パス26位)とオフェンスの強さが目立っています。そのオフェンスの中心はQBアレックス・スミスで、スミスはこれまで25TDパスに対してインターセプトはわずかに5つ、さらにQBレイティングはNFLトップの105.6です。

またそのスミスの好調の陰にはパスターゲットとなるレシーバーの存在があります。TEトラビス・ケルシーは79回のパスレシーブで991ヤードを獲得して7TDパスレシーブを記録、そしてWRタイリーク・ヒルは69回のパスレシーブで1074ヤードを獲得して同じく7TDを記録しています。

しかし、今シーズンのチーフスのオフェンスで最も印象的なのが新人RBカリーム・ハントで、チーフスのオフェンスを支えていると言っても過言ではないかもしれません。ハントはすでに1201ヤードを走っていますが、これはNFLで2番目に多いヤード数です。また平均5.0ヤードのラッシングでTDランも6つ記録しています。

これまでチーフスは、ハントが100ヤード以上走って試合では6戦全勝、逆に100ヤード未満に抑えられると2勝6敗となっており、まさに勝敗の鍵はハントのラッシングにかかっているとも言えます。

ドルフィンズはこのハントのランプレーを止めることが勝利に近づくことになりますが、もし止められなければハントだけでなく、チーフスのオフェンス全体を止められなくなり、非常に厳しい戦いを強いられることになります。それだけに、なんとしてもハントのランを止めてもらいたいと思います。

さらにドルフィンズのディフェンスにとっての懸念材料は、ケルシーへのパスをカバーできるかということです。今シーズンもドルフィンズのディフェンスは相手チームのTEの選手へのパスプレーを上手くカバーできていません。この試合でも同様の傾向になりスミスからケルシーへのパスは通されると思いますが、それを最小限に抑えることが必要です。

ドルフィンズのパスラッシュがスミスにプレッシャーをかけることも必要になりますが、それもあまり期待できないかもしれません。DEキャメロン・ウェイクは現在チームトップの9.0QBサックを記録していますが、もうひとりの先発DEアンドレ・ブランチはひざの怪我で本調子ではありません。新人DEチャールズ・ハリスがカンサスシティ出身なので奮起してくれればいいんですが。

チーフスのオフェンスが止めにくいとなると、ドルフィンズとしてはできるだけボールコントロールをしてチーフスの攻撃時間を少なくすることです。そのためにはRBケニアン・ドレイクのランプレーは確実に出していかなければいけませんし、3rdダウンコンバージョンを成功させて攻撃を継続させ、チーフスにボールを渡さないことが必要です。

QBジェイ・カトラーは第14週の対ニューイングランドペイトリオッツ戦では3TDパスに対して0インターセプトという素晴らしい内容でしたが、先週の対バッファロービルズ戦では逆に0TDパスに対して3インターセプトといい時と悪い時がはっきりしていて安定感がありません。この試合でのカトラーのプレー内容もドルフィンズが勝利するためには大きなポイントとなります。

戦前の予想では圧倒的にチーフスが有利です。ホームゲームでもあり、地区優勝も争っているんですから当然でしょうが、ドルフィンズとしてはなんとしても先に得点をあげて試合を優位に進めることです。そうすればオフェンス、ディフェンス共にプレーにリズムが出てきて流れを引き寄せることができると思います。

チーフスはドルフィンズにとって決して勝てない相手ではないと思います。ただ、敵地での試合ですし絶対にターンオーバーは犯さないようにしなければいけません。そこをクリアすれば光明は見えてくるかもしれません。


Week 3 対チーフス戦 プレビュー

NFL第3週、ドルフィンズはホームにカンサスシティチーフスを迎えます。先週バッファロービルズに嫌な負け方をしたドルフィンズにとっては、是非とも勝利して嫌なムードを払拭したいところです。対するチーフスはここまで開幕連敗スタートで、こちらもチーム状態はよくありません。

両チームの状況はよく似ており、いずれもエースRBが先週の試合で怪我をして欠場します。ドルフィンズはノーション・モレノがひじを脱臼し、チーフスはジャマール・チャールズが足首を痛めています。

チーフスはチャールズ欠場の後、2年目のRBナイル・デービスが23キャリーで82ヤードを獲得して2TDランを記録して奮闘しましたが、試合には敗れています。

ドルフィンズはモレノが最初のキャリーで怪我をした後、試合終盤にはラマー・ミラーも足首を痛めてしまいました。No.1、No.2のRBがいずれも怪我をしてしまったドルフィンズは、急きょシーズン開始前に解雇したRBダニエル・トーマスと再契約しました。

エースRBが不在の両チームはランプレーよりもパスプレーに頼らざるを得ないのですが、ドルフィンズのQBライアン・タネヒルとチーフスのQBアレックス・スミスはいずれも好調とはいえません。

スミスはNFL最低のQBレイティングで63.6、平均パスヤードもNFL30位の5.94ヤードとなっています。先週の対デンバーブロンコス戦では敵陣35ヤード以内に6回も攻め込みながらTDパスは投げられませんでした。特に7点を追う残り試合時間18秒では敵陣2ヤード地点からの4thダウンでのパスを失敗しています。

一方のタネヒルもスミスと大差なく、QBレイティングはNFL29位の76.1、平均パスヤードもリーグの35人のQBの中で34位の5.17ヤードです。ロングパスに加えてショートパスでもパスの精度が悪く、さらに先週のビルズ戦ではなかなかパスが投げられなかったこともあり4つのQBサックを浴びています。

そのタネヒルにとっていいニュースは、臀部の手術の影響で欠場していたプロボウルCマイク・パウンシーが復帰しており、もしかしたらチーフス戦から試合に出場できるかもしれません。またチーフスのディフェンスは過去2試合で相手QBに対して124.4のQBレイティングを許しています。

ドルフィンズのオフェンシブラインは先発RGのシェリー・スミスが怪我をして最低2週間は欠場する見込みで、パウンシーの1日も早い試合への復帰が望まれているところです。

チーフスの方もその他に怪我人が出ており、先発Sエリック・ベリーが足首を痛めています。チャールズほど重症ではないようですが、ドルフィンズ戦への出場は難しいかもしれません。その場合にはCBのロン・パーカーがベリーの代わりにSのポジションを務めるようです。

ドルフィンズにとってはホームゲームですし、チーフスにとってはこれ以上連敗を続けるわけには行かない、いずれにとっても負けられない試合ですが、得点力不足が懸念されるため1つのミスが命取りになりそうです。また、それと同時にゲームプランが勝敗に大きく影響することになるでしょう。

ドルフィンズは先週の試合でスペシャルチームがミスを連発しましたが、そういうところからも試合の主導権を相手に渡してしまいますので、しっかりとそれぞれのやるべき仕事をやってもらいたいと思います。

チーフスはオフェンシブラインが2試合で計6つのQBサックを許しています。それに対してドルフィンズはパスラッシュが強力、そして過去6クォーターで相手チームにTDを1つしか許していません。この結果がそのまま出ればドルフィンズのディフェンスがチーフスのオフェンスを抑えることは難しくないと思われます。 

両チームの対戦ですが、過去3試合はいずれもドルフィンズが勝利しています。特に直近の2011年にチーフスのホームで行われた試合ではドルフィンズが31-3で圧勝しています。今回の試合でもそれが再現されることを期待しています。


 

マニング、やっと決まる

QBペイトン・マニングの行き先はデンバーブロンコスに決まったみたいです。まあ、順当と言えば順当な結果なんですかね。契約内容が気になりますが、今のところはっきりとわかりません。

しかし、これで先日ドルフィンズと面談したQBアレックス・スミスはサンフランシスコ49ersと再契約することになるでしょう。ドルフィンズに関して、今のところの焦点は今日面談するQBデビッド・ギャラードを控えQBとして安く獲得するか、というところですかね。


他方、このマニングのブロンコス入りに伴って、ブロンコスの先発QBティム・ティーボウの去就が注目され始めました。マニングが加わるとティーボウは当然控えということになるんですが、他チームへ移籍するのではという噂が出てきています。そしてティーボウは大学時代はフロリダのスーパースターでしたから、QBが手薄なドルフィンズが興味を示すかという話題も出てきています。

ただ、ティーボウを獲得するとしたらトレードしかないでしょうから、ドルフィンズが当然獲得に乗り出すことはありません。また、ティーボウのプレー内容もドルフィンズに適しているということもないでしょう。ティーボウは結局マニングの控えで今シーズンを迎えそうですけどね。

というわけで、マニング問題が一段落したんですが、今後のドルフィンズのFA状況が気になります。FAで獲得したのがCBリチャード・マーシャルとOLアーティス・ヒックスだけでは寂しいですね。今後まだ誰かを獲得するのか、注目されます。





QB問題

この週末にQBマット・フリンとの契約が結ばれるのかと思われたドルフィンズですが、ここにきてまたわからなくなってきました。フリンとは今のところ契約はせず、代わりにサンフランシスコ49ersからFAとなっているQBアレックス・スミスと面談しています。スミスは49ersと再契約すると思っていたんですが、QBペイトン・マニングが49ers入りする可能性も出てきたため微妙な立場になっています。すべてはマニング次第で、マニングの去就が定まればフリンもスミスも決まってくる、そんな感じですかね。

結局フリンとすんなり行かなかったのはお金の問題でしょうか。どうもフリンはかなり過大評価されているみたいで、本当に実力があるならば、フリンをよく知っているHCジョー・フィルビンがほっておくわけはありません。ドルフィンズはフリントの面談で大きな契約は提示していないのでしょう。しかしフリン側はそれでは面白くない、というのが契約に至らなかった要因でしょうか。

さらに、ドルフィンズのQB問題については新たな名前が出てきました。元ジャクソンビルジャガーズのQBデビッド・ギャラードが明日ドルフィンズと面談するようです。ギャラードは昨シーズン開始前にジャガーズを解雇されてからどこのチームとも契約していませんでした。

スミスにしてもギャラードにしてもふってわいたような話で、おそらくドルフィンズは面談はするものの本気の契約は考えていないでしょうが、仮に契約したとしてもどちらかの選手でドルフィンズのQB問題が解決するとは思えません。ちなみにスミスは49ersでウエストコーストオフェンスをプレーしていましたが、ドルフィンズの現先発QBマット・ムーアと同等かそれ以下という気がします。ギャラードに関してはとても先発できる選手ではないでしょう。

結局ドルフィンズが考えているところは、QBに関してはドラフトでOCマイク・シャーマンの教え子であるテキサス農工大学のライアン・タネヒルを第1候補としているんでしょうかね。フィルビンはドラフトでチーム作りをしたいみたいですから。ただ、タネヒルの実力も未知数でNFLで通用するかどうかもわかりませんが。 





ディープパスの能力

Palm Beach Post のブログでドルフィンズのQBチャド・ヘニーがディープパスの成績が悪いというのが指摘されていました。昨シーズンのヘニーは20ヤード以上のパスの成功率が40回投中10回成功でわずか25%でしたが、これはNFL全体で20ヤード以上のパスを30回以上投げたQBの中では31人中29番目だったそうです。ちなみにヘニーより悪かったのはカンサスシティチーフスのマット・キャッセルが57回投中14回成功の24.56%で、サンフランシスコ49ナーズのアレックス・スミスは36回投中9回成功の25%でヘニーと同じ成功率でした。

成績のいい方はというと、1位がテネシータイタンズのビンス・ヤングで35回投中16回成功(45.71%)、2位がジャクソンビルジャガーズのデビッド・ギャラードで51回投中23回成功(45.1%)、3位がヒューストンテキサンズのマット・シャウブで48回投中21回成功(43.75%)でした。

一流と思われるQBについては、インディアナポリスコルツのペイトン・マニングは95回投中29回成功(30.53%)で22位、ニューイングランドペイトリオッツのトム・ブレイディが49回投中18回成功(36.73%)で12位、そしてスーパーボウル制覇をしたグリーンベイパッカーズのアーロン・ロジャースは86回投中33回成功(38.37%)で10位とそんなに特出した数字でもありません。ディープパスの成功率が高いからといってチームの成績とはあまり関係ないということですね。

したがって、ヘニーのディープパスの成功率がよくなればドルフィンズの成績がよくなるということはないんですが、やはりディープパスが通ればオフェンスにも勢いが出ますし試合の流れを変えることもできます。ただ、ヘニーは成功率も悪いんですが試投数でも20ヤード以上のパスの回数は40回でパスの全試投数491回のわずか8.15%です。これは前述の31人のQBの中で30番目、ヘニーより悪かったのはセントルイスラムズの新人QBサム・ブラッドフォードの6.78%のみでしたが、それでも回数は40回で同数でした。

ドルフィンズは今年のドラフトでスピードに定評のあるWRエドモンド・ゲイツを指名しました。このゲイツの加入によってヘニーのディープパスの回数が増えてくればオフェンスにも幅ができるでしょうし、パス成功率の向上も期待できます。それがチームの成績にも反映してくるんじゃないでしょうか。まあ、その前にヘニーが先発QBの座を勝ち取れるかどうかということも課題になりますけどね。




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