Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

アーモン・ビンス

NFLドラフト 2日目

NFLドラフト2日目、この日は2巡目と3巡目の指名が行われたんですが、活発に指名権のトレードが行われました。ドルフィンズも3度に渡って指名権をトレードしていますが、それを整理すると次のようになります。

2巡目18番目指名権をサンディエゴチャージャースに譲渡
2巡目25番目と4巡目25番目指名権をチャージャースから獲得

2巡目25番目指名権をサンフランシスコ49ersに譲渡
2巡目31番目と5巡目31番目指名権を49ersから獲得

3巡目17番目と4巡目16番目指名権をオークランドレイダースに譲渡
3巡目3番目指名権をレイダースから獲得


というわけで、ドルフィンズはこの日、2巡目でルイジアナ州立大学のWRジャービス・ランドリーと3巡目でノースダコタ州立大学のOTビリー・ターナーを指名しました。

できれば2巡目でオフェンシブラインの選手を指名したかったところでしょうが、目ぼしいところは残らなかったのでトレードダウンし、その結果ワイドレシーバーを指名したというところでしょうか。ランドリーは2巡目後半か3巡目指名クラスの選手という評価だったようですから、そのとおりに指名された結果となっています。

ドルフィンズのWR陣はマイク・ウォレス、ブライアン・ハートライン、ブランドン・ギブソン、リシャード・マシューズ、アーモン・ビンスなどコマは揃っているんですが、ハートライン、ギブソン、ビンスは昨年怪我をしており、またサラリーキャップの関係でハートラインが今シーズン終了後に解雇されるのでは、という噂も出ています。

ランドリーはスピードスターではなくポゼッションレシーバーのようですから、ギブソンやマシューズと3番手、4番手のWRのポジションを争うことになりそうです。昨年は77回のパスレシーブで1193ヤードを獲得、10個のTDパスレシーブを記録しています。

そして3巡目ではトレードアップしてターナーを指名しています。2巡目でトレードダウンして3巡目でトレードアップというのは一見よくわかりませんが、むしろレイダースの方が積極的にトレードしたかったのかなという気もしています。

ターナーは大学時代4年間先発を務めていますが、左右のタックルでプレーしており、56試合の先発出場でLTとして44試合、RTとして12試合に出場しています。ただしOGとしてもプレーが可能で、ドルフィンズではLGのポジションをネイト・ガーナー、サム・ブレナー、ダラス・トーマスと争うのではないかと見られています。

ちなみにターナーのお父さんもNFLの選手だったようで、1984〜87年にRBとしてミネソタバイキングス、グリーンベイパッカーズ、ニューヨークジェッツでプレーしていたということです。

明日はドラフト最終日、4巡目から7巡目までの指名が行われます。ドルフィンズは5巡目指名権を2つ持っていますので計5つの指名権を使うことができます。LB、DBなどディフェンスの選手の指名が主になると思います。



 

レシーバーの控えを補強

先週ドルフィンズはWRダミアン・ウイリアムスと契約しましたが、その前にもベテランWRネイト・バールソンの獲得に動いていました。

ドルフィンズのWR陣といえば、現ロースター中にはマイク・ウォレス、ブライアン・ハートライン、ブランドン・ギブソン、リシャード・マシューズ、アーモン・ビンスが主力として名を連ねています。にもかかわらずベテランWRを獲得した背景には怪我の問題があります。

ハートライン、ギブソン、ビンスはいずれも昨年怪我をしており、その怪我の回復具合が開幕までに100%となるかどうかの不安があります。それを踏まえてのウイリアムスの獲得ということだと思います。ウイリアムスはここ2年間は控えに降格となっているんですが、2011年シーズンには先発WRとして活躍していました。

しかし、現実には第4、第5のWRの座をマシューズ、ビンスと争うのではないかと見られていますので、場合によっては開幕ロースターに残れない可能性もあります。ただ、ウイリアムスの場合はキックオフ、パントのリターナーとして生き残れるかもしれないということです。。

ドルフィンズのリターナーは最近2年間はRBマーカス・シグペンが務めています。一昨年はキックオフ、パントの両方でリターンTDを決めるなど活躍しましたが、昨年はキックオフリターンでNFL18位(平均22.5ヤード)、パントリターンで同19位(平均7.8ヤード)とインパクトに欠けるところがありました。

ウイリアムスをシグペンと競わせるのかどうかわかりません。しかしウイリアムスの実績はキックオフリターンで5回129ヤード、パントリターンで4回12ヤードということですから、ほとんど期待できないかもしれませんね。


その他、最新の情報としては元グリーンベイパッカーズのTEでFAとなっているジャーマイケル・フィンリーの代理人と接触したようです。ドルフィンズのTEといえば昨年チャールズ・クレイがブレークしたんですが、昨シーズンを怪我のために棒に振ったダスティン・ケラーとの再契約の噂もあります。

フィンリーも首の手術を行っており、その回復具合も問題になりますが、前述のようにWRに不安のあるドルフィンズがフィンリーや、あるいはケラーのようなベテランのレシービングTEを補強する可能性はあるかもしれません。


 

結局、獲得した選手は…

WRアーモン・ビンスのシーズンアウトに伴って、ベテランWRローレント・ロビンソンのワークアウトを実施したドルフィンズですが、その他にも元インディアナポリスコルツのWRオースチン・コリーもテストしていました。しかしいずれの選手も獲得しませんでした。ロビンソンもコリーもそれなりに実績があるんですが、2人とも脳震とうのリスクがあり、獲得は難しかったんでしょうね。

それで、結局ビンスの穴埋めとなった選手は、元ドルフィンズのWRジュリアス・プルイットでした。プルイットは2010、11年にドルフィンズに在籍し、2011年は主にスペシャルチームの選手として活躍しました。昨年のシーズン開始前に解雇されていますが、昨年は現政権の下で練習なども行なっているでしょうから、攻撃システムも知っているというのも獲得の要因になったでしょうね。

しかし、今回のビンスの怪我で改めて思うのは、近年のドルフィンズでジャージNo.19をつける選手には不遇が続くということです。2007年にドラフト1巡目指名で入団したWRテッド・ギンは期待外れで2010年にトレードで放出、その後のWRブランドン・マーシャルもそこそこ活躍したものの結局トレードで放出、さらに昨年の開幕ロースターに名を連ねたWRレガドゥ・ナーニーは全く戦力にならずすぐに解雇、そして今年のビンスと、ちょっと考え過ぎかもしれませんが、何か呪われたジャージNo.みたいな気がします。

話がそれましたが、プルイットはスペシャルチーム選手としてはある程度の活躍が期待できそうですので、本業のWRとしてもこれをきっかけに花開いてくれるといいのですが、期待したいですね。


 

若手WR陣の奮起を望む

大きな怪我人が出ないでほしい、と思っていた矢先に、WRアーモン・ビンスがひざの靭帯を損傷して今シーズンの出場が絶望となってしまいました。

ビンスについては、昨シーズン途中にドルフィンズに加入して、今シーズンはキャンプでは非常に調子がよく、WRマイク・ウォレス、ブライアン・ハートライン、ブランドン・ギブソンに次ぐ第4のWRとして期待が高まっていました。それだけに今回のこの怪我は本人にはもちろんですが、チームにとっても非常に痛いものとなりました。

それを象徴するかのように、ドルフィンズは早速FAとなっているベテランWRローレント・ロビンソンのワークアウトを実施しました。ロビンソンは2011年にダラスカウボーイズでブレークし、54回のパスレシーブで858ヤードを獲得、チームトップの11TDパスを記録しました。そしてシーズン終了後にはFAとなって、昨年ジャクソンビルジャガーズと5年で総額3250万ドルという大型契約を結びました。

しかし、ジャガーズでは全く期待外れで、わずか7試合出場(先発4試合)で24回のパスレシーブで252ヤード獲得、0TDパスレシーブという成績に終り、脳震とうを起こすなどもあり、シーズン途中で故障者リスト入りして、今年3月にジャガーズを解雇されていました。

その後はデトロイトライオンズ、ニューヨークジェッツなどが獲得に興味を持ったようですが、いずれも契約までには至らずにここまできています。ちなみに昨年FAとなった時には、確かドルフィンズも興味を示したようですが、ブレークの翌年だったこともあり金銭面で手が出せませんでした。

ロビンソンに関しては、実績はあるものの故障のリスクもあり、この時期での獲得には疑問が残ります。願わくば現有戦力のうちの若手選手の台頭を望みたいところです。リシャード・マシューズ、ジェフ・フラー、ブライアン・タイムズ、マービン・マクナット、ケニー・スタッフォードなどの選手にとっては大きなチャンスだと思います。

 

今週のチーム練習始まる

今週もOTAと呼ばれるチーム練習が行われ、今日が初日となっています。初日の練習ではディフェンスの動きが目立ったようです。

LBコア・ミーシーとSケルシー・マクレイが共にインターセプトを決め、新加入のLBダネル・イラーブとフィリップ・ウィーラーもいい動きを見せていたようです。

また、こちらも新加入のCBブレント・グライムスが素晴らしいテクニックと技術を披露していたようです。グライムスに関しては昨年の怪我の回復具合が心配されているんですが、先週のチーム練習でも内容がよかったですし、非常に期待が持てそうです。

今日の練習ではWRマイク・ウォレスが欠席した関係で、アーモン・ビンスがブライアン・ハートラインと共に先発WRを務めました。また、2年目のWRリシャード・マシューズが3TDパスレシーブを決めています。ウォレス、ハートライン、そしてブランドン・ギブソンに次ぐ第4、第5のWR争いも注目されます。

そして今日の練習には元ドルフィンズのQBチャド・ペニントンがゲストとして訪れ、臨時コーチみたいなことをしたようです。現役時代のペニントンは怪我に弱く不遇な面もあったんですが、プレーの安定感は群を抜くものがありました。QBライアン・タネヒルもペニントンから何かを吸収してくれていたらいいのですが。

契約の話で、正式発表はまだですが、ドラフト2巡目指名のCBジャマー・テイラーと4年契約で合意した模様です。これで今年のドラフト指名選手は9名のうち6名が契約完了となりました。残るは1巡目指名のDEディオン・ジョーダンと3巡目指名の2人、OGダラス・トーマスとCBウィル・デービスですね。

 

 
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